百田 尚樹 著 「風の中のマリア 」を読みました。
命はわずか三十日。
ここはオオスズメバチの帝国だ。
晩夏、隆盛を極めた帝国に生まれた戦士、マリア。
幼い妹たちと「偉大なる母」のため、恋もせず、子も産まず、命を燃やして戦い続ける。
ある日出逢ったオスバチから告げられた自らの宿命。
永遠に続くと思われた帝国に影が射し始める・・・。
一匹のオオスズメバチのワーカ-(働きバチ)・マリアの視点から、
仲間のハチ達や同種類のハチ、その他の昆虫の驚くべき生態がリアルに描かれてゆきます。
ワーカ-の命はわずか30日程度。
その短い生涯は女王蜂が産む”妹たち”へひたすら生きたエサを提供する事のみに費やされる。
その目的の為だけに、他の昆虫や時には同種族のハチ達との壮絶な闘いや、命がけの狩りに挑む。
短い生涯にマリアは一体何を感じるのか・・・。
”みなしごハッチ”とも”ファーブル昆虫記”とも、まったく違う大人の昆虫記!!
これを読めばあなたもハチ博士になれる事間違いなし!?
「永遠の0」や「BOX!」に比べると、
ん~、やや感動は薄かった・・・。
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