Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ホイールの制作Ver.2

2017-03-15 21:16:28 | OM Superba 1927
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今日は定休日2日目です
昨日は比較的良い天気だったのですが今日は朝から冷たい雨が降っています、時々強く降る事が有りましてやっぱり山陰はまだ冬だな〜と感じますね。
早いお宅では冬用タイヤから夏用のタイヤに交換される方がポツポツいらっしゃいますが私はもう少し待った方が良いと思いましてまだ行なっていません。
このままですと春のお彼岸を過ぎてから本格的に交換をしようかと思っています。
そう言えばお知り合いの方でトヨタセリカTA22にお乗りの方がいらっしゃいますが一昨日だったか春を待ちきれずに当方までいらっしゃいましたが途中雨に遭ってしまったと残念がっておられました。
山陰は3月末までは凍結防止剤を撒きますから大切なお車は4月になって一度雨が降ってからの方がよろしいですよと忠告しておきました。
凍結防止剤は始末が悪く水で流しても残りますしボディパネルの継ぎ目等に入りまして内側から、また鉄板が重なった部分からボディを錆びさせてゆきます。
これを完全に防ぐ方法はいまだに有りませんから錆びさせないのが一番の方法ですね。
素人ながら自分で板金塗装もこなしていましたからそれがよくわかるのです。


さて本日も少し遅めの制作開始です。
本日は昨日から予告していました通りワイヤーホイールの制作になりますが、その前にホイールを取り付ける為のシャフトをドラムに取り付けておかなければなりません。
特にリアはドラムらしきものがホーシングの両脇についていますがどうも位置が良くないので削り取ってしまいホイールを止めるためのシャフトを利用してドラムを取り付けました。
フロントはドラムの厚みの中程までの深さで穴がありますからそれを使ってシャフトを取り付けています。

そのシャフトにセンターハブだけを取り付けて見ました、きちんと根元まで入っていますので取り付け強度には問題がないと思います。

まずは実車画像をプリントアウトしてスポークの数を数えます。
表側に近い部分だけで28本のスポークがついていました。
裏側も同じ数だとしますと56本のスポークがついていることになりますね。
本数が近い方が見た感じが近くなりますから・・・少し前に作ったアトランティックのホイール治具を使うのが良いかもしれませんね。

治具を使う前に少しメンテナンスをしておきます。
以前使った時にフラックスが染み込んだ部分が少し膨らんでいましてその部分を削って整えておかないとホイールリムを支える部分が斜めになっていましたので修正いたしました。

いよいよ真鍮線を張り始めます。
センターのハブの下にワッシャーが1枚入れてありますがこれはハブのオフセットを調整するために入れております。
これもまた鉄製なのでフラックスによって錆びてしまいますが・・・無いと奥セットが少なくなってしまいますから大切な治具の一部です。

表側のリムを乗せて上から木片で抑えておいてハンダを流します。
この時点で既に一周ハンダを流して起きましたのでもう簡単には分解しません。
いかがでしょう?

合わせ目に余分なハンダが流れてしまうと表側にもハンダが流れてしまいますから十分注意をしてハンダを流しましょう。
ハンダが少ないとスポークが緩んでしまうのですからこの調整が結構難しい・・・。

リムの外側の部分でデザインナイフでカットします。
スポークがステンレスですとデザインナイフでは切れませんからね〜真鍮線だとこんな場合に楽ができます。

組み上げたホイールはまず水洗いです。
フラックスを付けていますからさすがに真鍮でも酸化します。
酸化すると緑青という青い錆が出ますのでまずは水洗いですね。
塩酸が基本のフラックスですから水洗いで十分除去できるのです。
6個作っていますが使うのはスペアタイヤを含めて5個、1本は予備です。

リムの外周に余分なハンダがついていますのでヤスリで削ってからタイヤを嵌めて見ました。
昔のタイヤなので幅も最小限、ハイトも低めでバイクのようなサイズのタイヤですね・・・。

今、作ったばかりのホイールにタイヤをはめて取り付けて見ました・・・
新しい靴を履いたような・・・感じかな(笑)


フェンダーを散り付けて見ないと良くわからないですね
明日はフェンダーを取り付けてみましょう。