Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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追加塗装・・・ただし建設機械です

2017-04-06 21:13:56 | その他
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本日は全国交通安全運動の初日で全国一斉の行動日だったのですが山陰は雨のため中止になってしまいました。
朝7時半から街頭に立つつもりだったのですが・・・まあ仕方がないですね。

出勤した時には既に雨は一段落していた様ですが、それ以後も降ったり止んだりを繰り返しておりました。
気温は高めだったので外でも過ごしやすい天気でしたね。


昨日でホットロッドの制作も一段落しました(本日発送しました)ので今日は何をしようか考えていましたが、集中してホットロッドを作っていましたのでその間にご依頼をいただいていた雑務をこなしておかないとこの雑務がいつ終わるのかよくわからなくなってしまいます。
それではご依頼をいただいていたお客様に申し訳無いのです。

今回のご依頼はちょっと変わった物でして建設機械の追加塗装というべきものなのです。
最近世間では建設機械のミニカーが流行りだとか・・・
しかしまだまだ完璧なミニカーは存在していないらしくそのディティールや塗装は今ひとつの部分がある様です。
少し前に地元企業のクレーンのミニカーを塗り直しした記事を公開致しましたが、ご依頼者の方はそれをご覧いただいたかどうかは定かではありません。
しかし部分塗装でいいから塗ってくれというご依頼なのです。
まずはこちら・・・
クレーンのブームの下側が反射防止のためにセミグロスグレーに塗られているのですがミニカーではそれが省略されていてグリーンだけで仕上げられている様です。
まずは資料をにらめっこしてマスキングをします。
建機の場合塗り分けに一定の決まり事があるわけではありませんからただ資料をよく見て塗り分けを決めます。

そしてグレーに少しフラットグラックを入れて調色した塗料を塗りました。
しかし、塗る前にしなければならないことが有ります。
まずはミニカーの塗装面の脱脂ですね、脱脂にはシンナーで拭くのがいいのですがミニカーの塗装が溶けてしまうと困りますよね。
ですから塗装前に脱脂と塗装面のテストを兼ねてシンナーで塗装面を少し拭いて見ます。
大きく溶けることはなかったのですがそれでもシンナーを含ませた白い布にはグリーンの薄いシミができていましたので全く溶けない塗料とは言えない様です。
もしもウレタン塗料ならクレオスのシンナーで溶けてしまうことはまず有りませんから・・・ちょっと気をつけなければなりません。

こちらのクレーンのブームも塗り直して欲しいそうで・・・
ブームの下側がグレーに塗ってあるのはいいのですがグレーの色が少し明るいらしくもう少し黒に近いグレーに塗り替えます。
ブームの端のプラスチックの部品を取り外しておきます。

もう一つのブームも同様のカラーで塗りました。
なかなかスッキリと塗れました。

こちらの方も綺麗に塗ることができました・・・が!

一番太いブームですが上側の角の黒い細い線があちこち禿げているのです。
多分このクレーンは一旦組み立てられていたと思いますので一番太いブームは外側になっていますから傷がつきやすいのでしょう。
案の定他の細いブームには一切傷がないのです。

せっかくですからこの黒い線もマスキングして塗り直しておきましょう。

セミグロスブラックを塗ってみました・・・・。

マスキングを剥がしますとこんな感じですね。
スッキリと補修できました。


グリーンの方のブームのマスキングを剥がしてみました、こんな感じですね。
なかなか綺麗に塗ることができました。
ブームの一番先端の部分はまだ塗らなければならないのですが・・・ブームの下側の塗装はいい感じですね。

ブームはとりあえずこれくらいにしておいてホイールの穴の部分に黒をさします。
細かなことですが黒をさしますと雰囲気が良くなりますね。



しかし、ご依頼者様の希望通り塗ってゆきますと、あと1〜2日かかりそうですね。
簡単に思っていましたが、マスキングに結構時間がかかりますよ・・・追加の塗装が意外と高いものにつきそうです・・・(笑)

AMR 1/43 Maserati Birdcsge Nurburgring

2017-04-06 10:46:12 | 最近手に入れたキットのご紹介
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この所随分暖かくなった山陰地方ですがこれからも寒くなったり暖かくなったりを繰り返す予報が出ています。
皆さん風邪をひかれない様にお気をつけ下さい。
私は今の所は元気ですが・・・

次男が大阪に就職しましてひと安心した・・・感じですが
相変わらずなのは物欲ですね(笑)
昨日も隣町のリサイクル屋さんに出掛けましたらトランぺッターの1/32P38ライトニングがAmazonの半額で出ていまして心が動きかけましたが・・・
家内と一緒だったので自粛です(笑)

と言う事で最近手に入れたキットです。
AMR 1/43 Maserati Birdcsge Nurburgringと言いますとAMRの中でも人気の有る物ですからもう持っていたんじゃないの?と思われるかもしれませんが実は持っていなかったのです。
先日有る事からマセラティのキットを2個入手して欲しいと依頼が有りましたので知人から売って頂きました。
その時に一緒に入手したのがこのキットなのです。
箱がとても綺麗なのでしばらく眺めていましたが・・・

有る事に気が付きました・・・
このキットは未開封だったのです。
蓋の部分にテープが貼られていますがこれが切られた後も開けられた痕も有りません。
大体この手のキットを買いますとすぐに開けてみたくなるのが普通ですよね。
しかも欠品が有ったら後で困りますからその確認もしたくなるものです、何人の方の手を通って来たのかはわかりませんがその誰もが開けなかったキットというだけでもなかなか珍しいかもしれません。

と言う訳で本日のインプレッションはパッケージの外側からの画像である事をご容赦願います。
蓋の部分のバキュームも日焼けや変色が無く綺麗な物です。
と言う事はこの中の空気は当時のルフ氏の工房の空気が詰まっているという事か??(笑)

マセラティバードケージと言いますとこのボディがまず頭に浮かびますね、それほどイメージの強いボディですが今まで買っていなかったのが不思議な程です。

その特徴的なコクピット内のフレームはこれですが・・・組んで見ないとわからないけど少し省略し過ぎかも・・・
作るなら洋白か真鍮線で作り直した方が良いかもしれません。

ホイールはAMRではよく見るタイプが同梱されていますが・・・ちょっと幅が広い感じがしますね。
ここも自分でホイールを作り直すかもしれませんね〜。

AMRのキットと言いますとアクスルシャフトをシャーシに固定してから若干の調整が出来る様にシャーシに切り目を入れてある物が有りますがこれはまだその様にならない頃のキットの様で切り目は入れていないですね。
シャフトはボディ側で受ける様な構造です。

ボディの一部に有るエンジンの熱気を逃がす為のメッシュはエッチング製が付いていますが少し荒い様な気がします。
このまま使うかどうかは微妙かな・・・実車に合わせるなら編み込んだメッシュの方が一般的かもしれませんね。


同じ様な時期に同じマセラティTipo151LMも入手しましたので近い内にご紹介出来ると思います。
比較出来ると面白いと思います。