先週、家人がおじいさんテニスの仲間から「四郎の初恋」というお菓子を頂いてきた。四郎とは天草四郎のことでお菓子は南蛮柿餅〔いちじく もち〕で、食べると餅は今で言えばグミ(グミはゼラチンで固めますが本品はいちじく果汁と水飴、餅粉をコーンスターチで固めたもの)でした。いちじくは普通、無花果〔いちじく〕と書きますが南蛮柿とも書くのだと初めて知りました。キリスト教を学ぶために1582年(天正10年)にローマに派遣された4人の少年を中心とした天正遣欧使節団を引率したメスキータ神父が1591年ポルトガルからいちじく苗を持ち帰ったとお菓子袋に書かれていました。お菓子の名称「四郎の初恋」といちじくは何の関係もないようでしたが、イメージ的には合っているように思えます。いちじくの木は昔の田舎にはどこの家にも1本は植えてありました。挿し木で繁殖でき手間のかからない果樹だからでしょう。いちじくを捥〔も〕ぐと白い乳液が出てきます。肌に付くとかぶれるので付かないように気をつけたことを思い出しました。
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◆鱧となすフライ ◆南瓜のそぼろ煮 ◆豆腐サラダ ◆わかめの清し汁 ◆ご飯
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