横関 大／グッバイ・ヒーロー

横関 大　著　「グッバイ・ヒーロー」を読みました。



立て篭もり現場にピザを届けることになったバンドのリーダー、伊庭亮太。

だがそこにいたのは、腰の低いおっさんだった。

託されたメッセージ。

奇しくも今夜は大切なライブの日。

だけど困っている人がいたら助けなければならない。

おっさんと亮太の長い一日が始まる・・・。


江戸川乱歩賞をとった『再会』の後の受賞後第一作です。

前作と同様にテンポ良い展開でサクサクと読めました。

ただ、現実には有り得ないマンガのような展開であまり感情移入はできません。

随所にユーモアが散りばめられているので軽く楽しんで読める作品でした。

この小説の満足度：☆☆☆