Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ウインドウの加工とナビゲーションの制作

2019-02-23 21:32:04 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰はいい天気でしたね。
ただ外は結構寒かったですね。
部屋の中は日が当たれば暖かかったのです
今日は土曜日なので結構忙しかったですね〜有難いことです。

さていつもの様に制作にかかりましょう
トランクフードにはいくつかの部品が付きます。
その一つがこのハイマウントストップランプです。
実車が装着している物は599XXのトランクフードらしき物なのでまさかれレース仕様のトランクフードにハイマウントストップランプが付く為の凹みが有るとは思えません・・・
そう言う目で実車の写真を見ますとフード面から少し飛び出ている様なので元々ミニカーに付いていた半埋め込み式のランプを薄く削っています。
出っ張っていると言っても厚みが全て出ている訳ではないのです
少し立体感を持たせてやればそれで十分でしょう・・・少なくともデカールでは厚みが少なくてダメという事ですね。

この599GTOのミニカーは当初プラスチック製のウインドウが付けられていましたがその厚みの問題からか今は塩ビ製らしき薄板を使う様になっております。
厚みの違いをクリアーする為にウインドウの周囲にはスペーサーが接着されています。
そのスペーサーは何の接着剤かわからない物で付けられていましてどのシンナーでも溶かす事が出来ませんでした
仕方が無いので表面を削って接着剤を落としましょう。

フロントのウインドウは塩ビ製らしい透明の物、他はスモークの入ったプラスチック製です。
このウインドウの問題点は・・・
最近の車はボディに接着してあるのですがその接着代の部分が裏からブラックに塗られています。
しかし、このミニカーは表からブラックに塗られているのです。
しかもご丁寧にフラットブラックで・・・これはダメですよね。
違和感が有り過ぎですよね・・・
そこでクレオスのシンナーを使ってすべてブラックを剥がしたのが下の画像です。

表側は傷が付くと厄介なので早速マスキングしておきましょう。
丁寧な作業が余計な傷を防ぎます・・・余計な手間がかかりませんよね(笑)

次はハイマウントストップランプを接着します
位置がつかみにくいのでマスキングテープの細切りで位置を決めて接着しました

そして黒い跳ね馬も取付けました
この車のリアは黒い跳ね馬が付いていますが・・・エッチング製なのでやはり立体感が乏しいのです
一旦剥がしてハンダを盛ろうかとも思ったのですが・・・
オーバースケールになるのが心配だったのでやめておきました、結果的にはやめておいて良かったと考えております。

次はウインドウの接着面を塗りたいと思います
まずはマスキングをします・・・リアクオーターのウインドウは左右が同じ様にするのがなかなか大変かな・・・
ただ救われたのはスモークなので余り目立たない・・・(笑)
しかもこの上には整流板が付きますからね〜

そして次はフロントウインドウです
塩ビ製だとしたらラッカーで良いのかどうか・・・少し心配ですね。
マスキングだけは一応完了ですね。

次は名物!?のナビゲーションですね。
そんな物まで作るのか?って言われそうですが、実車についていますしその写真を送って頂いていますからやらない訳にはゆかないでしょう(笑)
まずはディスプレイですね
プラ板を組み合わせて接着して作ります。

次は大きさを確認します
裏には取り付け用の真鍮線が有るだけなので見栄えはしません・・・今はね。

次はダッシュボードの取付け用のステーの部分ですね
丸いプラ板と三角形の板を組み合わせて作っています。

取り付け用の丸い足を付けておいてからディスプレイを差し込んでみました。
少しはそれらしいかな・・・!?

裏側には配線がつながる部分も取付けています
小さな穴の中に配線を通して接着する予定です

次はもう少し小さなディスプレイを作ります
この車はバックモニターが付いていましてそのディスプレイがダッシュボード左側に有るのです。
次はこれを作ります。


明日はディスプレイの制作を続けます。

ヘッドライトの加工

2019-02-22 21:19:19 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は気持ちの良い・・・とまでは言え無いかもしれませんが良く晴れていましたね。
しかしながらやっぱり気温は低めでした。
外に出ますと結構寒い・・・
ですが、どうも花粉が飛んでいるらしくて鼻がむずむずしますしクシャミも出ます。
どうやら花粉のシーズンが来たらしい。
ダイエットをしてから花粉の症状は少なくなった様な気がします、今期はまだアレグラを飲んでいません。
どこまで耐えれるかは?ですけどね(笑)
なるべく薬は飲みたくないですね〜。

本日はちょっと変わった話題から・・・
この度生まれて初めてパウンドケーキを焼いてみました。
前回家内が入院したときにはCafeのケーキは私の母親に焼いてもらっていましたが、流石にあれから3つも歳をとってしまったのでちょっと頼みにくいこともあります。
それにこの数年の間に自宅にあったガスオーブンレンジが壊れてしまったので娘の持って帰ってきた電気のオーブンレンジを使っていますがどうもオーブンが使えない。
時間がかかりすぎるのですよ・・・どうやってこれで焼き色をつけて良いのかよくわからないものです。
と言うことで
ヤフオクで以前使っていた物の後継機をみつけまして落札いたしました。
そして足らない部品を買い足して修理完了しました、この辺りは以前の職業が役に立っています。
そして自宅に設置して最初に試運転で焼いたのがこのパウンドなんですね。
本日試食しましたが意外と美味しくできました。
まだ試作の域を出ませんが・・・そのうちにCafeにデビューさせます(笑)


599GTOのミニカーのヘッドライトはこの様な部品構成になっております
これにヘッドライトカバーがボディとこのパーツの間に付くことになります

では実車はどうなのかと言いますと・・・
こうなっています・・・・

一体どこが問題なのか・・・
と言いますと。
ボディの内側に透明なカバーを接着する構造でその内側にライト本体が付きますからボディの塗装が奥底にライトが埋没している様に見えてしまいます。
今や1/43でももっと実車に近い構造なのに・・・です。

一方部品だけをみますとこんな状態でボディにつくのですがそう悪くはないのです
なのでボディへの取り付け方を変更することにいたしました。

ライトの本体をボディの穴の中に入れ込んで接着しようかと考えています
そうなりますと全体が上側に上がってしまうのですがインテークの部品の位置は変えたくないのでライトの本体とインテーク部分を切り取って分解してしまいました。
インテークはそのまま取り付けましょう。

ライト本体はボディの穴に合わせてケガキ線を入れてみました
ずいぶん削らないといけませんね〜
ライトの中のパーツは全て分解しておきます・・・他にも問題がありましてね。

ライトカバーの方も削ってみました
こちらは瞬間接着剤の痕をケガキ線代りにして削り合わせています。
これで接着しますとボディと面一に接着できますね。

ヘッドライト本体もボディ側の穴に合わせて周囲を削っています
これで大体取り付けられそうですね
うまくいけば良いですけど・・・

ライト本体から取り外した部品はこんな感じ・・・
何かライトとは思えない様な部品ですね。
プロジェクター型のヘッドライトはまあこんなものでしょう欲を言えばライトの周りの部分はシルバーじゃなくてガンメタリックなのでここは塗り替えが必要ですね。
問題はその後ろ側のウインカーの部分ですね
こんな不透明なオレンジではね〜
せっかくの透明のプラスチックで作っているのですから下地に白を塗らず下側をシルバーでぬり、表側をクリアーオレンジに塗ってくれれば何も言うことはないのにね〜。
とっても残念!

塗料を剥がしましたが・・・完全に剥げず。
但し下地のホワイトは剥がせましたので何とかなりそうですね。

裏側をシルバーで塗ってから表側をクリアーオレンジで塗ってみました
少し暗いですが実車も暗めなのでまあ良いでしょう。

ライトの透明なカバーを先に接着します
ボディが光っていて隙間が空いている様に見えますがこれは角の部分が光っているだけで隙間が空いているわけではありません。

続いて裏側からヘッドライト本体を接着しました
これでボディとヘッドライトの面を揃えて取り付けることができました
いかがですか?ヘッドライトが凹んでいるよりは良いじゃないかと思いますし、元のベースになったホットホイールのミニカーとは何か別のミニカーをみている様な気になってきます。
やっぱり目力は凄く良く効きますね〜(笑)

フロントのインテークの内側の部品も取り付けますがその前に塗装をしておきました。
元々のミニカーではここはプラスチックの部品そのままでして何か安っぽいのです・・・。

この跳ね馬は元々ミニカーについていたエッチング製の跳ね馬ですが・・・
何となく板を切り出しただけの平坦なものに感じます。

そこでバフをかけて磨きます
と・・・如何でしょうか?
角の部分は少し削られて丸くなりまして何となく跳ね馬っぽくなってしまうので不思議ですね〜
一手間でこんなに違うのです・・・どうせだったら一手間かけましょうよ!

跳ね馬を取り付けました
グリルのメッシュには跳ね馬がモールド(エッチング)されていまして取り付け位置が間違わない様にしてあります
これは有難い配慮ですね。


さて明日はガラス類の取り付けとかリアフードの仕上げ付近から始めたいですね。

トランクルームの組立て

2019-02-21 21:51:09 | Wさんの1/18Ferrari
昨日のブログでは皆さんに「いいね」を沢山頂きまして誠に有り難うございます。
この最近こんなに頂いた事が無かった様な気がします、明日から・・・いや、今からまた頑張れそうです。
ブログをご覧の皆さん本当に有り難うございます。

本日の山陰は曇りでしたね。
それでも時々少しだけ日は射しますが、そう暖かい訳では無かった様な気がします。
なぜ外の気温がわからないかと言いますと・・・外に出ていない訳では無くガレージから物を運ぶ場合も郵便局に行く場合も忙しくて歩いていられないのです・・・
いつも走っています・・・結構走れる物ですね。
だから気温を感じる前に到着するか体が熱くなりますので気温がわからないのです・・・。
いつもよりも随分運動をしている様な気がしますね。
さてその郵便局ですが本日はギャラリーの次の展示のダイレクトメールを作る為に郵便局にハガキを買いに行ったのですが・・・
「渡部さん、これ要らない?」って見せられたのが平成天皇の在位30年記念コインだったのです・・・
本日は一人当たり2枚の限定交換らしく・・・
忙しかったのでそんなコインが出る事も知らずにおりましたので・・・少々びっくりです。
折角なので家内の為に2枚交換してもらいました・・・ベッドの上からトイレとお風呂以外は降りない様に言われているらしいので・・・
私みたいに世の中の話題にも付いて行っていない人も居ますからね(笑)
多分家内も知らないでしょうし、交換しに行く事も出来ないでしょうから・・・

アトリエに帰って丁度来ていたEさんと厨房のK子さんに見せたら自分たちも欲しいという事になってそれぞれ郵便局に走られました・・・とさ(笑)


さて本日も更新ですね。
まずは運転席のサイドシルに有るスイッチですが・・・
あの後一度行方不明になりまして・・・作り直しました。
塗装中に塗っていたらエアブラシの空気圧で換気扇の方に飛んでゆきましてそのままです・・・どこに行ったのでしょう??
取り付け前はこんな凹みだけなんですが・・・

立体のスイッチが付きますと・・・
やっぱり無いよりも有った方が良いですね。
飛んで行った時にやめようかとも思ったのですが、作り直して良かったですね。

ボンネットのアウトレットにもメッシュが付きました。
やはりここはエンジンが中に有りますのでメッシュも抜けていた方が良いですね。
さすがにホットホイールのエリートシリーズです(笑)
確か前回SAアペルタを作った時は普通の599がベースだったのでここにはメッシュが付いていなかった様に思います。
僕の買った物だけ付いてなかったのかな〜??

次は、本日のメイン作業のトランクルームの組立てですね。
通常のフルディティールのモデルの場合トランクルームにこだわる方はほとんどおられないですね。
まあ蓋が開きますよ・・・って感じでしょうか。
しかしながらこの車は見所が有るんですよ(笑)
トランクフードを開いて右側には先日もご紹介した様に工具のバッグが収められています。
またその後側には何やら点検口が有りますね。
多分ここはテールランプの電球(LEDか?)を交換する為の物ではないかと思われます。
注意書きや上側のロックなど見所が多いのです。

まずは注意書きのデカールを作ります
イタリア語!?なのでチンプンカンプンですが・・・!!!
何となくそれらしく見える様にデータを作っています。

折角緻密!?に作ったデータですが
プリンターの印刷限界が有りまして読めません・・・(笑)
しかしながら無しと言う訳にはゆきませんから・・・

作ったデカールを0.1mmの極薄のアルミ板に貼って乾燥させましょう・・・
そしてカットしてからクリアーでコーティングしておきます。
これで耐久性が上がってそう簡単には剥がれないと思います。

次は1.5mmの真鍮線の断面を旋盤で削って綺麗に致します。
1.5mmの真鍮線は細いし柔かいから旋盤で削れるの?って思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
チャックから出す量を少なくすれば削れますよ。
大体素材の直径と同じ量なら削ったり切ったり出来ます。
ですから1.0mmならチャックからの出の量を1.0mmにしてよく切れるバイトを使えば削れます。

そして中央に糸鋸で切り目を入れましょう。
浅く入れれば良いのです。

そして旋盤を使ってカットします。
この場合突っ切りバイトの刃の幅が薄い物を使わないとチャックからの突き出し量が多くなってしまうので計算してやって下さいね。
旋盤は危険が伴う機械ですから自己責任でお願いしますよ。
ちなみに切り目を入れた真鍮線を0.3mの厚みにカットしています。
予備を含めて3つですね〜。

次に点検口の蓋を作ります
少し厚めの0.5mmのアルミ板をカットして縁が丸くなる様に削っています。
実車の写真を見ましても縁は丸くなっていまして何か少し柔らかい感じに見えます。
そしてインテリアブラックで塗装しています。
サフは勿論塗っていますよ。

注意書きのプレートもこの通り完成しました
一番良い物を2つだけ選んで使いましょう

点検口の蓋に先ほど真鍮線を削って作ったロックの金具(金具では無くプラスチック製かも・・・まあそれでも金具)を接着してみました。
周りに接着しているリングにも目が行きますね・・・
実車もこんな形状なんですよ

そして工具バッグと点検口のパーツをミニカーのトランクルームに取り付けました・・・
如何でしょう?
無いよりも有った方が良いですよね・・・トランクルームもなかなか見せ場が有るじゃないですか〜!
勿論実車をお持ちのお客様なら思わずにっこりとして頂けるポイントと思います

しかしながら取付けますと・・・左側は余り良く見えませんな〜

右側は工具バッグが有るのでそれなりに見えます・・・良かったです(笑)

本日最後に取り付けたのはバックミラーですね
鏡がミラーテープで作られているのですが・・・
さすがにそのままじゃあね〜
ちょっと残念なのでステンレス板で作り直しておきました。
これで後も良く見えると思います。


明日はヘッドライト周りを何とかしましょうかね〜。
目つきは大切ですからね。

トランクフードとボディ外部パーツ取り付け

2019-02-20 22:04:55 | Wさんの1/18Ferrari
本日は定休日2日目ですね。
少しゆっくり起きてから散髪です。
お休みじゃないと行けませんしCafeの方にも出なければなりませんので清潔な格好をしてないとね〜
Cafeに来られたお客様の中にも初めての方もいらっしゃいますので見た目も大切な訳です。
歳は仕方が無いですが小綺麗にしておく事は間違いないと思います、間違ってもヒゲが伸びっぱなしでは店に出たくないと思っていますよ。

天気は昨日の雨が残っておりまして朝方まで降っていた為に畑には入れそうに有りません・・・畑はお休みにして制作を進めましょう・・・。
そうそう!
先日私のブログを見てくれている友人がいましてはお話をする機会(Cafeの買い物を近所のスーパーでしていた時にね)があったのですが制作がもっと遅れると思っていたけど・・・余り遅れていない様に見えると言っていました。
彼は僕が一人で買い物をしていたので本当に奥さんは入院中なんだね〜と少々驚いていましたね。
まあブログを見る限りそう遅れてない様に感じて頂けるのは良い事なんですが・・・ちょっと努力が認められたみたいで嬉しかった様な・・・
まあこちらもなるべくお客様に悟られない様にいつも以上に努力はしますけどね(笑)


本日の制作はここからですね〜
ガソリンの給油口のカーボンのパーツを取り付けました
裏側から接着するように作っていますので何の問題もなく付きます
ここからの組み立ては次の工程としてボディとシャーシを組み立てて仮組み台に固定したいのです
なのでボディの内側の部分は全て組み立てを終えておきたいのです。
忘れた部品があったら・・・もう付けられない可能性もありますから慎重な作業を必要とします。

フロントのメッシュですが・・・
昨日の作業の中でブラックではなくガンメタに塗っています、まあ実車の写真がそのように見えますからこれで良いのでしょう

トランクやボンネットの開閉をするためにこの金属色に光った部分があるのですが・・・
ボンネットやトランクのフードを当ててみますとここに塗料がついていますと正確な位置にボンネットやトランクがこないことが発覚しました。
全て塗料を剥がして磨きまして立て付けを調整致しました。
これで綺麗に開閉するようになりました。

リアはもう少し立て付けの調整が必要ですね・・・実車もトランクの後ろ側がボディラインよりも少し持ち上がっている様に見えますから多少は持ち上がっていてもいいかもしれません。
どこかが干渉しているようなのでもう少し削ってみましょう(笑)

ボディのいたるところにアウトレットやインテークがありましてその部分にはエッチングのメッシュが付けられています
分解するときに一旦外すのですがどうしてもメッシュの塗装が剥げてしまいますのでもう一度塗り直します。

ドアの後ろ側のインテークにメッシュを取り付けました
塗装をしているのですがここはエッチングがぴったりと収まりました。

塗り忘れていたメッシュが4枚ありました・・・
いけませんね〜一緒に塗れば一度で済んだのに・・・。

フロントのホールハウスのアウトレットにもメッシュを取り付けました。

リアホイールハウスにもアウトレットが付いています
あちこちに有りますよね・・・
ボディの塗装が厚い割には削らなくても大丈夫でした。

さて工具のバッグも塗装が乾きましたので・・・
ベルトをバッグに取付けました・・・ついでにエッチングの跳ね馬も取付けています。
1/43用に丁度良い物が有りましてね助かったですね・・・さすがにここまでは準備していなかったのです(笑)

次はベルトの金具を作ります。
ベルトだけではダメですからね〜
このバッグの金具ですが金メッキらしく普通のクロームの色では有りません・・・
と言う事は洋白線で作るよりも真鍮線で作った方が良いですね。
真鍮線は酸化しますと光り方が鈍くなりますから取り敢えずコンパウンドを付けてピカピカに磨きます。
曲げてしまわぬ様に注意が必要ですね。

長さを調節する方の金具は丸い断面そのままですが・・・余ったベルトを束ねる部分の金具は少し平らに潰します。
ロールに掛ければ何の問題も無く潰せます必要な分だけ潰せば良いので下の画像の右半分だけ潰しています。
形状の異なった真鍮線を使う事で質感の違いを表現しますよ。
細かな話しですがこれの積み重ねが重要なんですね。

金具を作ってみました
まだ接着はしていませんがこれから微調整をして接着します・・・
金色の金具である事がわかって頂けますでしょうか??


さて明日はこの工具バッグの隣りに有る注意書きや、多分テールランプの電球を交換する為の点検口の蓋などを作ってゆきたいですね。
明日は制作の時間が取れるかどうか・・・不安ですね〜(笑)

トランクフードと工具バッグの制作

2019-02-19 21:40:56 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は一日中雨模様でしたね〜
そう強くは降っていませんがず〜っと降っていました。
今日は定休日なので玉ねぎに肥料をやろうと思っていましたが、流石に無理でした。

と言う事で一日中制作をしていました。
お昼の休憩はちょっと長めにして定休日を演出・・・これくらいしか定休日らしいことがないのです(笑)

さて本日の制作は・・・
リアフードの加工をしています。
カーボンデカールを貼ったリアフードにはウレタンクリアーをコートしています。
どんなに注意深く塗ってもいくつかゴミが付いてしまいます。
2000番のペーパーでゴミを削り取っておきました・・・
最終的にはコンパウンドで磨いて仕上げます。

リアフードのスポイラー部分にリップがついているのですがこのリップを止めているビスがあるのです
カーボンの柄の中に金属的な色なので大変よく目立ちますので1/18スケールとしては省略することは出来ません。
外径が06mm、内径が0.2mmのアルミパイプをカットしてこのビスを再現してみます。
ただし難しいのは穴の位置によってリップ部分の厚みが違うので長さが決められない事ですね
長さを決めると出っ張りの寸法がまちまちになってしまうのです。

ほんの少しトランク面から出っ張るように接着します・・・
このような穴の場所によって厚みが違うのでこの時優先するのはこの前側の出っ張りの寸法ですね。
理由は、この部分はリップが邪魔をして磨きにくいのです、だからこちらを優先するのです。

やっと全てのパイプで作ったパーツを取り付けてみました
表の出の量を調整しながらの作業なので何気に時間がかかります。
一旦差し込んで長さを微調整してOKなら接着・・・この作業を繰り返しております。
後ろは多少ばらつきがあるのですが最終的に削って仕上げますから短いのはダメですからね。

接着剤が完全に硬化したら裏側の寸法を削って合わせます。
こちら側は削りやすい形状だと言うことがご理解いただけますよね。
でも使うペーパーは一番荒くても2000番ですよ、カーボンの部分にキツイ傷をつけたら最後ですからね〜
緊張します。

この後、バフレックスやラプロスを駆使して傷を消したらコンパウンドで仕上げます。
この通りピカピカに仕上がりました。


次はこんなパーツを作ってみました
プラ板なのでまあ難しいことじゃないのですけどね・・・

こんな部分に付きます。
サイドシルの内側ですね・・・なんのスイッチかって?
給油口とリアのトランクのオープナーがここについているのです。
ミニカーではスイッチのつく凹みはありますがスイッチ自体は付いて無いのです(デカールで有ったかも・・・)
お客様に送っていただいた写真の中にありましたので「ここも作ってね」と言うことなのかもしれませんね。
送っていただいた写真からメッセージを読み取って制作をしています(笑)
そうそうまだ塗装をしなければならないので乗せただけですよ。

他にもこんな写真が送られてきました・・・
トランクの中で右側の壁にこんなカバンが取り付けられています。
工具が入っているんでしょうかね・・・
なかなかお洒落なカバンですね〜。

で・・・
このカバンを作ります
まずはホワイトメタルの塊からこんなものを削り出しています
だいたいでいいんですよ・・・

0.3mmほどのアルミ板で巻きましょう・・・
この部分がカバンの表側になります。

長い方をドライバーを芯にして巻きます
この部分が蓋の部分になります。

工具用のバッグの後ろ側にもグレーの何か袋のようなものが重なっていますのでホワイトメタルの板から削り出して重ねておきましょう
汚い指で申し訳ありません・・・アルミやメタルを削りますと汚れるんですよね。

次はベルトの部分を作ります
まずはメインの部分ですねあまりカクカクと曲げますと固い感じになりますから柔らかく見せるように工夫をしなければなりません。

次はメインのベルトの上に長さを調整する部分を取り付けます
曲げたり削ったり・・・これもまた柔らかく見えるように形状を作ります

ハンダ付けをしてベルトを組み立てました
バッグ本体とベルトはまだ接着していませんよ、塗装がありますからね。

ここでカバンの部品などを塗装しておきます
ついでにフロントのインテークのメッシュなども塗装しておきます
このメッシュですが普通はブラックだと思いますが・・・資料写真を見ますとガンメタリックにように見えますのでガンメタリックにしておきました。
間違っていたら直しましょう・・・(笑)

工具バッグの塗装が終わるまでにデカールを作ります・・・
今になってどこの?
って思われるかもしれませんが工具バッグにGTOの文字が入れられています
これは銀糸の刺繍のようですね〜
まずはデータを作っています

そして印刷はシルバーメタリックのインクで印刷しました・・・
何種類か大きさの違うものも作っておきましたので一番印象の良い大きさのものを使いましょう。


明日は塗装も乾くと思いますのでデカールを貼って仕上げてゆきましょう