30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

閑話ー庭仕事と山の本

2011-03-02 | その他


クリスマスローズ「ニゲル」

このところ天気がいいと、建て替えた家の庭仕事に精出している。庭と呼べるようなものでなく、狭っ苦しい庭なのでなんともお恥ずかしい話なのだが、どうにか整地を済ませ、少しずつ苗と庭木を植えているところだ。三寒四温で足踏みして春はこちらの思うようにはやって来ないので、作業はなかなか進まないからもどかしいったらありゃしない。それに植えたところで建て替える前の庭のように緑あふれるまでになるには、大きく成長するのを待たなければならない。それが楽しみでもあるのだが、緑の再生作業はなかなか手間がかかる。 


そんなことに夢中になっていたから、山歩きからすっかり遠ざかってしまった。庭仕事をしながらも、常に「今年はどこに行こうか」と計画を考えていたり、話題の本も読んだりして、絶えず刺激を求めている。庭仕事もなんとなく一段落したのでそろそろ再開しよう。

いま読んでいる「山の本」は2冊。いずれも昨年出版され評判になったものだ。
角幡唯介著 『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(集英社)
服部文祥著『百年前の山を旅する』(東京新聞出版)

前者は昨年の開高健ノンフィクション賞を受賞。チベットの奥地にあるツアンポー峡谷とよばれる世界最大の峡谷を踏破する話だ。その困難は私の想像を絶するものだというのが実によくわかるし、私とは縁のない世界を歩いているというのもよくわかる。要はスケールが違うのである。これに比べたら、私の山歩きなんかまさに児戯に等しいなとため息するしかない。著者は30代半ば、怖いもの知らずだ。私の長男と同じ年齢ながらもその実行力にただただ敬服する。

後者は「サバイバル登山」でよく知られている著者によるもの。新しい本が出るのを楽しみにしている。私もあこがれる登山のスタイルを実践している。自分でもできるかなと一瞬思えるのだが、いざ実行となると、勇気も知恵もないことを思い知らされる。だから、なんともうらやましく、本を読んでそこに自分の姿を重ねるほかないのであるが、いつも刺激され、山歩きの楽しさと知恵を教えてくれる。


    

   

 

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