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新型コロナ 御坊保管内県最高59・8人(1週間10万人当たり) 感染者激増、県全体過去最多67人 〈2021年8月19日〉

2021年08月19日 08時30分00秒 | 記事

 全国で新型コロナウイルスの感染が急拡大するなか、県は17日、1日あたりの新規感染数として過去最多となる67人が感染していたと、発表した。県内では1日の新規感染者は5日連続で40人を超え、直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は県全体でステージ4となる33・8人(爆発的感染拡大)となり過去最高となった。御坊保健所管内でもこの日新たに最多タイとなる9人の感染が分かるなど感染者が激増。直近1週間の新規感染者は36人で10万人当たりの感染者数は59・8人となり県内最高値となった。仁坂吉伸知事は、県民に対し3度目の不要不急の外出自粛を呼びかけた。

 この日、新たに感染が分かった67人は0歳から70代の男女で和歌山市24人、御坊、岩出(以下保健所管内)各9人、田辺6人、新宮5人、橋本、湯浅各4人、海南2人、県外4人。これまで最も多かった4月20日の55人を上回り、県内の累計感染者数は3584人(変異ウイルス1623人、デルタ株8人)になった。直近1週間の新規感染者数も4月23日の30・3人を超え、入院数は第5波で最多となる296人、病床使用率は57%となった。このような状況を受け、仁坂知事は急きょ記者会見を開き、「県内でも感染者が増えてきた。第5波は第4波よりきつく、さらに増える可能性がある。進行すると全感染者の入院が難しくなり、感染がとめどなく広がるので、県民の皆さんに不便をしのんでもらおうと思う。特に用事があったりしなければ自宅にいてほしい」と県民に4月21日~6月6日に続いて3度目の不要不急の自粛を要請。「感染が収まるまで県民の皆さんと保健医療行政の両方の力で感染を抑えていきたい」と述べ、「感染が拡大し続けた場合、まん延防止等重点措置も考えないといけない」と話した。8月1日以降の感染者の推定感染経路も説明(経路不明を除く)。家族が42%(176人)と最も多く、県外は28%(116人)、職場・学校は15%(60人)、友人・知人は11%(45人)、飲食店は4%(18人)。このうち県外は帰省が27%(31人)を占めた。この日、あらためて県民へのお願いとして▽不要不急の外出を控える▽大阪、兵庫、京都など緊急事態措置やまん延防止等重点措置区域への外出を控える▽帰省はできるだけ控え既に帰省している人は家族以外との会食を控える・県外への通勤通学は直行直帰・テレワークの活用▽学校の部活動は県外校との練習試合等禁止▽県外への観光自粛、リフレッシュプランも予約を控え延期する▽早期受診・ワクチン接種-などを求めた。
 御坊保健所管内では5月23日から7月30日まで69日間新規感染者が確認されなかったが、第5波となった7月31日から今月17日まで47人の感染を確認。31日の1人を皮切りに2~4日に各1人、6日に2人。4人の感染が分かった9日以降激増し10日1人、11日4人、12日1人、13日7人、14日3人、15日7人、16日5人。17日に過去最多だった4月19日に並ぶ9人の感染が分かり、10万人当たりの感染者数は59・8人となり、県内全体の33・8人を大きく上回り県内最高となった。


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野田投手、日下捕手が中学硬式野球鶴岡記念大会出場へ  〈2021年8月18日〉

2021年08月18日 08時30分00秒 | 記事


直球を武器に奪三振率が高い野田選手(右)と
強肩、打撃が売りの日下選手


 日本少年野球連盟など主催の中学硬式野球地区対抗戦「日本生命カップ第21回ボーイズリーグ鶴岡一人記念大会」に出場する関西ブロック選抜チームに、和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースの野田皇志選手=湯川中3年、173センチ、75キロ=が投手、日下侑太選手=東陽中3年、170センチ、68キロ=が捕手として選出された。関西選抜でも主力でバッテリーを組むと見られ、両選手は「優勝へ貢献したい」と力強く語った。

 同大会は東日本、中日本、関西、中四国、九州の5ブロックごとに選抜された6チームが出場(開催ブロックが2チーム出場)して全国一を決める。野田選手、日下選手は4月に65人が参加した関西ブロックトライアウトで選考後、18人のメンバーに入った。
 野田選手は右上手投げの本格派、最速136キロの直球を武器に、カーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールの変化球も交え、三振を奪える。打ってはクラブチームで5番を任され、長打力が売り。
 日下選手は盗塁阻止率が高い強肩の捕手で守りを固めるほか、打線では1番か4番を務め、クラブチームトップクラスの出塁率とともに、好機に抜群の強さを誇り、攻守ともに要。
 2人は1年の頃からバッテリーを組む互いのことを知り尽くした関係で、信頼し合っているだけに「一緒に選ばれたことがうれしい」と喜んだ。大会へ向けて野田選手は「まっすぐに自信がある。打てるものなら打ってみろという強い気持ちで挑みたい」、日下選手は「打撃など自分のできることで貢献したい。強いチームと戦えるので楽しみ」と力を込めた。
 大会は広島県呉市の鶴岡一仁記念球場などで20日に開幕し、初日に予選リーグ戦、21日に決勝トーナメントを実施。関西選抜は初日に中四国、中日本と予選リーグを戦う。御坊ボーイズの山崎幸二会長は「2人は選抜チームでも主力になれる。活躍してチームを優勝に導いてほしい」とエールを送った


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興国寺 灯ろう焼きで先祖の霊を供養 今年も規模縮小で粛々と 〈2021年8月17日〉

2021年08月17日 08時30分00秒 | 記事


切り子灯ろうを焼く


 由良町門前の開山・興国寺(山川宗玄住職)で15日、うら盆の伝統行事「灯ろう焼き」が行われた。750年以上続く伝統行事で、、昨年に続き新型コロナウイルスの影響で土傭担ぎや松明踊りをとりやめ、寺の大灯ろうや檀家が持参した切子灯ろうを焼き先祖の霊を供養した。
 午後7時過ぎから檀家が切子灯ろうを灯して集まり、8時から法堂で虚無僧が尺八を献奏、法要を行った。この後、太鼓を先頭に六斎念仏衆、僧侶や檀家が法堂を1周し、虚無僧の先導で境内から約500メートル離れた無常堂へ移動。
 釜場に火がつき六斎念仏衆が唱える「えーなーあーむーあーみーだーあーんぶ」の念仏や読経が響く中、檀家の岡良次さん、裕加里さん夫妻=門前=が奉納した高さ4メートルの大灯ろう、白張り(初盆)や色張り(3回忌・7回忌など)の切子灯ろうを投げ入れ、燃え上がる火柱に手を合わせた。
 新型コロナの影響で関係者だけの参加となり、先祖の霊を供養するとともにコロナ終息など願った。


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2021年7月 データバンク

2021年08月16日 08時29分59秒 | データバンク

1日
由良町の国道42号で交通事故、1人が意識不明の重体

2日
紀中森林組合が県緑化功労賞受賞

4日
全日本中学校通信陸上競技県大会共通男子砲丸投(5キロ)で大成中の永江翔太朗君が大会新で優勝、全中へ

7日
山野小学校で「GIGAスクール事業」に伴うタブレット端末を活用した授業が公開小竹八幡神社で御坊青年会議所七夕まつり

9日
2年ぶりに甲子園かけた夏の高校野球和歌山大会開幕

10日
御坊市寺内町会館がオープン5年目で来館者1万人達成

11日
近畿小学生テニス大会で林寿李稀君(美浜ジュニア)が優勝

13日
日高中津分校生が中津産品所で備長炭焙煎珈琲販売美浜町権利擁護推進協議会発足

15日
日高広域観光振興協がホテル&リゾーツみなべと観光誘客などに関する包括連携協定締結近畿地区高専テニス大会ダブルスで和高専の小笠原伊吹・大川功真組が優勝、全国へ

18日
近畿高校弓道大会で紀央館の山本楓和君が個人戦優勝飾る県小学生バレーで日高(女子)、南部(男子)がブロック優勝笠間陶芸大賞展公募部門で森口剛次さん(日高川町)初入選

20日
管内の小中学校で1学期終業式

21日
特殊詐欺の被害防止を未然に防いだとして御坊署が由良郵便局社員3人に感謝状贈呈

22日
キックボクシングで入田和樹選手(日高川町)が2度目の防衛に成功

25日
県中学校総体ソフトテニス男子団体で印南が優勝美浜町三尾の大賀池で2年ぶりに大賀蓮観蓮会

26日
医療機関でコロナワクチンの個別接種始まる県中学校総体柔道女子57キロで松洋の北田理侑さんが優勝、全国へ県中学校総体ソフトテニス男子個人で印南の平阪優月君・川端一輝君組が優勝JA移動販売車とくし丸料理コンテストで貴志尚子さん(日高川町)考案の「アジ(きずし)のたまご巻き」が大賞

27日
全国高校野球和歌山大会で河南中出身の塩路柊季選手がメンバー入りの智辯和歌山が優勝、甲子園出場決める御坊市で自主防災組織連絡協議会設立

30日
ゆら早生ミカン発祥の地、由良町三尾川地内に記念碑建立、関係者が完成祝う由良町が職員の懲戒処分を発表


県ソフトテニス選手権 塩嵜弘騎さん(男子)樫尾陽和里さん(女子)が優勝 全日本選手権大会出場決める 〈2021年8月14日〉

2021年08月14日 08時30分00秒 | 記事

 令和3年度県ソフトテニス選手権大会兼天皇賜杯・皇后賜杯全日本総合選手権大会県予選大会は8日、和歌山市の紀三井寺公園テニスコートで開き、男子の部で御坊市出身の塩嵜弘騎さん(34)=和歌山市、県庁勤務=、女子の部で和歌山信愛高3年の樫尾陽和里さん=印南中出身=が優勝し、全日本大会出場を決めた。

 高校生以上の個人(ダブルス)県内トップを決める大会で、今年も高校生、大学生、一般から男子は53組、女子は20組が参加しトーナメント戦で競った。塩嵜さん組は初戦の2回戦、3回戦をともに4-0で下し、4回戦も4-1で退け4強入り。準決勝を4-3のフルセットの末競り勝ち、決勝は4-2で下し大会を制した。
 樫尾さん組は初戦の2回戦は4-1で勝ち上がり、3回戦は同校の阪本遥さん=湯川中出身=ペアを4-1で下した。準決勝は4-3、決勝は4-2でともに同校対決を制して初優勝を飾った。
 この他、男子で石川直人さん=御坊市=、女子で和歌山信愛高3年の阪本遥さん、きのくに信用金庫所属の石本久美子さん=御坊市出身=が5位に入り全日本大会出場権を獲得した。
 天皇賜杯・皇后賜杯全日本ソフトテニス選手権大会は日本一を決める大会で、今年は10月22日から24日まで和歌山市つつじが丘テニスコートで開催される。塩嵜さんは早稲田大4年の時に同大会を制し日本一となっている。


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紀伊半島大水害から10年、9月4日に追悼式典 〈2021年8月13日〉

2021年08月13日 08時30分00秒 | 記事


災害発生直後の日高川町皆瀬地区
(平成23年9月4日午後3時前)


 平成23年9月3日から4日にかけて襲った台風12号が甚大な被害をもたらした紀伊半島大水害からまもなく節目の10年を迎える。日高川の堤防が数カ所で決壊し、死者3人、行方不明者1人を出すなど管内で最も被害が大きかった日高川町では、発生日の9月4日に日高川交流センターで初の追悼式典を挙行。黙とうや遺族代表の言葉、献花などで犠牲者を追悼するとともに、あの日の惨状を記憶にとどめ、経験と教訓を後世に伝える。

 平成23年9月3日午前6時ごろに高知県東部に上陸した台風12号が紀伊半島に断続的な雨を降らせ、未曾有の災害を引き起こした。同日夜には日高川町和佐地内などで冠水が始まり、午後9時を過ぎた頃には日高川の各所で濁流が堤防を越えた。それ以降も雨脚は強まり、上流の寒川などでは7時間で約300ミリを記録。椿山ダムの放流量は前例のない約4000トンに達し、下流で堤防が決壊した。
 同町を東西に走る幹線道路の県道御坊美山線は川のような状態となり、同町内の道路網は完全に寸断。中津、美山地区では日高川に架かる3つの橋が落ち、道路がアスファルトごと川に飲み込まれ、濁流と大量の流木などが集落を襲った。日高川町では、死者3人、全壊家屋12棟、半壊家屋48棟、床上浸水193棟、床下浸水88棟(いずれも非住家除く)の被害が出た。
 同町では、災害翌年の平成24年9月に復興式典を日高川交流センターで行い、被災者はじめ管内市町の首長ら来賓など約200人が出席。黙とうを捧げたあと、復興に携わった団体などに感謝状を贈呈してさらなる復旧と復興を誓った。同式典以来初めてとなる10年追悼式典は、4日午後1時30分から同センターで行い、遺族はじめ町幹部職員、日高振興局長ら来賓と地元関係区長、消防団など関係団体代表者ら約70人が出席。黙とうのあと、久留米啓史町長の式辞、来賓から追悼の言葉、遺族代表の言葉、読経と献花を行う。


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日高町道 高家中央線改良で天満井橋撤去  順調なら10月以降メドに通行止め 〈2021年8月12日〉  

2021年08月12日 08時30分00秒 | 記事


天満井橋から下流左岸(写真奥側)に橋台設置


 日高町は、高家地内中央を南北に走る町道の改良事業で、順調に進めば10月中に天満井橋撤去に取りかかれるメドで、通行止めになる見通しとなった。同線は生活道としての利便性向上と、同地域は南海トラフ巨大地震想定で津波浸水区域で、避難路として重要な位置にあることも含め、平成27年度から着手。改良は地元待望の大型事業で、町は国の補助事業を活用しながら、6年度までに完成させたい考えだ。
 人口が増加している地域で県農協紀南農機事務所付近から、同町役場付近までの南北に通る町道高家中央線(延長780メートル)は、通行が増え、通学路にもなっており、狭小な部分もあることから、生活道として安全で広い道が求められている。同町道が位置する高家地内の南側は南海トラフ巨大地震で津波浸水区域と想定され、区域外となる日高町役場付近まで通じるルートとして、南北に走るのは国道42号しかなく、1本だけの基幹道路では円滑な避難が不安視されていた。
 これらの背景から、地元から強い要望があり、町は改良に向け検討。幅員5メートルにして歩道1・5メートルを取り付けるよう平成27年度から測量設計に着手。特に同線の中ほどにある天満井橋(延長20メートル)は幅員が2・5メートルと狭く普通自動車1台が通るのがやっとで、老朽化もしているため、28年度で架け替えの詳細設計に入った。
 同橋付近は若干、町道が屈折しており、まっすぐに通すよう下流へ10メートルほどずらし、延長40メートルの斜橋として新設する計画。昨年度に左岸の橋台設置を終え、今年度はその付け合わせ工事に入り、現橋りょうも撤去するが、スムーズに進めば、10月頃に作業に取りかかれるという。工事となれば2年間は通行止めとなるため、地元区にも周知する。
 補助金返還や加算金のペナルティーがあった事業だが、進ちょくは変わらず、最低でも50%の補助を受けられる国の社会資本総合整備事業を要望。町は「大型事業なだけに、町単独で簡単にできるものではない。満額つけていただければありがたいが、補助が付く状況によって進め方も変わる」と話す。
 4年度は新橋の右岸橋台設置や上部工事に入る予定で、橋を抜いた道路部分の延長740メートルは現状、402メートルの路側工事を終えており、5年度で残りの路側及び水路を完成させ、6年度で舗装整備して事業を終わらせたい意向。事業が完了するまでの概算総事業費は5億円と見ている。町は「地元待望でもあり、計画通り、6年度までにはなんとか完了させたい」としている。


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近畿中学総体陸上 永江翔太朗君(大成)砲丸投で初V 瀧本瑛太君、福居京弥君も入賞と健闘 〈2021年8月11日〉

2021年08月11日 08時30分00秒 | 記事

 第70回近畿中学校総合体育大会・陸上競技は6、7日、神戸総合運動公園ユニバー記念陸上競技場で開き、共通男子砲丸投で大成中3年、永江翔太朗君が14メートル29をマークし優勝した。決勝で14メートル台を出したのは永江君だけ。初の近畿大会に緊張しつつも、最後の6投目で記録を伸ばし頂点に立った。

 14メートルを目標に挑んだ1投目は14メートル03と良い滑り出し。2投目は13メートル台、3投目は14メートル01と調子を戻し、気持ちを切り替えた後半は5投目が14メートル11、6投目で14メートル29を出し優勝を決めた。
 緊張で堅さが見られたが、後半は少し気持ちがほぐれ14メートル台を連発、他の選手を寄せ付けなかった。
 今季は通信陸上県大会で自己新の14メートル99、県中学総体で14メートル66をマークし、2大会連続で全日本中学校陸上競技選手権大会の標準記録を突破と好調。新型コロナの影響で、練習会など他府県の選手と交流する機会がないまま迎えた近畿大会は会場の空気にのまれたが、6投中4投で14メートル台を出し安定感を見せた。
 永江君は「大会の空気が違い緊張しました。15メートルを出すのが目標だったので記録は悔しいけれど、優勝できて良かった」と振り返り、17日から茨城県で開幕する全日本中学陸上選手権に向け「本番で力を出せるよう平常心で投げ、県記録を狙いたい」と意気込む。
 このほか、管内勢は1年男子100メートルで瀧本瑛太君(松洋中)が11秒80で6位、共通男子3000メートルで福居京弥君(大成中3年)が9分19秒12で7位と健闘した。


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インターハイ相撲 井ノ上豪志君(野口小出身)、前田哉君(名田小出身)が健闘、箕島団体3位に貢献


印南町議選 前田憲男氏トップ当選 〈2021年8月10日〉

2021年08月08日 23時36分32秒 | 記事


花束を手に万歳でトップ当選を喜ぶ前田氏と妻の充さん


 任期満了に伴う印南町議会議員選挙は8日に投開票が行われ、4人超過の激戦を勝ち抜いた新選良12人が決まった。8年前の前回、新人でトップを飾った前田憲男氏(59)が533票を獲得し連続のトップ当選。当落線上4人が27票差内と混戦となったが、現職で最年長の杉谷考祥氏(75)、新人で最年少の片山智文氏(48)が滑り込み、現職の藤薮利広氏(61)、新人の津井雅人氏(69)が競り負けたほか、新人の丸山則枝氏(66)、有本洋一氏(68)も涙をのんだ。当日有権者数は6819人(男3199、女3620)、投票率は82・64%。投票総数は5635票、無効49票だった。

 前田氏は8年前の前回に続いてのトップ当選を飾った。真妻郵便局近くの選挙事務所には多くの支持者が集まり、万歳三唱や乾杯などで当選を祝った。
 後援会長の太田忠志・上洞区長は「トップ当選する自信はあったが、これもすべて皆さんの頑張りのおかげです」と感謝した。日裏勝己町長も駆け付け「2回目の選挙は難しいと言われるが、前田さんの日ごろからの行いはもちろんだが、皆さまの絶大なるご支援のおかげ」と、支援者の労をねぎらった。
 地元の子どもらから花束を受けた前田氏は「1番で当選させていただきありがとうございます。悔いのない運動をしてきた。大勢の方にお世話になりました。公約はと聞かれると特にはないが、どんな議員になりたいかと聞かれれば、地元のことはもちろんだが、町内全体を見わたせる議員になりたいと言ってきた。最後まで支えてくれて本当にありがとうございました」と頭を下げた。
 連続のトップ当選に「8年間の議員活動を評価していただいたのではと思っている。8年前より得票を減らしたが、前回は真妻地区の有権者数を超えられなかったが、今回超えることができた」と地元の絶大な支援に改めて感謝し、「人口減少対策や山間部の不便さ解消などに取り組みたい」と力を込めた。


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印南町議選 激戦終えきょう(8日)投票 午後9時に大勢判明、涙をのむ4人は?〈2021年8月8日〉

2021年08月08日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了に伴う印南町議選(定数12)は5日間の舌戦を終え、きょう8日に投票、即日開票される。争点的なものはないものの新人乱立で4人超過の激戦となったことで投票率は前回(86・32%)と同じか、やや上回る86~87%ではと予想される。開票は午後8時から町公民館で始まり、午後9時には大勢が判明すると見られる。2日現在の選挙人名簿登録者数は6874人(男3226・女3648)。

 現職10人、新人6人が立候補、定数4人超過の激戦となった。当選ラインは350票、安全圏は400票と見られるが、新人乱立に加え8年ぶりの選挙戦で各陣営は票読みに苦労、最後までし烈な得票合戦を展開。当落線上でしのぎを削る下位グループが混戦のままゴールした模様。
 投票率は8年前の1人超過だった平成25年が86・32%、3人超過の平成21年は89・02%。町長との同時選だった平成17年(2人超過)は90・36%、同じく同時選の平成13年(1人超過)は89・20%、平成9年は町長選が無投票で単独選挙だったにも関わらず92・74%と高かった。低下傾向にあるが、高投票率だった平成9年は新人が11人と乱立、定数4人超過の激戦で、今回と状況がよく似ており、6日現在で前回同時期を177人上回る1530人(男661・女869)が期日前投票を済ますなど有権者の関心は高く、前回(平成25年)と同じかやや上回るのではと見られる。
 投票は8日午前7時から午後6時まで町内16カ所で行う。開票は午後8時から町公民館で行われ、午後8時30分に第1回発表、午後9時には大勢が判明しそうだ。


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