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富樫倫太郎/謙信の軍配者

2014年10月18日 | 小説

富樫倫太郎 著 「謙信の軍配者を読みました。

 

曾我冬之助は新たに宇佐美姓を名乗り、若き長尾景虎(上杉謙信)の軍配者となる。

しかし実際に戦況を支配していたのは「毘沙門天の化身」景虎その人だった。

常識外れの発想で勝ち続ける天才・景虎に、足利学校の兵法は通用するのか?

冬之助の旧友・山本勘助が率いる武田軍との攻防が続く―。



軍配者シリーズ第三弾にして完結編です。


風魔小太郎,山本勘助,そして宇佐見定行。


足利学校で共に軍楽を学び、生涯の友として、ライバルとして戦場で相見えることを誓った三人。


三人三様の生き方をしながらも人生の節目節目で再び出会う事になる・・・。


完結編は上杉謙信の軍配者となった宇佐見定行(曾我冬之助)の登場です!


が・・・


この物語の主役は宇佐見定行と云うよりも長尾景虎(上杉謙信)でした。


当時の常識を覆す天才的な閃きと倫理感で戦に挑む景虎!


それを迎え撃つのはご存知、武田信玄! 


幾度となく繰り返された川中島の合戦を通して、景虎と定行、信玄と勘助の主従関係が描かれています。


さらに、サブストーリーの山本勘助一家の物語には思わずホロリ・・・。


ストーリーが変化に富んでいて、どんどん引き込まれて、一気読みです!


いや~、このシリーズは面白かったな~!!


時代物が苦手な方にもオススメです。



この小説の満足度:☆☆☆☆ 


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