Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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250TRはシャーシをカット!

2013-11-30 21:04:04 | Ferrari250TR NART 1958
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本日は朝5時から出勤して仕事をしていましたので長い一日でしたね~20時間労働??
さすがに良く働きました~!って感じです。
ヘトヘトですな。

250TRを更新しない訳にはいかないでしょう。
エンジンルームを再現する為にシャーシをカットしました。
もう元には戻れませんね~まあハンダ付けをすれば元に戻るかもしれませんがいくら奇麗に研磨してももう元には戻らないというのが本当の所です。

カットすると仮組台の上に固定してバランスを見たいのでスペーサーを削ります。
250TRの場合はフロントノーズの部分が下に下がったデザインですし床下にエキゾーストやサイレンサーが有りますのでフロア裏側の部分では意外に車高が有ります。
今回は4.0mmのスペーサーを作ってみました。

作ったスペーサーを使ってボディとシャーシを仮組台に固定してみました、ホイールはボシカでナローの2スピナーを選択しました。
タイヤはメイクのGTタイヤのフロントを4つ使用しております。
作品には自作タイヤを使いますが一応サイズを確認する為にこれを選択しています。

シャーシのフロントの部分を切ってしまいますとボディとシャーシの固定をする為の前側の止めが無くなってしまいます。
そこでボディの表側から1.0mmの穴を空けて真鍮線を通してシャーシの前側を支えるピンを作りました。
ハンダ付けは裏からではやり難いので表からですね。
この時大切なのはしっかりと溶かす事です、研磨は外側の方がやりやすいですからね~。

内側はこんなふうにシャーシを支えています。
シャーシ側がメタルなのでピンの当たる部分が凹まないか心配ですがここには後々追加する真鍮のフレームが来ますから真鍮同士が当たる事になります、ですから全く心配は要りません。

メインの太い下側のフレームを入れてから補強のクロスバーを入れています。
太い物は1.5mmの真鍮線、細い方は0.8mmですね。斜めに接合する部分は真鍮線を斜めに削っておきますと接続面積が広く取れます。
強度も上がるし見た目も良いですね。

左右のフレームに0.5mmの真鍮板を渡して0.5mmの真鍮線で補強しています。
ここがエンジンマウントになります。

エンジンが当たらない様に中央部をカットします、カットは糸鋸でして歪ませない様に気をつけてカットです。

エンジンを載せてみました・・・
エンジンの下側がシースルーになっていてリアルでしょ?
今の車はエンジンにカバーが付いていまして補機類も多いですからエンジンルームを覗いて地面が見えないですよね昔の物は見えるのです。
この独特のスカスカ感が時代なんですよ~(笑)

エンジンルームに対しての位置関係も確認します。
エンジンの後ろ側にはデスビがきます、またフロント側にも発電機やオイルクリーナー?も来るはずなので隙間を空けておかないと収まらなくなってしまいます。
位置確認は大切ですね、確認が出来てやっと次の組み立てに進む事が出来ます。

エンジンの位置関係を確認出来たらフレームの前側が開かない様にメンバーをハンダ付けしておきます。
このメンバーですが前からのストレスを支えるバーが2本来ますのでくの字に曲げた物が使われています、ここは真っすぐじゃない所を見るとかなりの力が加わる部分なんですね~。

まだ最初の1台を作っているだけなので五里霧中と言う所ですね。
先が思いやられます・・・(笑)

いよいよビンセントブラックシャドウの考察(笑)

2013-11-30 05:52:32 | Vincent Black Shadow
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この所山陰は寒い天気が続いていまして昨日は親戚の葬儀が当たりまして一日中出掛けて来ました。
外を歩く事も多く少々風邪気味かな~
Cafeの方も忙しくこの週末に市内広瀬町の文化協会(私が所属しているのは安来市の文化協会です)さんがイベントを行われる様でパンやお菓子を出品してくれという事で準備をしています。
作り置きはしない方針なので家内は昨夜も遅くまで仕込みをして今朝も5時から出勤しています、ついでに私も出勤して薪ストーブに火を入れたり開店準備を手伝っています。
なのでこんな時間の更新です・・・。

さて余談はこれくらいにしておいていよいよビンセントブラックシャドウの制作方針を検討致しましょう。
インストはこんな紙が付いているだけで部品の取り付け位置がはっきりとしません・・・まあメタルキットならこんな物かな。

このバイクですが実はフレームが最小限しか無いという物らしいですね。
知らなかったけどエンジンがフレームを兼ねている様です。
そしてこちらがフレームで右半分はリアサスペンションのスイングアームになっています。
キットでは動きません、支点はエンジン後部に有る様でして上側のつながっている部分はダンパーでガソリンタンクの下側のフレームに留っている様です。

こちらが特徴的なフロントサスペンションです。
今の一般的な物と比べるとかなり凝った物ですね、一体のメタルの鋳物で出来ていますがキャスト大変じゃないですかね~。

エンジンとフレームを合わせてみますが・・・なかなかピッタリとはいかないです。

なんとメタル製!!のリアタイヤの取り付けはフェンダーと同じくベロの様なステーが付いていてエンジン後部に差し込んでビス止めらしい・・・何と無謀な設計でしょう(笑)
まあ回らなくても良いのであれば見えなかったら良いのかな~!
しかもタイヤがフェンダーに当たってしまいきちんと収まりません、押し込むとメッキが割れそうです・・・。

実車の画像はいくつか有りますが、なかなか奇麗に組むのは難しそうですね。

マフラーやエキゾーストはこのままではシリンダーに付かない・・・メッキしてあるから修正は難しいですね。

希望的と言うか理想的な制作内容を書いてみればホイールのスポークはエッチングなので私的にはやり直しをしたい所、エンジンのフィンは真鍮板で作り直し、メッキ部分は真鍮で作り直しクロームメッキ、フレームは真鍮で精度を高めたものに・・・といくらでも書けるのですが果たして巧く作れるのかな?(笑)
まあ理想は高く持って制作を開始致しましょう。