Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ステアリングの制作 Ver.2

2020-04-24 20:19:50 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰も曇り時々晴れ・・・一時的に雨の安定しない天気でしたね〜。

風も昨日程では無いですが少し冷たい気がします。
出勤した時には雨が降っていなかったので今度はまだ刈ってなかった畑の方の草刈りを始めました。
下の写真で中央の木の右側が刈った方、左側はまだ刈ってない所です
さすがに今日は普通の営業日なのでランチタイムの前だけの時間でしたから全部刈ってしまう事は出来なかったですね。
右の奥に見えるのはニンニク畑でして既にかなり大きくなっています。
ジャンボニンニクではないのですけどね〜
この後花が咲きますので蕾みが出たら芽ニンニクとして収穫して炒め物に入れて食べます。
その向こうに見えるのがタマネギ畑ですね。
こちらは6月の収穫予定なんですけどね〜畝の間にはタマネギに肥料をしますから強烈に草が大きくなっています。
近い内に草は刈ってしまいます・・・と言う事で来週28日からお休みにはしますけどやらなければならない作業が山積みですね〜。

さて本日の本業です
今日はこちらの材料を使って制作を進めます
と言っても・・・上手くいくのか・・・保証の限りでは有りません
最初に書いておかないとね・・・出来なかった時の事があるからね〜(爆笑!)

なにせ初めて作る方法なので・・・最終的に他の素材を使ってやり直しになるかもしれませんのでご了承下さい。
金属の部品は昨日までで作ったステアリングのスポークです
その周囲の木の板はステアリングホイールの材料なんですね〜
この車最初はエボナイト製の純正ステアリングが付いていたのですが製造からかなりの時間が経過していますので素材の劣化も有ると思いますし貴重な純正のステアリングホイールなので外して温存しておきたいというオーナーさんの希望からウッドステアリングに交換されたみたいなのです。
ウッドステアリングをウッドで作ると言う事が1/18で出来るのかどうかやってみたいと思っています。

でもいきなりステアリングを作る訳にはゆきません
それなりの準備という物が必要になって来るのです。
まずはステアリングを交換する時にしなければならない事ですね!
そうなんです!取付けるステアリングに合ったステアリングボスを準備するのは実車でも模型でも同じ事ですね
真鍮の丸棒から削ってステアリングボスを作って置きました
下の写真でグレーの部分はミニカーのステアリングコラムの部分ですバリが大きかったので削ってからサフを入れておきました
黒い部分はステアリングシャフトですね、こちらも元々のミニカーの部品ですね。
そして真鍮の部分がステアリングを取付けるボスの部分です。
中央の穴はミニカーのステアリングシャフトの径に合わせてあります

ステアリングのスポークは3分割で作られていますのでセンターの部分でステアリングボスに取付ける為の部分が必要になりますね
実車には無いのですが・・・これは私の作り方の都合上という事です。
素材は洋白で旋盤を使って削り出しています。
凸型の円盤なのでそんなに難しい物では有りません。

次はハンダ付けの準備です
ハンダ付けの場合は準備が8割ですね
熱くなって指で支える訳にはゆきませんからね〜
私のハンダ付け台は不燃性のボードを使っています
多分建築材料の切れ端なのですが・・・
どこで買ったのか覚えていません。
柔らかな物なのでステアリングのボスに差し込む凸の部分が嵌る様に凹みを掘っておきます

次にスポークの部品に熱したハンダゴテを当てて分解致します
部品には余分なハンダが付いていますので削って掃除しましょう

円形のテンプレートを使ってスポークを配置致します
もちろん中央の下側には上で削り出した円形のプレートを入れてあります。
円形のプレート自体の厚みが有りますからマスキングテープを3枚重ねてステアリングのスポークを持ち上げてあります。

そして狂わない様に注意をしながら中央をハンダ付けします。
スポークの中央部分にはそれぞれのスポークの付け根が集まりますがかさならないよう重ならない様に注意をしておく事が必要です
重なりそうならヤスリで削って仕上げましょう
それでも隙間が出来ますからその部分にはハンダを流して埋めておきます
全体にハンダが流れたらOKですね

マスキングテープを全部外しまして中央の余分なハンダを削りますとこの様に1/18のステアリングハンドルのスポーク部分が完成ですね
まあここまでは大体今までの知識を使えば難しい事では有りませんよね。
ハンダ付けだって配置だって固定のハンダ付けさえも難しい事では有りません。

中央のホーンボタンの部分を旋盤で作ってみました・・・がこれは没です
理由はほんの僅か外径が小さくてスポークの中央の板の部分が見えていますよね〜
実車は見えないのです。

これくらいならまだ良いかな〜
中央の凹みが直径4mmなのですが
ちょっとだけ小さい様な気がします
凹みが小さいから周囲のテーパーの部分が見え過ぎます・・・

中央の凹みの部分を4.5mmに変更したのがこちらです・・・
これなら良い感じかな〜

なかなか雰囲気の良い大きさの物が出来なくて結局4つも作ってしまいました
材料と時間の無駄ですね〜

次はホーンボタンの凹みに入る黒いプラスチックの部分を真鍮で作りましょう
やはり旋盤で削ります
この黒いプラスチックの部分の中央にもアルファロメオのエンブレムが付きますので
ここも凹めておきます
凹みは直径が2mmですね

そしてエンブレムのデカールを貼付けるアルミ板が1.5mmですね。
1/43用の物が丁度良いですね

黒いプラスチックの部品も厚みや直径で雰囲気が変わってきますので何度も作りましたよ
ウ〜ン材料と時間が・・・かかります。


明日はいよいよ未知の作業に突入ですね〜。