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辻仁成

2007年07月24日 | ○○な話

「辻仁成」を何と読みますか?

つじひとなり」と読んでいる方は、作家として、あるいは中山美穂と結婚した人として知ってる方でしょう。
こちらが本名です。

一方、「つじじんせい」と読んでいる方は、かつて「エコーズ」としてバンド活動をしていた頃を知っている方でしょう。
歌手あるいは映画監督としての呼び名です。

作家としての「辻仁成」
を紹介します。

1989年「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞し作家デビュー。


「海峡の光」




1997年芥川賞を
受賞した作品です。

少年刑務所で看守として働く「私」の前に現れた一人の受刑者。

彼は子供のころ「私」を標的にして執拗に繰り返されたいじめの煽動者だった。

函館の刑務所を舞台に 刑務官と犯罪者が、小学生時代のいじめられた子といじめた子の関係だったという18年ぶりの偶然の再会から、 その人間の本性ともいうべき歪められた心理を追っていく。


変わりたくても変われない者、

そして変わることを拒否した者――

世の中に見捨てられ、あるいは見捨てた者の想いが、

廃航となる青函連絡船の姿とオーバーラップする・・・


重い内容ですが、読みごたえある作品です。


一気に読めます!



「冷静と情熱のあいだ Blu」

    


あのとき交わした、たわいもない約束。

10年たった今、君はまだ覚えているだろうか。

やりがいのある仕事と大切な人。

今の僕はそれなりに幸せに生きているつもりだった。

だけど、どうしても忘れられない人が、心の奥に眠っている。

あの日、彼女は、僕の腕の中から永遠に失われてしまったはずなのに―。

切ない愛の軌跡を男性の視点から描く、

青の物語。

 2001年映画化 出演 竹之内豊 篠原涼子 ケリー・チャン


私は、この映画の公開をきっかけに「辻仁成」を読んでみようかなという気になりました。(実際の映画は観ていませんけどね)


恋愛に夢を持っている方にお勧め!?





女性の視点から描いた『冷静と情熱のあいだ Rosso』は

江國香織の著作です。




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1 コメント

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つじじんせい (アヂ)
2007-07-25 22:16:14
「海峡の光」を読んだことのある私は、現在、現職です。

とある刑事施設に勤務してます。

あれは、9年前(?)。大学生だった私は、音楽と読書をこよなく愛する友人に勧められ、「海峡~」を読みました。

まさか、私が刑務官になるなんて、当時は思いもしませんでしたが…。

私の職場は、『小説より奇なり』なところです。「海峡~」のような経験をしてもおかしくない。そんな場所です。

まさに、人間のドラマです。

そういえば、中学校の現代国語の教科書に、辻仁成の作品が載ってました。私は、この職に就く前は、学校の講師をしていたこともあり、免外で国語を教えていました。彼の作品が教材になってる!驚きでした。

「人間」を探求してる?探究してる?

深いなぁと感じました。
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