Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日は雨!でした

2014-05-26 17:52:28 | Ferrari250TR NART 1958
昨日はオープンガーデンで一日中雑務がありまして制作は全く出来ませんでした。
そりゃそうです何人のお客様がいらっしゃったのかわからない程のご来場が有りましてアトリエはほとんど一日お留守状態でした、よって制作も進んでおりませんので夜は更新が出来ない状態でした。
この辺りは進行状態を見せるブログとしてはきつい所でしてほとんどオンタイムですから制作が出来ていないと更新が出来ません苦しい所です(汗)
しかしバカ正直とも言いますね(笑)
実に私らしい・・・

今日は昨日の片付けの続きをしていましたが雨が降ってきましてずぶ濡れになってしまったので自宅に帰って着替えてきたりMFHの312PBが入荷したので支払いの為に銀行に行ったり・・・溜まった雑務もこなしながら・・・。

少し早いのですが昨日の残りの生ビールを飲みながらまったりと更新しています。
当店は生ビールを常時供給していないので酒屋さんからサーバーを借りています。
明日にはサーバー返却しないといけないので残りを頂いています・・・これも仕事??

さて制作ですが
アセトンで分解の所まではご紹介をしたはずです・・・が、すぐに塗装という訳にはいきません。
サフを塗らなくてもわかる凹凸はこの時点で直しておかないといけません、修正にはポリパテを使いますがこのポリパテは本来塗装の上に塗布される事を想定していません。
金属の生地の上に直接盛る事になってるのです。
なので出来る限りはこの時点で修正をしておきたいのです。

まずは分解したシャーシです取り付けピンの穴に縁に残ったカエリや荒いヤスリで付けた結構大きめの傷など修正をしておきます。
アセトンで接着剤を溶かしますが再びこびりついてしまう接着剤が薄い皮膜を作っていますこのまま塗装をすると密着に問題が出る可能性が有りますのでので全体も研磨します。

ボディも全体を細かなペーパー(500~600番程度)で研磨しますがこの時点で見つけた凹凸は当然ながら修正の対象ですね。
ボディ塗装をする前にピカピカに仕上げる方もいらっしゃいますが余り細かい所まで追い込むとサフの密着がよろしくないのです。
過ぎたるは及ばざるがごとし・・・。

ボディとシャーシも最終確認です。
ボディとシャーシのクリアランスは概ね0.4mm程にしています。
理由はボディ側がクリアーまでかかる為に0.2mmの塗膜厚、シャーシはサフとラッカーのフラットブラックで0.1mmを予定しています。
さすがに0.1mmのクリアランスは無いと合体する時に問題が出そうですね。
まあ理想はそんな感じですが100%はこのままいかないんだよね・・・。

いよいよパテを盛ります
ボンネットに何故こんなに盛るのか?
それはボディ側との高さを調整する為なのです。
ボンネットが乗る部分に塗料が付けばまた変わってきますけど、最後のクリアーはボンネットが乗る部分にはマスキングテープを貼って塗りますから大きく段が付く事は考えられないので誤差をなるべく少なくしてゆく感じですね。

ボディにもパテを入れます。
最初のパテは絶対に盛らないといけない部分です。
ドアなどの筋彫りやミスで傷が付いた部分など・・・
スジ彫りはいつもの様にパテが固まらないうちに0.15mmの超硬タガネで筋を入れておきます。

パテの硬化促進に乾燥器に入れて30分で硬化完了です。
早速ですが研ぎます。
研ぐとほとんどパテは残りませんね・・・。
筋彫りの脇とか残りそうですが見る限りそう残っていないですね、ではしなくても良いのか・・・その答えはノーですね。
経過はともかくするべき事はしておく・・・それが仕事の流儀です。

わかり難いのですがライトの内側の谷間の部分。
メタルのキャスティングの問題か?
いやゴム型の分割線の問題でここに段が有るのに不鮮明なラインになってしまっています
ここをピシッとしておきたいですね。
実は先日形状に付いて関東方面から突っ込みが入ったと書きましたが実は息子からでして・・・。
ここに段が付いているというのも息子が気が付いた訳です。
彼も同様な仕事をしていると書いた事が有ると思いますが形の事に付いては私以上に繊細で厳しい目を持っています、。
いつかは追い越されるのかな・・・と思いますが。
それは私が私の父を目標としていた事と同じ事。
同じ業界人として競う事も有るし・・・認める部分もある。
日付が変わる時間まで話が出来るのはやはり家族しか無いでしょうね・・・。

再び細かなペーパーで整えて
明日はサフを塗れるかな??

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2 コメント

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Unknown (Boo)
2014-05-28 07:41:11
質問で~す。

私の使ってるパテと違うのでしょうが?そんなに削っても残るぐらいの食いつきが良いパテなんですね!

大抵の場合、薄くしすぎるとポロっと全部剥がれる事があるんですよね~私の場合
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脱脂と足付けでしょうかね (渡部 洋士)
2014-05-28 12:52:10
Booさんのパテを使われる状況(下地の素材とかですね)が今一つわからないのですが
私の場合はパテの下地がメタルかレジンになります。
メタルの場合は事前にアセトンで洗っています。
またボディ全体をペーパーで研磨しています。
現在使っているパテはウェーブのモリモリを使っていますがポリパテと名が付く物なら実車用でもそんなに違いは無いと思われます。
従って脱脂と足付けの研磨の違いでは無いでしょうか??
プラスチックの場合はアセトンで脱脂は出来ませんから他の方法を考えないといけないかもしれませんね・・・ボロッと取れた所を見せて頂けると原因が分かりやすいのですがね~。
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