Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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メッキパーツの確認と組み立てです

2013-11-07 17:35:49 | Lotus Seven S2
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今日は午前中に結構強い雨が降りましたが午後からは天気もよくて気持ちの良い一日でしたね。
植えたタマネギに水をやろうと思っていたのですが、雨が降ってくれたので水やりの心配は無くなりました。
昨日は定休日でしたがその前の日に植えたタマネギは結局1900本に(家内には内緒!)に増えてしまいました。

こんな日はびっしり制作を・・・と思っていましたが今日は島根県の第49回の交通安全大会が隣町の松江市でありまして市役所からバスも出るらしく動員がかかりました。
先ほど帰って来ましたが午前中に行なった制作をご紹介しておきましょう。
スーパーセブンはマイバッハに比べればメッキの少ない車では有りますがそれでもポイントでいくつかメッキの部品が使われています。
まずは、コレです。

実車はここまで光っている感じはないのですが、これ以上細い線では作る事が出来ない為に0.2mmの真鍮線で作りましたが光り過ぎるという事はまだ太いのでしょうか??

もう一つがホイールキャップですね。
ホイールキャップを作る時にもご紹介したはずですがホイールキャップにはいくつか種類が有りましてロータスのエンブレムがプレスしてある物と何もないタイプですね。
キットではホイールキャップをエッチングパーツとして準備してあったのですが肝心のロータスのエンブレムが凸モールドになっています。
実車では凹モールドですのでキットのホイールキャップは使い物にならず・・・
タミヤの1/24にもスーパーセブンが有りますがこちらはエンブレムのモールドのないセブンらしいシンプルな物で好感が持てます。
このタイプを真鍮の丸棒から挽き出してメッキをかけております。

ホイールとホイールキャップの接着ですがホイールを車体に付けてからキャップを付けると自重で下にずれる事が有りますので車体に取り付け前にキャップを接着します。

この段階で取り付けるのが良いか迷う所ですがエアバルブも取り付けておきましょう。

ホイールが完成すると車体に組み込んでみたい誘惑に駆られますが、タイヤがまだ2個足りませんのでお楽しみは後回しです、先に車体を展示ベースに固定する為のスペーサーを削っておきましょう。
この時点で削るのは最終的な組み立てにこれを使ってやれば完成間際に焦ってスペーサーを削らなくて良いのです。
仮組時には高さを調整しながら作業を行いますので高さの変更なども有りますからタイミング的に少々無理が有りますが仮組時に厚みを記録しておけばこの時点でスペーサーを削るのが一番安全かもしれませんね。
今回は車体が小さい事、真鍮線と洋白板なので軽量である事などからそう太い物が必要でないので細目の物を削り出しました。
AMRなどのメタルモデルは重量がかなりになりますので接地面積も大きめにしてシャーシへのダメージが少なくなる様に配慮します。

タイヤのサンプルが完成致しました。
こちらがロータスセブン用のダンロップG5です。
G5はかなり古いダンロップのレーシングタイヤでして私が若い頃?今の様にSタイヤがない頃はこれでサーキットを走っていた物です。

この通りトレッドも・・・G5です。

タイヤが出来たら取り付けたい衝動を・・・押さえて(しつこいな~笑)
リアサスペンションを完成させなければなりません。
セブンのリアサスペンションはリアアクスルのダンパーブラケットの部分から前方のシャーシに向けてテンションロッドが取り付けられています、仮組時には左右とも作っていたのですが片方が行方不明になってしまいまして、探すより作った方が早いと新規に作ってしまいました。
使用したのは0.5mmの真鍮線と内径0.4mm外径0.8mmの真鍮パイプです。

取り付けて見るとこんな感じです。
前側はリアフェンダーの内側一杯一杯で収まる長さで外板を貫通して内側のシャーシで固定されています、後ろ側は多分ダンパーの下側の止めボルトと同じ位置で固定されている物と思います。
余談ですがこのアームですが標準では左右に1本ずつですがより位置決めがカッチリしてあるロータススリーセブンでは左右に上下2本ずつになってリアフェンダーを貫通して長いアームとなっています。
アームの本数を増やす事で確実な位置決めとアームが長くなる事でバンプ時の姿勢変化が最小限となる様に設計されています。
どんな形式のサスペンションでもアームが短くなるとバンプ時にサスペンション特性が大きく変わってしまいハンドリングが扱い難い物になります、セブンのノーマルのアームもフェンダーの中で精一杯長い物になっていますね。

タイヤとホイールを付けてみました。
今日付けたサスペンションアームはほとんど見えなくなってしまいますが、このセブンは模型とは言えタイヤを支える事を実車どおりにサスペンションアームとダンパーユニットで行なう事にしていますのでサスペンションアームは見えなくても良い仕事をしているのです。