Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ダッシュボードの制作

2020-04-20 20:17:49 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰も雨ですね〜。
空には一面厚い雲が・・・ウ〜ン気分も沈み気味です。
明日からお休みですのでアゲアゲ気分でいかないと勿体無いのですけどね。

そうそう!!
お休みと言いますと皆さんにご連絡が有ります。
コロナ対策でと言いますか4月の28日から5月6日まで大型連休を頂く事にいたしました。
どこかに遊びに行く訳ではないですしクラスターが発生したという事では有りません、中庭の手入れとか薪割りとかその様な事に時間を費やす為に定休日+臨時休業をさせて頂きます。
5月7日にはまたいつもの様に開店しますのでしばらくの間休みます。
まあ当店がお休みしたからと言って他に影響が有るとは思えませんが・・・それでも社会の一員として生きてゆく上では苦渋の決断ですね。


ではブログはどうするのかと言いますと・・・全く作業を中止してしまう訳では有りませんので上記の様な作業をしながら時間を作って制作は続けてゆきます。
それこそお待ち頂いている方が制作と修理で大勢いらっしゃいますので何もしないと言う選択肢は有りません。

さて前置きはこれ位にしておきまして
本業の開始をします

今日はいよいよダッシュボードですね。
ダッシュボードの形状はまずまずの様です、大きな間違いは無さそうなので不鮮明なモールドを削ってボディカラーを塗った所まで出来ていましたね。
次はダッシュボードの上側の黒い部分を塗りますが・・・この部分は黒いレザーが貼られていてそれがドライバーに対しての太陽光の反射防止になってるのです。

普通この様なダッシュボードの場合フロントウインドウの内側の曇り止めのデフロスターの吹き出し口が有るのですが・・・
実車の写真を良く観察してみますと普通に長穴が空いているだけではなく何か出っ張りの様な物が付いていますね〜
その上に吹き出し口が有る
しかもこれはフロントウインドウ越しに良く見えるので省略!と言う訳にはゆきませんね〜

見ますと結構高さも高いですし・・・存在感が半端無いです
元のミニカーにもこんな物は付いていなかったですし・・・
作るしか無いですね。
ダッシュボードはプラスチック製なのでプラスチックで作った方が良さそうですね。
と言う事でプラ板の積層で作る事にしました。
下側は0.3mmのプラ板上側には0.5mmのプラ板を2枚平行に接着して間のスリットに0.3mmのプラ板の厚みの部分を利用して差し込んで接着します
プラ板を使う場合は厚みの寸法を上手に使うのが良いですね。
いくら正確にカットしてもカットした材料の幅で使うのは寸法が狂う元です。

左右についていますので2個同じ物を作ります。
寸法が正確に作れれば言う事は無いですが・・・同じ物は2個作れません(笑)
もしおなじ物が欲しければ形状の良い方を複製をしますが・・・そこまで寸法が厳しく無い部品なのでこれで大丈夫でしょう。

でも細かな手直しはしますよ
プラ板の継ぎ目の部分は隙間が出来易いからグレージングパテを入れてスムーズに整形しておきましょう
特に白いパテは隙間が見え難いですからね・・・念のためです。

サフを入れて形状を確かめてみます
ついでにダッシュボードの上に乗せて確認したり・・・ダッッシュボードは僅かに曲面なので少しデフロスターを曲げて修正しています。
こんなに存在感の有るデフロスターの吹き出し口は他では余り見ないですね。

デフロスターを接着してダッシュボード上面を塗りました
個々で一つミスを犯しました
メータークラスター(コロナでは有りません・・・笑)のサイドの部分は実車ではボディカラーだったですね〜
この後拭き取っておきました。
ボディカラーの部分はウレタンクリアーを塗っていますので後でも模型用シンナーでの拭き取りが可能なんですね〜。
良かったです〜!!

ダッシュボードを仮組してみました
何の問題も無く付きます・・・が取り付け用のダボ穴が少しきついので削って調整しています
この取り付けダボがボディの裏に有りましてねエンジンルームの形状を実車に合わせられなかったんですよね〜
ダボが使えて良かったですよ・・・これでダメなら良い所が無いのです(笑)
天井のウインドウガラスを支えているピンも削ってあるのが見えますね。
Aピラーの上側の付け根付近です金属の色が出た部分が有りますよねあれが削った痕になります。

次はまた洋白線を持ちだしています。
これでダッシュボードのレザーの所とボディカラーの所の見切りに付くモールを作ります。
そのまま0.5mm線を磨いて使っても良いのですが、少し幅が欲しかったのでロールで潰しました。
幅を少し広くする事で見た目も変わりますが接着面も少し大きくなりますから耐久性も上がると思います。

潰して磨いて整形して取付けました
ここに見切りが出来ますと引き締まった感じになりますね。

天井の部分にサフを入れましたたらピンを埋めた部分にほんの少し凹みが見えてしまいます。
グレージングパテを入れておきましょう
なかなか見え難いのですが手抜きはしませんよ(笑)

グローブボックスの取手を作ります
この取手にはカギ穴も有ります。
今ではグローブボックスにカギ穴など有る車は見た事が有りませんが同年代の国産車でもここにカギが有る物が多かったですね。
貴重品を入れていたのでしょうかね〜(笑)
ホンダS600ではここのカギはオプションだった様な気がしますが・・・。
もっと大変なのはこの取手の部分ですが外形が八角形なんですね〜
小さ過ぎで見えませんけど一応削っておきました
この様な小さい物を削るのは保持するのが大変なのです
保持がうまくいきますと良い物が出来ますよ
本当なら旋盤で削り出した時に切り離さずにそのままにして八角形に削ってから切り離すのですが・・・順番を間違えた為にピンバイスを使って保持しています。
本来なら無駄な苦労をする事は無かったのに・・・は〜っとため息がでますね。
不具合な右手の親指のせいでこの小さな部品が2度も机の下に落ちてしまったのは内緒です(笑)

次はアルミ板と洋白線を使ってラジオリッドの蓋を作っています
多分ラジオのリッドだと思いますが・・・想像です。
中央にはアルファロメオのエンブレムが付いていますが・・・こんなに小さいのは無理かな〜

次はラジオリッドの蓋の上側に付く灰皿ですね〜
アルミ板の寄せ集めでしっかり特徴をつかみます
特徴が有る物は作るのが簡単なんですよね・・・特徴が無い物は難しいですね
この灰皿がただの四角だったら縦横の比率と全体の大きさ素材の質感しか特徴が無いのです、それは難しい事なんですよね。

事務用の大きな虫ピンを使ってスイッチ類を作ります
根元もこの大きさだと金属リングという訳にはゆきませんからアルミパイプを使っています。

今日はここで時間となってしまいました。

そろそろラストスパートをかけたいですね〜!!