私の職場がある東京都渋谷区の渋谷駅南口に「モヤイ像」があります。
東急百貨店東横店を挟んで「忠犬ハチ公像」の反対側にあり、待ち合わせスポットのひとつとなっています。
が、この「モヤイ像」が何故ここにあるかを知っていますか?
その前を通り、ちょっと疑問に思ったので早速調べてみました。
この「モヤイ像」は、1980年(昭和55年)に、新島の東京都移管100年を記念して、新島から渋谷区へ寄贈されたものだそうです。
伊豆諸島新島村では名物としてイースター島の「モアイ像」をモデルにした石像を作っています。
新島には「抗火石(コーガ石)」という珍しい石が産出し、その石材が軽く、また彫刻刀等で容易に加工できるという性質を持つ為、この石を材料として作られたという事です。
「モアイ像」に似ていますが、胴体部分はなくウェーブのかかった頭髪を加えたようなデザインとなっており、バス停側とコインロッカー側で、2種類の顔を持つのも特徴となっています。
この「モヤイ像」に今年の4月に腕が付きました。
これは「モヤイ像」を製作した新島村の観光と環境美化のキャンペーンの一環として、駅前の通行人に「空き缶を捨てないで!」を言う無言のアピールだとか。
これ以外にも、過去にもこの「モヤイ像」が飾られた事があります。
2005年7月 ヘアケアブランド「モッズ・ヘア」のキャンペーンでドレッドの変身。
同じく2005年12月 サッカーのトヨタカップの宣伝で再びドレッドに。
なんか可哀想な感じですね。
何時も何気なく通り過ぎていましたが、ちょっと調べただけでも色々な発見があるものです。
皆さんの身近にも気付かずにいるだけで、意外と深いいわれがある物があるかもしれませんよ。
ちなみに、この「モヤイ像」 最近の女子高生の間では、お笑いタレントの青木さやかに似ている事から、「青木さやか像」と言われているそうです。
ますます、可哀想!!