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国道425号川又工区、年度内に一部供用開始へ 〈2017年5月31日〉

2017年05月31日 08時30分00秒 | 記事

昨年貫通し今年度供用を開始する川又一号トンネル


 平成26年度から本格着工している印南町内を通る国道425号で唯一の未改良区間の上洞~川又間(延長2800メートル)の川又工区は、今年度中に貫通した川又第一トンネルを含む一部の供用を開始する。国道425号は町を縦貫する唯一の幹線道路で、拡幅工事など整備が進み、川又工区が完成すればほぼ整備が完了する。

 同町を縦貫する国道425号は、印南原地内の大峠区間や平成14年度から着手し一昨年完了した田ノ垣内~上洞間(切目川バイパス)など拡幅や改良工事と整備が進み、川又工区を残しほぼ整備を終えている。
 工事は4~5メートルの幅員を7メートルに拡幅し2車線(片側1車線)にするほか、2つのトンネルを設ける。平成24年度から事業に着手し、測量や設計に取り組み、25年度からは用地買収に入り、26年度から現場着工し、用地買収も完了。昨年度は27年度から取りかかっていたメーン工事でもある延長151メートルの川又第一トンネルが貫通したほか、盛り土や護岸工事などに取り組んだ。
 県は今年度当初予算に工事費4億5000万円を計上。建設予定の川又第二トンネルまでの拡幅や盛土中に補強材を敷設する補強土壁などの工事に取り組む。また、貫通している川又第一トンネルを含む約600メートルの一部区間について年度内に供用を開始する。
 当初は今年度末完成をめざしていたが、1号橋(延長20・4メートル)は30年度中、二号トンネル(延長99メートル)は31年度中の着工予定と予算などの関係から数年ずれ込む見通し。印南町にとって国道425号全線整備は悲願でもあり「生活道としての利便性だけでなく、近い将来、懸念される東南海・南海地震に備えた緊急輸送道路確保の面などからも重要」と早期完成を待望。県は「一日も早い完成をめざしたい」としている。


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