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興国寺 灯ろう焼きで先祖の霊を供養 今年も規模縮小で粛々と 〈2021年8月17日〉

2021年08月17日 08時30分00秒 | 記事


切り子灯ろうを焼く


 由良町門前の開山・興国寺(山川宗玄住職)で15日、うら盆の伝統行事「灯ろう焼き」が行われた。750年以上続く伝統行事で、、昨年に続き新型コロナウイルスの影響で土傭担ぎや松明踊りをとりやめ、寺の大灯ろうや檀家が持参した切子灯ろうを焼き先祖の霊を供養した。
 午後7時過ぎから檀家が切子灯ろうを灯して集まり、8時から法堂で虚無僧が尺八を献奏、法要を行った。この後、太鼓を先頭に六斎念仏衆、僧侶や檀家が法堂を1周し、虚無僧の先導で境内から約500メートル離れた無常堂へ移動。
 釜場に火がつき六斎念仏衆が唱える「えーなーあーむーあーみーだーあーんぶ」の念仏や読経が響く中、檀家の岡良次さん、裕加里さん夫妻=門前=が奉納した高さ4メートルの大灯ろう、白張り(初盆)や色張り(3回忌・7回忌など)の切子灯ろうを投げ入れ、燃え上がる火柱に手を合わせた。
 新型コロナの影響で関係者だけの参加となり、先祖の霊を供養するとともにコロナ終息など願った。


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