姥ヶ平とひょうたん池の紅葉
真っ盛りの紅葉だった。いまが美しさの絶頂だろう。圧倒され、ただただ感動して眺めていた。
2013年10月4日、那須岳の姥ヶ平の紅葉はもう見ごろを迎えた。そのことをいそいでお伝えしたい。
ことしは極めて色づきがいいい。鮮やかだ。ここの紅葉の素晴らしさは、まさに紅色にある。ドウダンツツジの赤だ。その色づきの鮮やかさといったらない。なんともあでやかである。見惚れた。やっぱり姥ヶ平の紅葉は見事だった。絶景だった。
昨4日は紅葉をもとめて那須連山を歩いた。三本槍岳、朝日岳、茶臼岳を歩き、最後が姥ヶ平である。あいにくと終日ガスに包まれて肝心の紅葉が見えない。見ごろだというのに見えない。困ったものだ。こうなると私の気分も欲求不満である。
ところがである。牛の首から姥ヶ平を目指して下っていくと、ガスがはれて、姥ヶ平の紅葉が眼下に広がっていた。その美しさが目に飛び込んできた。なんともまあ、いいタイミングでガスがはれてくれたものである。それまでのもやもやとした私の気分は一気に吹き飛んだ。うれしかった。ふたたびガスに覆われるまでの10分ほど、夢の世界を楽しむことができた。