Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Model Wam 1/45ダイハツミゼット

2017-01-28 12:25:41 | 最近手に入れたキットのご紹介

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次にご紹介するのはこんな箱に入っている物です・・・

さっそく箱を開けてみましょう・・・中身はこんな感じですよ。
タイヤを含む全てのパーツが真鍮のロストワックスで出来ています

Hさんコレクションの一つがこのなんとも珍しいダイハツミゼットでした。
初めてこのキットを拝見した時にこれは何!?と思ったのでHさんに聞いてみました。
まず、素材が真鍮製である事(金ではございませんので・・・笑)
そして古い国産の車のモデルこの車が日本で生まれた時にはまだ1/43模型などと言う物は認知されていなかったはずですよね。
実に不思議なモデルだったのです。

Hさんからお話を伺いまして合点がゆきました(笑)
このモデルは鉄道模型用として作られていたのです。
鉄道模型ではロストワックスで真鍮製の鋳物パーツを作る事は普通の事でして大学時代に鉄道模型を作っていた事を思い出しまして納得した次第です。
そう言えば京都に有った松本模型(確か今出川通の近くに有りました)に足繁く通っていた時にこのモデルか同様なモデルを見ていた様な気がします。
その時はまだ車という対象では無かったです、鉄道模型(蒸気機関車)でしかもHOゲージがメインでしたから余り気にしなかったんですね。
まあスケールは似た様な物なので不自然では無いですね。
荷台の床板の補強のリブまで再現してあります・・・素晴らしい!

インストはこんな感じで、実にシンプルな物ですね。
当時の定価はわかりませんが真鍮のロストワックスですし結構高かったんじゃないかと思います。


Hさんはこのキットをどんな感じに作りたかったのでしょうか!?
僕ならピカピカに磨き出してクリアー仕上げかな・・・
そう言えばエヌエフさんが250GTOを金箔仕上げにする事に挑戦されていますね、今年は金色ピカな仕上げが流行るかも・・・(笑)

ストラトス1号車最終組み立てVer.10

2017-01-27 21:36:45 |  Stratos JeansChicago
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今日も良い天気でしたね。
時々雲は出て雨も落ちましたが全体的に暖かで風もこの数日と違い柔らかな感じでした。
アトリエのまわりに降り積もった雪もだいぶ溶けたのではないかと思います。

さて本日は朝早出で6時30分の出勤で7時前から近所のお宅に気兼ねをしながらガレージ前の雪をかいておきました。
道路の雪を機械でかくのは良いのですが、倉庫や住まいの進入路に大きな塊の雪が寄ってしまうのもちょっと困り物ですね。
しかし、道路の除雪をして頂いているので有り難いと思い進入路の雪の塊は自分で片付けた訳です。
降ってから数日経過していますので溶けてから凍っていますので硬いことこの上有りません、樹脂製のスコップでは歯が立たず・・・アルミ製のスコップでやっと砕いて側溝の中に捨てておきました。
9時にならないうちに疲れてしまいまして・・・腰や肩が痛い事(笑)

さて製作に入りましょうか。
今日は早出だったので除雪に時間を取られても製作開始はかなり早い時間ですから何時もよりグンと製作が進むはず・・・
本日はシートベルトから作ってゆきます。
まずは肩ベルトの下側から作ってゆきます。

次は腰の部分のベルトを左右作ります。
私の場合は肩のベルトを上側になる様に配置したいので腰のベルトを先に取り付けています。

次は肩ベルトの上側を作りますがここは1枚のベルトを2回金具に通さなければなりません、ベルトの幅が金具の幅一杯ですとなかなか通し難いので角を少しカットして通しますと楽に通す事が出来ます。
この場合に大事な事はほつれ難いベルト生地を使う事です。
ほつれ易い生地を使いますと金具を通す事が途端に難しくなります。
色の違いは塗れば済む事なのですが・・・ほつれは治らないのです。

肩のベルトを取り付けました。
肩ベルトの中央の金具の下側の金具は少し曲げて取り付けてあるのは上のベルトと下のベルトの2枚重ねになっているのを表現する為です。
実際のベルトは下の金具の重さでこの様に斜めになっている事が多いのです。

左右とも取り付けました・・・
如何でしょう??

ヘッドレストを取り付けました。
洋白線で作ったヘッドレストのステーも金属リングで作ったハトメの部分も余り見えなくなってしまいましたが雰囲気はよいですね。
肩ベルトの上側の部分に3インチのシートベルトを使ってショルダーパッドを付け加えていますがこれもいつもの再現ですね。

ショルダーパッドの部分にブリタックスのデカールを貼ってみました。
アレナのキットにはブチタックスのデカールが付属していましたのでシートベルトはブリタックスだと思うのです。
使ったデカールは滲みが少なくてより質の良さそうなレーシング43の物を使用しました。

デカールが乾くまでしばらくシートは置いておきましょう。
次はウインドウの上側の方に有るスポンサーデカールですが、私のお預かりしたキットのデカールはこのデカールの部分だけ透明な二スが印刷されていないものだったのでこのまま水に浸ければ必ずバラバラになってしまいます。
なのでスキャナーでスキャンしてデータを作りそのデータをトレースしてデカールを作ります。
2種類作って感じの良い方を使いましょう。

印刷したデカールはこんな感じになります。
カットは自分の手で行う事になりますが水に浸けてバラバラになるよりは良いですね。

どちらを使ったのかと言いますと文字の幅が太い物を使いました。
細い方がシャープには見えるのですが雰囲気はこちらの方が実車に近いのです。

デカールを作っていたらかなり時間が経過しましてシートベルトのデカールも乾いた様なのでシートをボディに取り付けました。

次はワイパーとウォッシャーノズルの取り付けですね。
まあこれは何も問題無しですね・・・。

次はドアの取り付けです。
ドアの前側のクリアランスが大きめなのは構造上ここにドアの前側が入り込む様に開く為にここのクリアランスは詰められないのです。
ある程度ですがここがこのキットの一番のウィークポイントですね。
ボディのキャストの具合も有りますのでもう少し何とかなる物も有りますしもっと広く取らないとドアが開かない物も有ります。
ドアの前側のボディが薄い物ではまともに開く程ドアの入る部分を削るとホイールアーチと貫通してしまうのです。
左右で違う場合も有りますしそうでも無い物も有ります・・・ゴム型が傷んでからキャストした物はバラツキが大きいですね。

ついでにリアカウルも合わせてみます。
コチラもどこかが当たります・・・最後に仮合わせしてから付けたのがガソリンタンクですね・・・やっぱりこれが少し干渉していました。

ルーフの上側のフレッシュエアーの取り入れ口を取り付けました。
中央になる様にマスキングテープでセンターに印を付けてセンターを出しこれを目安に取り付けました。

次に取り付けたのがリトラクタブルライトを固定式にする為の金具ですね。
一見蝶番に見えるのですがこれはL型の金具でライトケースを固定しています。
全てのストラトスについている訳では無い様なのでこの部品はアレナのキットの部品を流用しています。

ライトケースの左右に1個ずつ付いているのでライトポッドの有る内側の部分はこんなに狭い所に付いています。
取り付けるだけでも一苦労ですね。

次はルーフの中央に付いているアンテナを取り付けます。
位置関係はまたマスキングテープを貼って取り付け位置を決めます。

ここでちょっと問題が・・・アンテナの形状がレーシング43のキットの物とちょっと違う様なのです。
不鮮明ながら下側がスプリング状に巻いてある様なので作り方をちょっと考えましょう。


明日はアンテナから始めましょう・・・、完成までもう少しですね。

ストラトス1号車最終組み立てVer.9

2017-01-26 20:27:27 |  Stratos JeansChicago

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本日は大変良い天気でしたね。
抜ける様な青空というのはこんな空を言うのでしょうか、この数日雪が降っていましたので鉛色の空しか見なかったので中庭に積った真っ白の雪とこの青さが目にしみますね。


ストラトスの方はフロントウインドウから製作を開始致しました。
ウインドウはバキュームパーツなので切り出して削り合わせますのでプラモデルの様に切り取ってぱっと取り付けという訳にはいきません。
削って合わせるのがなかなか時間がかかります。
削り合わせるのに何度も触っていたらウインドウが汚れてしまったのでこの後コンパウンドを使って磨いておきました。

ウインドを取り付けたら次はダッシュボードですね。
ダッシュボードはエポキシ系の接着剤を使って取り付けます、十分削り合わせて有りますのでウインドウを付けても取り付けはそんなに大変ではありません。

次はフロアの取り付けですね。
これもまた十分擦り合わせをしていますので問題が無かったのですが、一つ忘れていた事が有りました。
ボディを展示ベースに取り付ける為のビス穴を作っておくのを忘れてしまっていましたのでこの時点で作業をしておきました。
だから「フロアを取り付ける」と言う作業もぱっと出来る作業では無かったり致します。

次はバルクヘッドに内装を取り付けたいのですがその前にバルクヘッドに有るリアウインドウを取り付けておかなければなりませんでした。
早速アニメセルをカットして・・・接着しようとしますが、なかなかピッタリにカット出来ません。
何故なのでしょう?
今日は一枚のウインドウを切り出すのに6回もやり直しました、調子が悪いというのはこんな事でしょうか?
6枚目でやっと良い感じの物が出来ました。

ウインドウを接着してみました・・・が、画像を見ても透明なウインドですから見えないですね。
しかしこの状態でリアウインドウが取り付けられていますよ。

バルクヘッドの内装をとり付けてみました。
キットのオリジナルではこの部分には内装が付かなくてボディの内側がそのまま内装になっているのですがやはり別部品にしておいた方が組み立てやすい様に思いますね。

次はシートにシートベルトを取り付けるのですが先にヘッドレストを支えるステーを取り付けておきましてその間から肩ベルトを配置する事になります。

よく見てくださいヘッドレストのステーのシート側には実車の場合ハトメを使った金具が付いていますので金属リングを使ってハトメを作っておきます。


明日はシートベルトを取り付けてからシートをボディに取り付ける事になります。


Feeling43Ferrrai250GTO 1/43 Engine Kit & HIGH TECH MODELL Porsche3561/43Engine Kit

2017-01-26 11:41:43 | 最近手に入れたキットのご紹介

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250GTOはエンジン付きのモデルが限られています、メジャーな所ですとメイクアップのスーペリアやフェニックスのエンジン付きのキットが有名ですね。
あれほど沢山の250GTOのキットを出していたAMRブランドとしては確か出ていなかった様に思います。
フェニックスはルフ氏の原型ですがこれはフェニックスというブランドなので・・・
Hさんも多分沢山の250GTOをお持ちだったはずだからいつかはエンジン付きで・・・と思われていたのかもしれませんね。
たしかに250GTOのエンジン付きの作品はモデラーにとって一つの目標みたいな物かもしれませんね。

しかし、今まで私が知っていたフィーリング43のエンジンなら別にわざわざご紹介をしません。
見た目は普通のエンジンキットなんです・・・
厚紙の梱包は付いていなかったですが既に剥がされてしまったかもしれませんからわかりませんが・・・

内容は最後の頃(倒産前10年程位でしょうか)に発売されていた410エンジンと同じ様な感じですが・・・

なんとホワイトメタル製でミッションまで付いています。
私がプロになった頃に売られていた物は確か410エンジンにはミッションは付いていなかった様な気がしますし、410エンジンとして売られていた物はフィーリング43特有の黒い鉄粉を混ぜたレジンで出来ていたのです。
そう言えばエキゾーストの形状や部品の構成がどことなく違っていますね。

ミッションはオリジナルの原型の様でこの手のきっとによくあるメイクアップのスーペリアモデルのコピーでは無さそうですね・・・
この部分は一体でキャストされています。

キャブレターも単独で6個に別れていますからスーペリアのコピーでは有りません。
しかも昨日ご紹介したクライマックスの様にキャブのインテーク側には穴が開いています(凹みだけですが・・・まあファンネルを取付ける為には必要なんですが)
でもこの小さなキャブを6個エンジンの上に真っすぐに整列させる事はなかなか至難の業かもしれませんね〜。


そして珍しいのがこのHIGH TECH MODELL Porsche3561/43Engine Kitです。
1個しか無かったのですが、ポルシェ356のエンジンキットなのです。
ポルシェのエンジンは難しいのです・・・何が難しいかと言いますと見せ場が無いのです。
もし見せ場が有るとすれば繊細な空冷のフィンとか左右の上側に付くキャブレターになるのですが、繊細なフィンは空冷のシュラウドの中に隠れていますし下側はエキゾーストが有りますからまず見えません。
キャブレターは何とかいけるかもしれませんが・・・
余り聞かないメーカーさんなのでよくわからないですが・・・。

中身は意外ときちんとしています。
細かなモールドも再現されています、冷却のフィンは無いですけどね。

パーツも極めてシンプルです。
インストも簡単ですね。

ポルシェ356のキットはその内にご紹介しますがBBRのカレラパナメリカーナの物がいくつか有りましたからキットの脇にスタンドに載せてディスプレーするつもりだったのかな・・・!?
ぜひ自分で作られたら良かったです、私も見てみたいです。

私ならすぐに車体に載せたがるのですけどね・・・(笑)
妄想だけが膨らみますね。

Climax 1/24 Ferrari250GTO Engine Kit

2017-01-25 22:32:44 | 最近手に入れたキットのご紹介

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最近入手したキットをどんどん紹介してゆきましょう、当分の間Hさんから譲って頂いたキットが続きます(笑)
1/24のFerrari250GTOのキットと言いますとグンゼ産業さんのハイテックモデルが頭に浮かぶ方も多いかもしれませんがガレージキットに詳しい方ならミニカーショップコジマさんが出していたクライマックスが頭に思い浮かぶでしょう。
グンゼさんのモデルはボディ形状が気に入らない部分が有ったのですがクライマックスの250GTOは大体理想の形状だった様な気がします。
クライマックスのキットはエンジンがついたフルディティールだったのですがそのエンジンだけのキットがこれなんですね。
譲って頂いたのはそのキット4つでした。
このクライマックスのキットは後にMFHから1/24キットとして販売されていますので私も押し入れの中に積んでいるのですがエンジンキットだけが存在していたのを全く知りませんでした。
何の目的で4つもお持ちだったのか・・・?です。

箱を開けてみますとパーツの分割は実車に近い分割になっています。
展示用のスタンドやプラグコードまでセットになっている様ですね。

シリンダーを良く見ますと何とピストンヘッドまで再現されています。
シリンダーの深さが違っているのがわかりますか?
クランクの位置次第でピストンの場所が変わって来ますのでシリンダーの深さが違ってくるのです・・・実にリアルですね。
シリンダーヘッドの凹みもついていますね・・・

フライホイールはこんな感じです
外周部分に僅かな凹みが有りますがこれはフライホイールのバランス取りをしたところなのです。
つまり回してバランス取りをした時に重い部分にドリルで穴を掘って軽くしてバランスを取った部分なのです。

センターに穴が開いて無いのはちょっと残念ですね。
センターの部分は穴が空いていましてミッションのセンターシャフトが差し込まれます、その部分にはベアリングが仕込まれている事が多いですね。
車種によっては真鍮製のベアリングが入っている事も有ります。

ミッションは大体3分割ですね。
なかなか良い雰囲気を盛っています。

キャブレターはさすがに1/24ですね。
ツインチョークのダウンドラフト型のキャブレターが6個付属しています。
1/43モデルですとこれは一体になっていましてちょっと残念な形状だったりします・・・。

エッチング板も付属しています。
エッチングの中にはシリンダーガスケットも付属しています。
カムカバーのFerrariの文字もエッチング板が付いていてシャープな仕上がりを約束してくれます。

250GTOは1962年と1964年式の物がリリースされていたと思いますがエッチングを見る限り1964年式のエンジンの様ですね。