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日高町へベトナムからの来町200人突破  誘客事業250人到達(年内)見込み 〈2019年12月21日〉  

2019年12月21日 08時30分00秒 | 記事

ベトナム人の黒竹民芸品作りをNHKも取材


 日高町にベトナムからの観光客25人が19日に訪れて、黒竹民芸品作り体験などした。町や商工会、民宿組合などで構成の日高町観光推進戦略プロジェクト協議会(会長・松本秀司町長)が進める地方創生の海外観光客誘致事業でベトナムをターゲットに進めており、3年間で200人を突破し、年内に250人になる見込み。ここ数年で海外観光客数の推移は伸びており、来年1月の商談会開催で、さらなる誘致を進める。
 一行は19日から日高町など和歌山県を周遊し、22日まで神戸や大阪の関西を観光するツアーで来日。初日に日高町公民館原谷分館で黒竹民芸品作りで、産品販売所「原谷黒竹工房ぴかいち」(金崎まゆみ代表)メンバーから教わりながら、黒竹の菱形花入れ作りに挑戦し、針金に小型の黒竹を一本一本、丁寧に通し、作りあげた。ベトナムの観光客は「日高町は自然環境が良く、優しくふれあえる人がいい。伝統的な体験があるのも良い」と話した。
 この様子は同日放送のNHK総合テレビでも和歌山のニュースで取り上げられており、人口減少で地方が衰退する中、将来的には活性化へ取り組む町商工会等の取り組みにスポットを当て企画する予定で注目しているという。協議会メンバーの荊木宣雄町商工会事務局長も「ここ1、2年は増えてきている」と実感している。
 ベトナムの観光客誘致への取り組みは平成28年9月から、商工会や民宿組合などで町海外観光客誘致委員会を設けて独自にスタート。29年度から地方創生事業として同協議会を設立して取り組み、ベトナムでのプロモーションなど展開し、初年度は23人、30年度は58人と増加、令和元年度は今回を含めると、137人と大幅に増え、同事業累計200人の大台に。12月30日には36人が来町する予定で計254人となる見通しとなった。
 これまでベトナムでのプロモーションや商談会でのPR、人脈づくりなどの成果が実った形で、来年1月10日にベトナムでの日高町が主催する商談会開催で旅行商品売り込みなどを考えており、一層、誘致に力を注ぐ。


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