Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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アベさんはボディの磨きとホイール/シートの仕上げ塗装です

2021-01-18 19:32:20 | その他
本日の山陰は・・・また雪です。
昨日辺りから少しずつ気温が下がってきまして昨日はミゾレだったのに・・・今日は雪模様ですね。
夜中に目が覚めた時に外を確認したのですがその時は雪は無かったのですが、朝起きてみますと周りは真っ白でした。
そして出勤して中庭を見ますと真っ白です
写真を写したのは朝の9時頃で積雪は4cm程でした。
まあ山陰の冬なので寒い事も雪が降る事も仕方が無いのですけどね〜。
降っては溶けて降っては溶けてをくりかえしますと「は〜っ!」とため息ですね(笑)

結局この後、昼間は気温が上がったのか雪は全部溶けてしまい、少し安心しましたが・・・夕方から雷が轟いた前後からどんどん降って来ました。
島根県の出雲部ではこの雷を雪起し(字は正しいか?ですが)と言います。
雷が鳴りますとこの時期は「雪が降り出すよ」と言う合図みたいな物なんですね。
田舎ですから独特の方言が沢山有るのですよ・・・方言に付いてはまたその内にご案内致しましょう(笑)

雪を見てため息をついていても仕事は進まないので・・・
手を動かしましょう。

今日は昨日ボンネットの一部にカーボンデカールを貼りましたので帰りにウレタンクリアーを塗っておきました・・・これは昨日書いておきましたよね。
続きでボディを磨いています。
冬場のクリアー塗装ですから静電気が発生しやすくどうしても細かな埃が付いてしまうのはブースで塗っても有る程度は仕方が無いのかもしれませんね。
クリアーの埃をペーパーで拾って3000番のバフレックスで研磨してコンパウンドです。
私が使う物の中で一番荒いのがこのエブリ1です。
実車の世界では細目なんですが模型の世界では一番荒いかな〜。
3000番のペーパー目は十分消す事が出来ます。
ここからハード1、ウルトラフィニッシュまでコンパウンドを替える度に中性洗剤で水洗いをして磨きます。
大体、磨き終えますと朝一番から初めても午後になってしまいますね〜時間がかかります。


次は懸案のホイールのブラッククローム化ですね。
クロームまで出来ていますから後はクリアーブラックですが何を使うのか・・・と言う事とその濃さですよね。
昨夜考えてラッカー系の塗料を使う事でブラックの濃さを微調整という事に決めました。
クリアー系の塗料は重ねる事でどんどん色が濃くなってきますので最初は薄く塗ってゆきましょう。
濃い塗料(ブラックが多いという意味)を使いますと一度に色が濃くなりまして取り返しがつかない事になってしまいます。
また4本有るホイールを同じ調子に塗るのは薄い目の(ブラックが・・・)塗料で始めた方がコントロールが利きやすいのです・・・経験上ですね。
左のはクロームそのまま、手で持っている右側はクリアーで薄めたクリアーブラック(ガイヤノーツ製)の塗料を1コートした物です。
まだブラッククロームと言える様なカラーでは無いですね〜。
もうちょっと塗りましょう。

今度は右側がクロームのままの物、左側の手で持っている方が3コートしたものです、これくらいならブラッククロームと言っても良いかな〜!!
今回塗ったホイールなどは塗料が付きやすい面と、付き難い面が混在する形状なので塗り重ねは薄い物を何度も塗る方がばらつきが出難いと思います。
しかし何度も塗りますとその分塗膜が厚くなって見苦しくなってしまう恐れも有りますから十分手加減が必要かと思いますね。
この色相に合わせて他のホイールも塗ってゆきます。

続いてシートのマスキングです
座面と背面そしてヘッドレストの部分はピンク色(ボディカラーと同じ)でその他の部分はブラックをご希望なので塗り分けをしなければなりません。
結構形状が複雑なのでマスキングも大変です、細かく切ったマスキングテープを貼り重ねてマスキングします。
この時点で大事なのはブラックがピンクの上に吹き漏れる様な事が無い事ですね。
ピンクのカラーはエアブラシでないと修正が出来ないのです、しかも塗り重ねるごとに色が変わりますからね。
一方ブラックは筆でのタッチアップが可能なのでブラックを塗り足ら無い方がまだマシなんですよ。
最後に艶調整で艶消しクリアーを塗りますので塗料が同じ(エアブラシで塗った塗料と同じという意味ね)なら筆でタッチアップしても見えなくなります。

マスキングしたシートにブラックを塗りました
そしてマスキングテープを剥がしますと・・・若干タッチアップは必要ながらもピンクの部分には全く吹き漏れは無く安心しました。
またやり直しは・・・これでご飯を頂いている身になりますとかなり痛いですからね〜!!

そして今日の作業で一番の山場・・・と言いますか、時間のかかる作業がこのボディのマスキングなんですね。
但しもうピンクの上にはウレタンクリアーを塗ってありますので万が一吹き漏れが有ってもクレオスのシンナーで拭き取れば全く問題は有りません。
ただただマスキングの手間だけはどうにもなりません・・・。
この作業だけで数時間・・・
あでも無いこうでも無いと考えているうちに時間は経過してしまいます。
それに吹き漏れが有っても何とかなりますが無いに越した事は有りませんからね。

そして夕方になってやっとセミグロスブラックを塗りました。
ライトの部分も一緒に塗ったので人相の良く無いパンダみたいな顔つきになってしまいました(笑)


明日はこのマスキングを剥がす所からですね・・・
楽しみです。
巧くいけば良いですね〜!!