紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

日高川町が天文、南山両公園に木製遊具設置へ 〈2016年9月30日〉

2016年09月30日 08時30分00秒 | 記事

地元森林組合が提供する地元材を使った遊具設置を進める天文公園


 広大な森林面積を有し、林業が主要産業の1つである日高川町は、木の温もりを感じられる遊具で町民の憩いの場を提供しようと、かわべ天文公園と南山スポーツ公園に町産のヒノキ材を利用した木製遊具を設置する計画を進めている。使用する木材を地元森林組合が提供して遊具を製造し、来年度には中津、美山地区の公園にも設置を計画しており、町内の親子連れなどが町の特産である木材を活用した遊具に触れながら町民が憩える身近な場所を提供したい考えだ。

 今年度に設置予定の南山スポーツ公園内に遊具はなく、かわべ天文公園には平成8年6月開園の数年後に設置された大型のローラースライダーやアスレチック、幼児向けの小さなすべり台などがあるが、すでに撤去されたり、老朽化しているものもあり、周辺市町の公園などに比べて遊具が少ない。そんな中、市木久雄町長が、地元の木材を活用した遊具の整備を提案し、9月議会に上程した約200万円の補正予算が可決された。
 設置を予定している遊具は、すべり台や登りはしご、ロープを使った登り板、壁登り(ボルダリングボード)、壁伝いなどが出来る長さ約9メートル、幅約1メートル、高さ約3メートルの遊具を計画。すべての材料を地元森林組合が提供するヒノキ材(小径木材)を使うという。
 新しい遊具は、かわべ天文公園の臨天広場(芝生広場)下か、同広場に隣接する幼児向け遊具の周辺、南山スポーツ公園は陸上競技場周辺を予定しており、場所を決めたあと、現場に合わせた仕様に遊具をアレンジして整備する。天文公園に日よけのスペースなどもなく、今後は屋根付きの施設の設置も検討している。
 来年度は高津尾地内の第2鳴滝キャンプ場前芝生広場付近と平地内の森林公園周辺付近に設置したい考えで、市木町長は「地元の木材を活用するとともに、木をふんだんに使った遊具で、町民が木の温もりを感じながら憩える場所になってくれればうれしい」と話している。


その他の主なニュース

 12月18日 きのくにロボットフェスティバル開催

 日高川町のJR和佐駅新駅舎1日から供用スタート

 美浜町の住宅耐震診断事業好調、地震に強いまちづくりへ

 印南祭(2日)皮切りに管内各地は秋祭り一色へ


この記事についてブログを書く
« 御坊リサイクルセンター12... | トップ | 二階幹事長就任記念バスツア... »
最新の画像もっと見る