kotoba日記                     小久保圭介

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川上弘美の文体。

2007年02月02日 | 文学
1月31日の新聞で、川上弘美さんのエッセイが載っていた。
短いものだったので、労働から帰ってゆっくりした時間に、読んだ。
句読点が独特で、正確な言葉が適所に配置されているのが驚いた。
川上弘美さんの「蛇を踏む」以来、何度も本を図書館で借りてはトライしたものの、
どうしても好きになれない作家だった。
ところが、エッセイの文を読んでから、
今日の今夜になっても文体のことを考えている。
そのエッセイは津島佑子の記事と同様、
ソファーの上にずっと置いてあり、
切り抜いて保存するつもりです。

文体とは何か。
高橋源一郎の文体。
大江健三郎の文体。
村上春樹の文体。
三島由紀夫の文体。
高橋悠治の文体。
浅田彰の文体。
綿谷りさの文体。
吉増剛造の文体。
山崎ナオコーラの文体。
中山可穂の文体。
谷川俊太郎の文体。
そういうことを、ずっと考えていた。
川上弘美の文体を読んでから。
今、川上弘美さんの文が面白いと思うのだから、
タイミングは合ってきているのかもしれない。
今度の日曜、図書館で借りてこよう。そうしよう。

コメント
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