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小中学生川柳選手権 森桜子さん(内原小)県下初の優秀賞 湯川小は団体賞を初受賞 〈2019年12月20日〉

2019年12月20日 08時30分00秒 | 記事

 第一生命(株)主催「第2回小中学生サラ川選手権」で最高賞となる個人部門優秀賞に内原小6年の森桜子さん(12)=日高町荊木=、団体部門団体賞に御坊市の湯川小学校(小谷剛史校長)が選ばれた。森さんは個人として県下初、団体は県下小学校で昨年に続いての受賞で同校として初。小学生ならではの視点で本家のサラリーマン川柳とはひと味違うおもしろさが評価され、18日に授賞式が各校で行われた。

 サラリーマン川柳コンクールから派生し、小中学生にも川柳を楽しんでもらおうと、始まった企画。テーマは「学校生活」で友達のこと、勉強、部活、恋などを題材に募集し、小学校の部に24校1065点、中学校の部に22校2043点が応募。審査委員長の川柳作家、やすみりえさんらが優秀賞3点、団体賞6校を選出した。
 森さんは「ランドセル プリントどこだ かくれんぼ」と詠み、「なかなか見つからないプリント用紙。焦る様子とともに『かくれんぼ』という表現が良いアクセントになっている」と評価。授賞式は校長室で行い、同社和歌山支社の古矢直人副支社長らが訪れ、入選句が入ったプレートや電子辞書の記念品を贈った。
 森さんは「普段のことで教科書の間にプリントが挟まれていたりしていたのを思い出してまとめてみました。『かくれんぼ』の言葉がお気に入り。まさか受賞できるとは思わず驚き、家族にも喜んでもらえてうれしかった」。古矢副支社長は「本を読むことが好きと聞き、選手権がその良さを伸ばしていただくきっかけになれば。中学生になってもまた応募してほしい」と話した。
 優秀句が多かった小中学校に贈られる団体賞は、昨年に新宮市の神倉小が受けており、県下の小学校が2年連続での選出。湯川小は5、6年生が「初めての みんなでそうじ 仲よしに」「何しても 今どき返事 『り』ですます」「セミの歌 きれいな音色 きこえるよ」など92作品を出品。「全体を通して夏休み中の様子を句にした作品が多く、今年の夏の思い出が良い作品になっている。ほかにも日常生活の中からうまく川柳のテーマを見つけている」と評された。
 授賞式は全校集会で実施。5年生の岩嵜槙人君と山崎陸玖君、6年生の中西誠人君と浪井優花さんが代表で第一生命保険(株)和歌山支社副支社長・古矢直人さんから盾と記念品を受けた。


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