横出さんの「中山蓮池に咲く」
陳さんの「舞遊」
太田さんの「親子三代」
阪口さんの「天に舞う」
御坊市塩屋町の舞妃蓮(まいひれん)保存会(阪本尚生会長)=塩屋文化協会加盟=主催の第7回舞妃蓮フォトコンテストの入賞作品が決まった。日高地方や県内、神戸市から21人58点の応募があり、審査会で市長賞1点、塩屋文化協会長賞1点、優秀賞2点、入選3点、奨励賞1点を選んだ。6月に北塩屋中山団地東のハス池で写真撮影会を開き、日本とアメリカ、古代と現代を結ぶ「御坊生まれの舞妃蓮」をアピールした。
平成20年に「御坊生まれの舞妃蓮を育て名所にしよう」と、北塩屋中山団地近くの休耕田にハス池を作り、毎年、池一面に薄ピンク色の華麗な花を咲かせている。今年も6月に写真撮影会、フォトコンテストを行い、舞妃蓮をつくった元日高高校教諭の故・阪本祐二氏=御坊市=の長男・阪本会長をはじめ、地元関係者や専門家らがアングルやバランス、舞妃蓮らしさが表現されているかなどを審査した。
市長賞には横出一夫さん(74)=御坊市藤田町吉田=の「中山蓮池に咲く」が選ばれた。色あい、構図などが良く、舞妃蓮らしさが出ていると評価された。横出さんは「舞妃蓮は会えば会うほど魅了されていく不思議な花です。由緒あるフォトコンで素晴らしい賞をいただき、望外の喜びです。やっと私も開花したのやもしれません。今後の活動の励みになります」と話した。
塩屋文化協会長賞は陳国喬さん(28)=美浜町吉原=の「舞遊(まいゆう)」が選ばれた。優秀賞は太田信子さん(73)=和歌山市=の「親子三代」、阪口成次さん(69)=御坊市湯川町財部=の「天に舞う」の2作品。入選は上野山順子さん(74)=有田市=の「雨の足音と舞妃蓮」、岡崎弘幸さん(48)=和歌山市=の「リフクレション」、細田勲さん(80)=御坊市湯川町財部=の「雅やか」の3作品。小学生ながら作品が評価された西山友梨さん(12)=御坊市熊野=が特別枠の奨励賞に選ばれた。
10月29日午前10時から市役所で表彰式を行う。11月10~11日に開く塩屋文化祭で入賞作品を展示する。事務局の平井俊哉さんは「今年もたくさんの応募をいただき、ありがとうございました。年々レベルが上がり、バラエティーに富んだ作品が増えている。来年も継続し、御坊生まれの舞妃蓮をさらにアピールしていきたい」と話した。
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