Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シートの塗装/コクピット内の組立て

2019-02-11 20:18:08 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は雨が降っています。
岡山県や兵庫県などの山間部では雪が積っている様なんですが・・・
友人のSさんは本日中国山地を越えて遠出をしていらっしゃる様ですが・・・雪が有る風景をFBにシェアしていらっしゃいますので間違いなく降っているみたいです。
ウ〜ン島根は雨なのに・・・
どうも今年の気候は変ですね。

本日の仕事をご紹介致します。
シートのカーボンデカールを貼り終えましたので次はステッチを貼ってゆきましょう。
これもまた2回目の作業になりますと慣れていてそんなに難しくは有りませんね。
時間はかかりますけども確実にこなしてゆけば完成致します
まずは比較的単純な形状のシートの座面の方からです

次はシートバックの方ですね
こちらはちょっと複雑な形状なので・・・何度もカットして少しずつ曲げてはってゆきましょう。

次は塗装ですね
乾燥機でステッチの部分の水分を完全に飛ばします
そしてカーボンデカールの部分にはウレタンクリアーを塗って仕上げます。

そしてこちらも・・・
ミュージアムコレクションのデカールと違って柄が黒っぽいですね。
まあどちらが好みなのかは実車次第という事でしょうか・・・もしもミュージアムコレクションのを使うならウレタンクリアーの仕上げはしない方が良いかもしれませんね。

いよいよコクピット内の組立てに掛かりましょう。
まずはセンターコンソールの部分のスイッチですね
ここにはミッション系の操作スイッチが入ります
3つのスイッチはR(リバース)オート(ATモード)ともう一個??
ア〜思い出せない何だった????
嫌ですね〜単純な事が思い出せないのは困ります(認知症か・・・笑)

ミッション系のスイッチの後側にもカーボンのパネルが入ります
赤いのはハザード、その後のシルバーのはシュガーライターなんですが・・・
この車に乗ってタバコを吸う人は少ないと思いますが最近はここから電源を取りますから・・・今はシュガーライターは電源の意味合いの方が強いですね。
その後の小さな黒い3つのスイッチは?です
私も知りません(笑)
但しこれらのスイッチはホットホイールのミニカーでは全てデカールで表現されていましたので全て立体に作り直しました。
黒い3つのスイッチはプラ棒の1.0mmから、ハザードの赤いスイッチとシュガーライターはアルミ棒を旋盤で削っています
やはり1/18くらいの大きさになりますとデカールだけの表現ではちょっと弱い感じがしますね。

センターコンソール部分の赤い縁取りは予定通り最初に掘っておいた0.4mmの溝に入れて接着します。
ここは実車も赤いコードかパイプの様な物を縁取りにしている様なので表現としては塗りではなくこの様な埋め込みで仕上げてみました。
見た感じ塗りとはまた違った仕上がりなのでこれはこれで良いですね。

次はリアのバルクヘッドに付くポケットを取付けます
実車も少し開いている様な感じなのでアルミ板を事前に曲げておいてからステッチを入れたり塗装をしたりしています。
ミニカーではU型のモールドだけですので・・・やはり立体感が出て良くなった様に思いますね。

次はコクピット最後部の部分のパーツですが恐らくはカーボンの板だろうと思いますのでプラ板をカットしてデカールを貼って仕上げましたが・・・どうも強度が弱くてフニャフニャしますので0.5mmのアルミ板を使って作りましました。
最初のと同様にカーボンデカールを貼ってからクリアーをコートしています。
今回取付けはこの部分がカーボンでは無く布だと困りますから差し替えが可能な様に極薄の両面テープで取付けます。

如何でしょう?
取付けてみました・・・
このサイズで見ますともうカーボンの目が全く見えずただのガンメタリックの様に見えますね。
あれだけ手間を掛けたのですが・・・フ〜ッ!!とため息をついてみたり。

リアのバルクヘッドの上側の棚は実車の写真ではこの様になっています。
PCのモニターを写していますので鮮明ではないですが雰囲気はわかって頂けるかな?

早速細かな部品を作ってゆきましょう
棚の上の滑り止めはF12の物と違いましてレザーを縫って作った様な感じで少し膨らみが有る様に見えます。
荷物の固定用のベルトですが両サイドにステッチが有ります。
なかなか再現が難しそうな印象ですね。
まずは材料の真鍮板をカットしましょう。

カットした真鍮板は実物のベルトと同じ様に曲げて整形しておきます
どの様に曲げると皮のベルトらしく見えるのか良く実物を観察して曲げる必要が有ります
曲げ方で柔らかくも硬くも見えますからね〜大事な部分です。

荷物の滑り止めは幅の細い真鍮板を使って作りますが・・・
少し柔らかな膨らみが有る様に見えますからハンダを盛っておきます。
こうする事でただの真鍮板が柔らかそうに見える様になります。

裏側は接着の為にペーパーで平らになる様に削っておきましょう。
この一手間だけでも接着が楽になります。

幅の広い真鍮板はこんな感じに曲げてベルトを再現致しましょう
コの字型の小さな金属はベルトをくくっている部分ですがまだ接着はしません。
と言うのもこの幅の広いベルトの両サイドにはステッチを取付けますから後で接着する方が楽ですよね。
そしてこのコの字型の部品自体にもステッチのデカールを貼らなければならないからです。

持ち手を付けて塗装の準備です
サフはウレタンを使います
一見サフに硬化剤を混ぜて塗料を準備するのは無駄が多い様にも見えます、しかしながらこの密着の良さを考えますと小さな部品にもウレタンサフを使う方が良いと判断します。


明日も続いて内装の組立てを行なってゆきましょう。
明日はお休みなのにお休みを取るつもりが全く有りませんね〜(笑)