年金生活の中で

　年金生活をしていて暮らしが曲りなりに維持できているのは質素倹約をしているからです。家人が退職して年金収入だけの生活に突入して、お金のことが本当に心配でした。今まで通りの生活と言っても元々、質素でしたけれど更に質素になりました。家人は定年より１年前に自己都合退職したものですから責任を感じ、協力してくれました。住居費は借り上げ社宅のマンションから自分の家に戻りました。気候が良い平塚市に引き続き住みたいと思ったりしましたが変な理由を付けて住居を変えることは不要な出費が増えることになります。だから、今の家で十分だと思いました。光熱費や通信費も契約会社は変えずにその中で最新の情報でコストパフォーマンスをよくしていきました。資産運用については安全性を第一に考え、金融機関などに相談すれば会社利益を優先して勧誘されるのでしませんでしたし、相談するほどのお金もありませんから欲を出さないようにしてきました。健康維持には病気になれば痛い目をして大金が出てしまうので普通の食事と運動に精を出すことに心掛けてきました。病院も儲け主義ですから少しのことでも大げさにして入院だ！手術だ！と不安を煽ります。よく歩き運動をすれば、あとは寿命だと諦める方が賢いと思います。「いざとなれば自宅を売ればいい」と質素にせずに会社時代と同じように刹那的にお金を使ってしまうと後が大変だと思います。「吾唯知足」でこれからも生きていきたいと思います。何が喜びなのと思われるかも知れませんが、普通の中に喜びがあります。それが見えない人もいますが…。

　今日の夕食は、


　◆ヤンニョムチキン　◆チョレギサラダ　◆枝豆豆腐の冷奴　◆とうもろこしと卵のスープ　◆ご飯
　　　～　　～

　　　　　追記：　　「吾唯知足」
　　　　　　　　吾〔われ〕、唯〔ただ〕足〔た〕るを知る
　　　　　《老子の言葉》
　　　　　知人者智（人を知る者は智なり）　　　自知者明（自ら知る者は明なり）
　　　　　～　他人をわかることは智慧であるが、自らをわかることはさらにすぐれた明知である。　～
　　　　　勝人者有力（人に勝つ者は力あり）　　自勝者強（自ら勝つ者は強し）
　　　　　～　他人に勝つことは力だが、自分に打ち勝つことは本当の強さである。　～
　　　　　知足者富（足ることを知る者は富み）　強行者有志（強〔つと〕めて行う者は志有り）
　　　　　～　足るを知ることは真に富むことであり、努力して実行することは信念（行動の基礎となる態度）を培〔つちか〕う。　～
　　　　　不失其所者久（其の所を失わざる者は久しく）　死而不亡者壽（死して而も亡びざる者は寿〔いのちなが〕し）
　　　　　～　自分の依るべき立場を失わない者は永続し、肉体はなくても滅びない者は真に永遠である。　～