聖徳太子研究の最前線

聖徳太子・法隆寺などに関する学界の最新の説や関連情報、私見を紹介します

10月開催の聖徳太子に関するシンポジウムと講演会

2010年09月02日 | 聖徳太子・法隆寺研究の関連情報
 聖徳太子に関する催しが10月に2件開催されます。最初のものについては、末木文美士さんが教えてくれました。

「シンポジウム 聖徳太子信仰の成立と展開」
10月2日(土) 13:00~ 中部大学 三浦幸平メモリアルホール
主催 聖徳太子信仰研究会/共催 中部大学国際人間学研究所

大山誠一(中部大学教授):
「天孫降臨神話から<聖徳太子>へ」
 
吉田一彦(名古屋市立大学教授)
「聖徳太子伝の変貌」

藤井由紀子(一橋大学イノベーション研究センター研究員)
「<聖徳太子>という価値--摂関家の聖徳太子信仰と寺院」 

コメント:曾根正人(就実大学教授)・ 増尾伸一郎(東京成徳大学教授)

という構成だそうです。

一般公開のシンポジウムであって、予約不要・入場無料とのことです。プログラムの詳細および会場へのアクセスについては、ポスターの表裏面に記されています。

もう一つは、光明皇后1250年遠忌関連の催しです。

平成22年度 東大寺現代佛教講演会
10月30日(土)13:30~ 東大寺金鍾会館(東大寺南大門左側)
主催: 東大寺・大仏奉賛会  後援: 朝日新聞社

米田該典(大阪大学教授)
「薬が宝物であった時代--正倉院薬物と光明皇后--」
 
石井公成(駒澤大学教授)
「<聖徳太子架空人物説>の誕生と崩壊--光明皇后による太子関連文物捏造説を正す--」 

後の方の講演の題目は、『<聖徳太子>の誕生』という本と似てますね。こちらも、予約不要・入場無料だそうです。もう少ししたら東大寺のサイトにも掲載されるとか。