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中国の大連市古蓮研究所訪問団が視察や記念植樹、二階幹事長も出席 〈2016年10月18日〉

2016年10月18日 08時30分00秒 | 記事

クロマツを植樹(左から森下、二階、徐、高瀬各氏)

蓮公園を視察する二階幹事長や訪日団一行


 中国の大連市普蘭店区古蓮研究所訪問団(団長・徐鋼所長)17人は16日、県内を訪問し、御坊市藤田町吉田の舞妃蓮の郷蓮公園を視察したあと、美浜町和田の潮騒かおる煙樹ケ浜憩いの広場で記念植樹を行った。徐所長と親交のある二階俊博自民党幹事長も公務の合間を縫って合流し、恩師で「ハス博士」として知られた故・阪本祐二氏=元日高高校教諭、御坊市=の功績にふれながら「ハスは日中友好の証。阪本先生の偉業を語り継いでいこう」と呼びかけ、交流を深めた。
 
 一行は外務省所管の日中植林・植樹国際連帯事業で12日から18日まで来日。対日理解の促進を図ることなどを目的に植樹活動をはじめ、環境や防災に関するセミナー出席、企業や関連施設の視察などを行っている。団長の徐所長は中国で「古蓮王子」の愛称で親しまれ、ハスを通じて二階幹事長と親交があり、過去に二階幹事長が同研究所を訪問して大賀ハスを植えたり、徐所長が阪本氏の自宅を訪問し、古蓮の実を寄贈するなど交流している。
 一行は東京で二階幹事長を表敬訪問し、16日に故郷の御坊市、美浜町を訪問した。蓮公園では北吉田蓮保存会の佐竹成公会長が公園を建設した経緯や阪本氏の功績を紹介しながら「日中友好の架け橋として阪本先生の想い、功績を後世に伝えたい」と話し、徐所長は「二階先生のふるさとを訪れ、美しい公園に感銘した」と応じた。合流した二階幹事長は「地元に立派な公園ができ、阪本先生も喜んでおられることでしょう。ハスは平和の象徴であり、日本と中国の友情の証だ」と話した。
 煙樹ケ浜憩いの広場では記念植樹を行い、二階幹事長、徐所長、森下誠史美浜町長、高瀬一郎県企画部長らがクロマツの幼木6本を植えた。二階幹事長は「ハスのお陰で中国の友人が訪れてくれた。日中友好の証、友情の花として両国で阪本先生の偉業を語り継いでいこう」、森下町長は「三尾にも大賀ハス池があり、毎年見事な花を咲かせている。植樹したクロマツは日中友好の証として大切に管理したい」、徐所長は「皆様の温かい心を持ち帰り、今後も古蓮の普及活動に邁進したい。日中友好の架け橋としてハスを代々伝えていきたい」と話した。
 一行は、このあと和歌山市のビッグ愛で開いた平成28年度花を愛する県民の集い(会長・二階幹事長)にも出席した。


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