Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日も盛りだくさんの修理です

2018-06-21 22:27:57 | その他
本日の山陰はいい天気でしたね
背中に陽が当たりますと暑いくらいです。
今日の畑仕事は黒豆の苗を定植しました、何本あったのでしょう?
ウ〜ン80本くらいでしょうかね〜!?
どれくらい豆が出来るかは?なんですが・・・黒豆の枝豆でビールを飲めるといいな〜(笑)
飲むことばっかり・・・と言われそうですね。

お昼からは見積もり開始です
やっぱりF40とF50は多いですね〜
まあF40は販売台数が多いですからね(模型の方ですよ!)修理もたくさん入ってきます。
またか!?って感じです

少し前にスカイラインGTRのフロントウインカーの部分の隙間が大きいので直してくれと言われまして・・・
実物を送っていただいて見たらやっぱり左右でかなり隙間の違いが大きかったのです
削って治す方法もありましたが現行品ですし後でメイクアップさんに送って交換してもらえば良いと思いまして店頭に在庫していたものと交換してあげたのですが今度は左右のウインカーの色が違うので・・・と言われましてね(笑)
見てみたら・・・やっぱり違う。
左側は少し薄いんですね〜
部品は塗装してありますのでそのバラツキは仕方が無いのではありますが・・・

反対側はこんな感じ・・・確かに少し濃いですよね。

マスキングして塗装しました
こんな場合普通ならエアブラシで塗ると思われるかもしれませんが・・・
実は筆塗りなんです
取り外して塗るならエアブラシもいいのですが外しますと他の部分にダメージがあると困りますしね。
特に透明部品ですので取り外しの時に傷が付いてしまうと取り返しがつかないのです、それはボディの方も同じ事でしてガンメタリックのボディは補修がほぼ不可能なのです
塗料がマスキングテープの浮いた部分から漏れますとなかなか大変なのです。
なので補修は部品を取り付けたままタッチアップします、塗料の方に少しリターダーを入れまして筆ムラが出ないように配慮してます。
またオレンジ色は濃い方に合わせることになります。
如何でしょうか!?目元がぱっちりとなりましたでしょうか?

こちらはF40のフロントフードの角の部分がチップしている部分の補修です
ワイパーを取り付けた時にピンセットが当たったのかどうかわかりませんが修理の時にワイパーを外そうとしたら塗装が浮いていましてね。
見積もり時には気がつかなかったのですが・・・
ここはウレタンクリアーを盛って研磨して修正する予定です。
ウインドウに汚れや傷がつかないようにマスキングテープを貼ります
角の部分が少し凹んでいるのがわかりますでしょうか?

そしてウレタンクリアーを盛っています。
一度で盛ろうとしますと範囲が広くなってしまいますので一度に盛る量は少なくして硬化してから次を盛るようにして2〜3回に分けて盛っています。

ウレタンクリアーが完全硬化しないと次に進めませんからこの続きは明日にします
次の補修はラフタークレーンですね
昨日1液性のエポキシ塗料を下塗りしましたがやっぱり塗ってみますとゴミが噛んだりバリが出ているのが見えてしまいましてね〜
今日はペーパーをかけて研磨しています
まあ当然ですが・・・
下地が出たままベースのホワイトを塗るわけにはゆきませんからもう一度塗り足しておきます。
下地の出た所の写真は撮り忘れてしまいました・・・気がついたら塗った後だったと・・・。

次々に修理を進めましょう
次はルックスマートの1/18Ferrari288GTOです
あの瞬間接着剤が付いてしまった部分を補修するものですね
どの方法が良いのかいろいろ検討しましたが
まず2000番のペーパーでサンディングすることにいたしました
ペーパーがけはまず荒いものからというのが普通ですが荒すぎますと傷が深くなり傷を消すのが難しくなってきます。
また接着剤の部分以外のところを削ってしまうことが多くて下地を出してしまう恐れも大きくなります
だから今回は一般的な研ぎ出しに使う2000番から始めました

ドアミラーの部分の接着剤が完全に削れましたね
ウインドウの枠のあたりにまだ瞬間接着剤が残っていますね〜
なかなか研磨が難しいです
削りすぎますとそれで終わりですからね・・・真剣に研いでいます。

表面を確認しながら削っていましたら何やらポロっと外れました
どうやら瞬間接着剤が研磨されて薄くなって塗膜から剥離したらしい・・・
楕円形に凹んでいるのがわかりますでしょうか?艶のある部分ですね〜

今度は下側に垂れた部分です
こんな感じです・・・どうか下地が出ませんように・・・!!

大部分の接着剤が研磨できました・・・ここまでは2000番のペーパーで研磨作業を行なっています

次はバフレックスの3000番で少し広範囲に研磨します。
上の写真では垂れた部分の線が見えていますが3000番ではほぼ消えていますね

次はラプロスの8000番です
バフレックスの3000番よりももう少し広範囲に研磨します。
瞬間接着剤の垂れた後は全く見えません・・・。

次はコンパウンドで磨きます
使ったのは3Mのハード1ですね・・・ラプロスの8000番の後ならこのコンパウンドで始められます。

磨き終わりますと・・・ピカピカですね。
これなら部分再塗装をしなくても良いじゃないかな〜!?
このルックスマートのモデルのデカールはクリアーコートをしていないのでデカールの周りは綿棒を使って丁寧に磨きます。
万が一ペーパーで磨いていて下地が出てしまうとドアの筋彫りとドア中央の黒いラインのから上側の部分を再塗装することになりますが全く同じ色にはなりませんしお客様にも高価な修理代金をお願いしなければならなくなってしまいます。
出来上がりや予算を考えれば今の方法がベストではないかと思います。
もしも塗り直しをご希望ならもう少しモデルを楽しまれてからでも遅くはありませんからね。


明日はウインドのサッシの部分の補修とドアミラーの取り付け等を行います
そうそう!展示ベースとクリアーカバーもご依頼いただいていました。
そちらも手配いたしましょう。

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