30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

師走だから冬ネギにシャベルを入れる

2010-12-04 | 冬ネギ

12月に入ったことだし、冬ネギを掘り出すことにした。冬ネギは九条太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種がある。今回掘り出して収穫したのは九条と赤ネギの2種。下仁田のほうはもっと寒くならないとうまくならないから、いつも12月下旬まで待つことにしている。

九条と赤ネギは根深ネギだ。白い部分(葉鞘の軟白部)を伸ばすため8
月から徐々に土寄せをしてきた。今年は苗が多くできたから、すべて植えつけてしまった。えっ、こんなにも植えたの!というほどで、正直いって家庭菜園にしては多すぎる。冬になればさぞかし見事だろうな、そんな期待があった。ところがこの夏の猛暑でどうも出来が悪い。どこが悪いかというと背丈が不十分だし、太さもいまいちなのだ。この状況はわが菜園だけでなく、近くのネギ生産地もそうだという。

初収穫だから、なかでも大きく育ったから選んで掘り出すことにした。

まずは赤ネギだ。シャベルを深く入れる。さて、どうかなと。おお、いいじゃないか。生育のいいのを選んだだけに、立派な根深ネギになっていた。太さといい、背丈といい、これなら満足だ。この赤ネギは茨城県の水戸市周辺で取れる。故郷のネギである。かみさんが「このネギはやわらかくてクセがなく、なんにでも調理ができる」というから、種苗会社からタネを買って作る気になった。名前の通り、葉鞘の軟白部が鮮やな赤色になり、肉質はやわらかい。ネギの色を見たときは驚かされるが、いまはかなり名が知られてきた。それだけうまいのだろう。

気をよくした。次は九条太ネギだ。赤ネギに比べたら九条太ネギのほうが育ちが悪かった。こちらもできるだけ太いのを選んで掘り出した。うーん、やっぱりな。太さが十分ではなかった。例年に比べて細いし、赤ネギに比べてもそうだ。予想通りだった。サプライズがあってほしかっただけに、少し落胆した。もちろん食べるには十分な太さである。まあ仕方ないか。

両者は昨秋と今春にタネまきした。ネギは育つまでに手間と時間がかかる。好きなだけに手塩にかけて育ててきた。それだけに出来具合が気になるものである。ネギのうまさはこれからだ。さあ、この冬は大量のネギを食べ続けなければならない。そんな覚悟でいる。


  

 

 


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