Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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アベさんウレタンクリアーを塗りました

2021-01-17 20:07:18 | その他
本日の山陰は・・・
雨のちミゾレで寒かったですね。
と言っても雪はチラチラ、それもミゾレなのかよくわからない様な降り方でしたね。
中庭の積雪は有りませんでした・・・今夜まだ降るのかな?よくわかりませんが・・・。

今朝、出勤時に珍しい物を見ました。
空に何か聞き慣れない爆音が・・・
なんと、Dr.ヘリが飛んできました。
そして近くの芝生に着陸・・・
数分後に救急車が到着し、何か作業をしておられました・・・。
近くに寄って邪魔しちゃあいけませんので、私達は買い物に近くのスーパーに行って帰りに見ますと丁度離陸して行く所でした。
事故なのか病気なのかよくわかりませんが、この人たちのお陰で安心して暮らしていける事に感謝ですね。

皆さん、冷たい雨の中ご苦労様です。
有り難うございます!!



ここからは本業です
ボディカラーが乾きましたので昨日書いた様に全体にペーパーを掛けます
パールの成分が結構大きいので凸凹しているのですよ。
ボディ全体にまんべんなくですね〜。

そして塗料用のフィルターで濾したボディカラーを塗っています。
このオーバーコートは余り厚く塗る必要は有りません。
薄く塗ればペーパーを掛けた事によって下地は出ていませんので大丈夫なんですよ。
薄く塗る事だけに神経を使います。

ボディを塗ってしまいますとボディは当分の間触る事が出来ません。
なのでまたインテークの部品に戻りましょう
軽くペーパーを掛けたインテークの部品はグロスブラックを塗っています。
デカールを貼るのにも下地は平滑の方が密着が良いですからね〜。
塗装もデカールも下地は大事です。

インテークも塗ってしまいますと触れませんね〜
なので次はブレーキのキャリパーの文字を作ります
まずはデータを作ります
大きさは元付いていた物に合わせておきましょう・・・ちょっと大きい様な気もしますが・・・元のオリジナルを大事にしましょう(笑)

デカールを印刷して保護のクリアーを塗っています
この保護の為のクリアーを塗っておかないと結構印刷が弱くてピンセットで挟んだだけでも傷が付く事も有ります
気は付ける様にしていますが・・・作業が荒い?

デカールを貼りました
軟化剤を使ってしっかり密着させましょう
形状が複雑なキャリパーに貼りますので密着が悪いとすぐに気泡が入っていしまいますから気を付けましょう

インテークの部品ですが乾燥機に入れて加温して乾燥を促進しましたらデカールを貼りましょう。
少し大きめにカットしたデカールを貼ります
このままでは密着が良く無いのでここでも軟化剤を塗布して暖めてデカールを柔らかくしておきますと部品に馴染みます

ボディカラーの方も乾燥機で硬化させまして・・・
元々厚く塗っていませんので2時間も有れば硬化してしまいます。
せっかくなので今日ウレタンクリアーを塗ってしまいましょう。
本当はボンネットのダクトの部分にもカーボンデカールを貼らなければなりませんが、このままデカールを貼りますとボディカラーは柔らかいので傷が付きやすいのです。
なので一回ウレタンクリアーを塗ってからデカールを貼ってその後にボンネットの部分だけクリアーを重ねましょう。

コンソールの部分にもボディカラーの部分が有りますが・・・
ここはデカールが貼られていますので全部剥がして塗直しは出来ませんでした。
幸いな事に元色が肌色の様なカラーだったのでマスキングして塗り直しましょう。
全く異なったカラーですとサフを入れて塗直しになりますが・・・比較的色が近いのでそこまでしなくても大丈夫です。

カーボンデカールを貼ったインテークのパーツにウレタンクリアーを塗りました。
ここにカーボンデカールを貼りたいお客様の気持ちは良くわかりますね〜
デカールを貼ってクリアーを塗りますとなかなか格好が良くなりますよね。

次はホイールです
昨日はブラックを塗ってウレタンクリアーを塗った所まで出来ていましたね。
今日はメッキ調の塗料を塗ります・・・
この塗料は薄く塗れば良いのです、厚塗りは帰って良く有りません。
塗ったらエアブラシからエアだけを出しまして乾燥させます。
乾燥しますと急激にメッキ調になってきますがもし下地が見えるようならもう少し塗り重ねましょう。
最近のメッキ調塗料は凄いですね〜見た目は蒸着メッキとあまり変わらないですね。

同じ様な写真が続きますが・・・間違いでは有りません。
下はメッキ調塗料が乾いたのでウレタンクリアーを塗った所です。
上の塗る前と比べますとほんの僅かに曇ります
これはしょうがないですよね〜一枚被膜が出来るのですから全く一緒というのは無理です。
ですがこの塗料はウレタンクリアーをオーバーコートしておきますと塗膜の強度はウレタンクリアーの強度と同じになります。
ではウレタンクリアーを塗らないとどうなるのか・・・?
指で擦りますと剥げてしまうのです。
剥げてもらっては困りますからウレタンクリアーを塗るのです。

忘れていた!?ボンネット後部のエアのアウトレットにもカーボンデカールを貼りましょう。
少し大きめにカットして貼り付けます。

半乾きになった所でデザインナイフで切り込みを入れまして折り返してソフターで馴染ませます。
ソフターを使い過ぎますとデカールが溶けてしまって振り出しに戻らなくてはなりませんので程々に使いましょう。
この時にドライヤーなどで暖めますと馴染みが良いですね。
しかも作業が早いのです。
デカールを貼る場合ですがカーボン模様の角度にも気をつけなければなりません出来るだけ斜めになる様にまた車の前後方向や左右方向にならない様に・・・しかも左右均等になる様に心がけたいですね。
カーボンの模様の向きを考える事で単調にならない様にします。

次は・・・
テストです。
何のテストかと言いますと・・・ホイールは現在メッキ調塗装に保護用のウレタンクリアーを塗った所まで出来ています。
お客様のホイールの希望のカラーはブラッククロームなんですよね。
という事はこのクロームの上にクリアーブラックを塗らなければなりません。
本来ならウレタンにブラックを混ぜてクリアーブラックを作りたいのですが・・・ウレタンクリアーの主剤にラッカーのブラックを混ぜてみました・・・
ウ〜ン分離しちゃって使い物にならないですね〜。
ホワイトサフにラッカーを入れても大丈夫なんですけどね・・・まあ私の使っているクリアーはサフとは性質が違うのですよね〜。

そしてもう一つ
ではウレタン同士なら良いかな?
という事でウレタンクリアーの主剤にウレタンカラーのブラックを混ぜてみました・・・・
やっぱり分離しますね。
恐らくウレタンカラーのパナロック系のブラックなら分離しないと思いますが・・・生憎持ち合せが無いのでウレタンクリアーを使うのは諦めましょう。
まあクリアーブラックを塗るのは明日なので明日までにもう一度考えてみましょう。

ボンネット部分だけクリアーを重ねています
本来はカーボンの部分だけで良いのですが、デカールを筋彫りの中まで落とし込んでいますのでここでマスキングしますと塗装後にマスキングテープを剥がす時にカーボンデカールがテープと一緒に剥がれてしまう恐れが有ります。
ここまで来て失敗はしたく無いので回り道ですね。
得意なんですよ〜回り道!!(笑)

内装にブラックを塗りました
キルティング部分はボディカラーと同じピンク色ですがそれ以外の部分はブラックで仕上げます。

インテークのカーボンパーツです
中研ぎをしてから再びクリアーを塗りました・・・
完璧!?ですね〜
最初からこの仕様だったみたいに見えませんか!?

次にシートをマスキングして仕上げようかと思ったら・・・間違い発覚です。
先日のアベさんロードスターとはシートの塗り方が違っていました。
この車はシートの中央とヘッドレストがボディカラーでしたね〜
ヘッドレストはブラックと勘違いしておりましてピンクを塗り忘れてしましたので追加で塗装です。
早く気が付いて良かったです・・・同じ様な車なのですが色々仕様が違うんですね。


まだボディを塗り分けないといけませんね〜
この塗り分けが終わりますと組立てに入る事が出来ますので大きな山を越えられるのですが・・・
もうちょっとなので頑張りましょう。