Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シートの整形

2020-04-09 21:03:42 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰も天気が良くて暖かい一日でしたね。
昨日の夕方は急に冷たい風が吹き出しましてね〜雨が降るのかな?
と思わせるのには十分だったのですが雨は降りませんでした。
その代わりと言っては何ですが・・・朝方は放射冷却で結構冷えましたね。
霜が降りるかも・・・と言われていましたが私の見る限りでは霜は降りなかったみたいですね〜でも山の中ではわかりませんけどね。

世の中では緊急事態宣言が出ましたね〜
それで島根県はどう変わったのか・・・ちょっと?なのですがYahoo!の方から安来市長のメッセージが来たりしましてコロナ患者が出ていない地域でも何だか物騒に感じられる様になった今日この頃ですね。
僕の方は指をケガしちゃったので個人的に言えばこのほうがず〜っと緊急事態宣言です(笑)
本業も厨房係も出来るかどうか?ですしね〜誰も保証はしてくれませんし・・・これで下手に整形外科の有る総合病院に行ってコロナに感染して帰ったら目も当てられないです。
は〜っ、どうしたもんでしょうね(笑)

そう言えば島根県内でも10代の女性が感染している事がわかったらしいですね〜
まだ細かなことはわからないですけどね〜。

さて今日も昨日の続きで片付けをしていました
春先まで元気だったけど枯れてしまったパッションフルーツを片付けて薪割りで出た木屑を畑のゴミ(主に木の枯れ葉)と一緒に燃やしました。
勿論消防署には連絡済です。
それでやっと中で本業開始ですね〜
工具がちゃんと持てるかしら・・・
今日はまずシートの整形からですね。
シートは原型になったぐたぐたのヤツ(元々のシートがソフビだったので適当にポリパテを詰めて裏打ちして固めました。
そしてサフを塗って原型にしたものが右側の物ですね。
左側は加工中の物です
右側の元々の物は座面が長くて背もたれ側が短いのでちょっと変な感じですね。
古い車なのでヘッドレストも付いていないので余計に不自然に見えてしまいます。
左側は座面を少しカットして短縮しています。
この方がバランスが良いですね。

幅も広い様に見えるのは錯覚ですね
左側の物はちょっと形が歪だったので両サイドを整形しただけなので幅が少しだけ小さくなっているかもしれませんが・・・視覚的効果の方が大きいのかもしれませんね。
縫い目の部分も削って谷になる様にしています、まだ形状がぎこちなく柔らかくてふわっとした形状にはなっていませんね。

そして実車のシートの座面にはもう一本ステッチが有ります
下の写真で鉛筆で線がは入っている部分がそれですね。
ここにも谷を作らなければなりません・・・が

雰囲気を確認する為にもう一度実車のシートの座面を見てみましょう。
実はこのシートは恐らく新車からそのままの状態なので随分へたっていると思われます。
全体がペタッとした平面に近くホールドは期待出来ない形状ですね。
恐らく昔はそんなホールドの事などは二の次で見た目重視では無かったかと思います。
でも古い物なのでへたりが有りますからそれをさっ引いてみなければなりません。
実際にこの写真を良く見ますと赤いパイピングが有るのですが脇が少し切れています(メージャーのストラップの下側ですね)ので補修か貼りかえが必要である事を主張していますね。
どうやらお客様もこの事には気がついていらっしゃる様でこの後貼りかえをされる様ですから貼りかえ後の事を想像して造形しなければなりませんね。

ちなみに何故シートを作り替えたのかと言いますと素材がソフトビニールであった事もその原因の一つなのですが・・・
このパイピングに有ったのです実車の座面のパイピングは左右の物が平行に前まで入れられていますが・・・
ミニカーのシートはパイピングが斜めになっているのです。
ソフトビニール製のシートの形状を変更するのはほぼ無理なので先々の耐久性も考えてもの総合判断なんですね。

そしてもう一つ下の写真はミニカーの背中の当たる部分なんですが一番上の角にパイピングが無いのです・・・
ここだけのパイピングを取付ける事もなかなか難しい・・・まして継ぎ目が絶対に見えてしまうんですよね〜

ちなみに実車は・・・丁度良い写真が無いので良く見て下さいね!
斜め後から撮った写真なので左側が前側になります
後にも前にも角の部分はパイピングが有りますよね〜
この部分はサイドウインドウ越しにも良く見えますので絶対に放置出来ない部分ですよね〜


違う違うと愚痴っていても何も始まらないので直します。
座面のサイドサポートの部分が高過ぎます、ここが高いと現代の車に近くなってしまいますので・・・この部分を削って低くしました。
全体に平面的な感じ・・・それプラスシートを張り直した時の膨らみ感をプラスした形状が目標かな〜

次はパテを入れて小傷を消してゆきましょう
厚みはそんなに要らないのでグレージングパテでOKでしょう。

乾燥器に入れて硬化促進しましてパテを削ります
大分形状が見えてきましたね〜
そしてもう少し気になる部分が有ったので再びパテを入れておきました。
そろそろ一度サフを入れて形状を確認してみたいですね〜
サフを入れますとアラが見えるんでしょうね〜(笑)