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印南町山口八幡神社祭もにぎわう 〈2018年10月4日〉

2018年10月04日 08時30分00秒 | 記事

屋台が激しく競り合う(山口八幡神社祭)

見物客らを楽しませた屋台の川渡御(印南八幡神社祭)


 印南八幡神社に続いて台風で順延した山口八幡神社の祭礼が3日に行われ、午前中は印南漁港で屋台が激しく競り合ったほか、神社で地方区の雑賀踊り(ケンケン踊り)などを奉納した。
 午前中は御坊市名田町から野島、上野、楠井、印南町から津井、浜、地方の屋台6台が印南漁港に集まり、のぼりが競り合ったあと、若中らが担ぐ屋台が激しくぶつかり合った。若中らの「ソリャ、ソリャ」という威勢のいい掛け声とともに屋台が競り合ったほか、屋台を合わせて高々と持ち上げるなどして気勢を上げた。漁港や国道号の沿道に多くの見物客やアマチュアカメラマンが詰めかけ勇姿に見入っていた。神社で神事に続いて、雑賀踊りなどを奉納。350年余の歴史がある雑賀踊りでは、のぼりの回りを武者の姿をした踊り手が輪になって、囃子の鉦(かね)の響きに合わせ、両手に持った竹を細く割って束ねたササラを摺りながら踊った。午後からは西山口の屋台も加わり、印定寺から7台の屋台と御輿が狭い町中の道中をせり合いながら印南漁港のお旅所まで練り歩き、御旅所で野島、上野の奴踊り、楠井の耕作立願踊りに続いて各地区の獅子舞が一斉に奉納された。

屋台と御輿の川渡御
見物客ら勇姿楽しむ
 印南八幡神社祭は2日午後から4つの屋台と御輿が道中を練り歩いたあと、3時前からメーンの川渡御が始まり、のぼりに続いて若中らが担ぐ光川、東山口、宇杉、本郷の屋台と御輿が次々に印南川に入った。若中らは川の中で屋台を競り合うなどしながら1時間ほどかけて対岸へと渡った。若中らの勇姿を収めようとアマチュアカメラマンも多く詰めかけ、しきりにシャッターを切り、見物客も歓声を上げて楽しんでいた。


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