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百田 尚樹/風の中のマリア

2011年08月10日 | 小説

百田 尚樹 著 風の中のマリア を読みました。



命はわずか三十日。

ここはオオスズメバチの帝国だ。

晩夏、隆盛を極めた帝国に生まれた戦士、マリア。

幼い妹たちと「偉大なる母」のため、恋もせず、子も産まず、命を燃やして戦い続ける。

ある日出逢ったオスバチから告げられた自らの宿命。

永遠に続くと思われた帝国に影が射し始める・・・。


一匹のオオスズメバチのワーカ-(働きバチ)・マリアの視点から、

仲間のハチ達や同種類のハチ、その他の昆虫の驚くべき生態がリアルに描かれてゆきます。

ワーカ-の命はわずか30日程度。

その短い生涯は女王蜂が産む”妹たち”へひたすら生きたエサを提供する事のみに費やされる。

その目的の為だけに、他の昆虫や時には同種族のハチ達との壮絶な闘いや、命がけの狩りに挑む。

短い生涯にマリアは一体何を感じるのか・・・。

”みなしごハッチ”とも”ファーブル昆虫記”とも、まったく違う大人の昆虫記!!

これを読めばあなたもハチ博士になれる事間違いなし!?

「永遠の0」や「BOX!」に比べると、

ん~、やや感動は薄かった・・・。

コメント
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