Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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昨日はまた新しい家族?が増えました

2013-11-16 17:05:59 | Ferrari250TR NART 1958
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昨日のエントリーの中で「何も無かった」と言うのは本当はちょっと違っていまして午前中に50km程離れた出雲市まで行って来ました。
温泉旅行前にヤフオクでバイクを1台落札しておりましたので引き取りにいって来ました。
バイクはこれです!

ヤマハTZR50と言います。
水冷の50ccでしてノーマルでも7.2ps有ります。

MR50を持っていますが古くて部品がほとんど無い状況でしてヤフオクでも中古品しか無いので無理をして壊しても譲ってくれた友人に悪いからこれからは少し長い距離はこちらで行こうと思っています。
街中とかはMR50でゆっくりと・・・
といってもすぐに乗れる様な物じゃ有りません、エンジン動作未確認・ジャンクで・・・と言う事でしたので整備は必要かと思います。
ただメーターの走行距離は5500kmと少ないのですがそれが正しいのかはわかりません。
フレームには至る所に錆が発生しておりましてMR50よりも新しい事は確かですが手はかかるという事を実感出来るコンディションとなります。
まあ安かったですから仕方が無いでしょうね、楽しむつもりで直しましょう。
欠品も多少有りますから部品を探さなければなりません。
エンジンなどこの通りです、露天で保管していたのかな~?

コイツも帰って来ました。
少々危ない経験をしましたが帰ってくると少し安心する様な気がします。


さて制作は昨日の続きですね。
リアのスペアタイヤストラップに金具を付けておきます。
もうおなじみの作り方ですね~洋白線の0.3mmをコの字に曲げてやればOKです、接着すればストラップが一段と良くなりますよ。

もう一つ気になっている事が有ります
エンジンルームの部品をほとんど付けてない事に気が付かれた方が有りますでしょうか??
実はセブンのコクピットとエンジンルームの間のバルクヘッドにはボンネットを乗せる為の段が付いていますが今までそれを作っていなかったのです。
いや、正確に言えば作っていました。
しかしアルミで作っていた為にこの部分を金属仕上げにする時に洋白素材に作り直すのを忘れていました。
帯金を曲げてボディの形状に合わせます。

板をハンダ付けして出来上がりです、後はステアリングのシャフトが通る穴を開けて補機類を付ける穴を開ければ大丈夫ですね。

ステアリングシャフトを通す穴は斜めになっているので位置関係が微妙です・・・何とかなりました。

ここまで来るとボンネットが気になります・・・。
何が気になるかと言えばボンネットの形状では無くボンネットの表面に入っているヘアライン仕上げの方向が縦方向になっていますがコクピット前部の横方向に統一しておいた方が見た目が良いと判断しましたのでヘアライン仕上げをし直しました。

これで自然に見えるかな?
画像はまだクリアー仕上げをしていないので輝き方が違っていますがクリアーを塗れば質感が揃うはずです、ここはぜひ揃えたい所ですよね。

ノーズコーンの後ろ側とコクピット前側の段が付いた部分にフラットブラックのデカールを貼りました、実車ではここにカウル同士が直接接触しない様にゴムのインシュレーターが貼付けられていますのでそれの表現ですね。

「ステアリングはロータス伝統の赤で・・・」と某ショップの担当からご依頼を頂いていましたので赤に塗りますが、こんな場合クレオスのレッドを普通に塗ってはいけません。
ステアリングや内装のレッドというのは普通の赤じゃないのです。
例えば先日制作したマイバッハは赤い内装でしたが普通のフラットレッドを塗ると色あいが強過ぎて何かギスギスした感じになってしまいます。
マイバッハの場合はレッドにブラックとブルーを少しだけ混ぜて色相を落ち着かせてあります。
今回の場合はレッドとブラウンを混ぜてみました、ブラウンそのままでもレッドに見えない事も無いのですが最近のブラウンは以前の物と色が変わってしまいましたのでレッドを混ぜてよりそれらしい色合いに変えてあります。

ステアリングに塗ってみました・・・レッドに見えますか?
こんな場合人間の目というのはいい加減な物でしてロータスイコール赤いステアリングと言うイメージが有るのでそれらしい色だとレッドに見えてしまう事も有ります。