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印南町議選 前田憲男氏トップ当選 〈2021年8月10日〉

2021年08月08日 23時36分32秒 | 記事


花束を手に万歳でトップ当選を喜ぶ前田氏と妻の充さん


 任期満了に伴う印南町議会議員選挙は8日に投開票が行われ、4人超過の激戦を勝ち抜いた新選良12人が決まった。8年前の前回、新人でトップを飾った前田憲男氏(59)が533票を獲得し連続のトップ当選。当落線上4人が27票差内と混戦となったが、現職で最年長の杉谷考祥氏(75)、新人で最年少の片山智文氏(48)が滑り込み、現職の藤薮利広氏(61)、新人の津井雅人氏(69)が競り負けたほか、新人の丸山則枝氏(66)、有本洋一氏(68)も涙をのんだ。当日有権者数は6819人(男3199、女3620)、投票率は82・64%。投票総数は5635票、無効49票だった。

 前田氏は8年前の前回に続いてのトップ当選を飾った。真妻郵便局近くの選挙事務所には多くの支持者が集まり、万歳三唱や乾杯などで当選を祝った。
 後援会長の太田忠志・上洞区長は「トップ当選する自信はあったが、これもすべて皆さんの頑張りのおかげです」と感謝した。日裏勝己町長も駆け付け「2回目の選挙は難しいと言われるが、前田さんの日ごろからの行いはもちろんだが、皆さまの絶大なるご支援のおかげ」と、支援者の労をねぎらった。
 地元の子どもらから花束を受けた前田氏は「1番で当選させていただきありがとうございます。悔いのない運動をしてきた。大勢の方にお世話になりました。公約はと聞かれると特にはないが、どんな議員になりたいかと聞かれれば、地元のことはもちろんだが、町内全体を見わたせる議員になりたいと言ってきた。最後まで支えてくれて本当にありがとうございました」と頭を下げた。
 連続のトップ当選に「8年間の議員活動を評価していただいたのではと思っている。8年前より得票を減らしたが、前回は真妻地区の有権者数を超えられなかったが、今回超えることができた」と地元の絶大な支援に改めて感謝し、「人口減少対策や山間部の不便さ解消などに取り組みたい」と力を込めた。


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印南町議選 激戦終えきょう(8日)投票 午後9時に大勢判明、涙をのむ4人は?〈2021年8月8日〉

2021年08月08日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了に伴う印南町議選(定数12)は5日間の舌戦を終え、きょう8日に投票、即日開票される。争点的なものはないものの新人乱立で4人超過の激戦となったことで投票率は前回(86・32%)と同じか、やや上回る86~87%ではと予想される。開票は午後8時から町公民館で始まり、午後9時には大勢が判明すると見られる。2日現在の選挙人名簿登録者数は6874人(男3226・女3648)。

 現職10人、新人6人が立候補、定数4人超過の激戦となった。当選ラインは350票、安全圏は400票と見られるが、新人乱立に加え8年ぶりの選挙戦で各陣営は票読みに苦労、最後までし烈な得票合戦を展開。当落線上でしのぎを削る下位グループが混戦のままゴールした模様。
 投票率は8年前の1人超過だった平成25年が86・32%、3人超過の平成21年は89・02%。町長との同時選だった平成17年(2人超過)は90・36%、同じく同時選の平成13年(1人超過)は89・20%、平成9年は町長選が無投票で単独選挙だったにも関わらず92・74%と高かった。低下傾向にあるが、高投票率だった平成9年は新人が11人と乱立、定数4人超過の激戦で、今回と状況がよく似ており、6日現在で前回同時期を177人上回る1530人(男661・女869)が期日前投票を済ますなど有権者の関心は高く、前回(平成25年)と同じかやや上回るのではと見られる。
 投票は8日午前7時から午後6時まで町内16カ所で行う。開票は午後8時から町公民館で行われ、午後8時30分に第1回発表、午後9時には大勢が判明しそうだ。


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