郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

蠟梅

2021年01月10日 | 日記

 黄色い半透明の花が蝋細工に似ている蠟梅〔ろうばい〕の良い香りが玄関に薫〔かお〕る。近くのお宅に蠟梅がありましたがそのお宅のご主人がお亡くなりにその後、長く誰も住んでおられませんでした。ただ、植木は正直なもので季節が来れば花を咲かせます。それでも、しだいに手入れの行き届かないお庭は荒れて花もほんの少ししか咲かなくなりました。私たちは蠟梅が植えたい花木の一つでしたから心を痛めていました。さらに昨年、お家が建て替えになり、お庭の花木はすべて無くなってしまいました。残念でなりませんが時の移ろいには勝てません。活けた蠟梅を観ていると実直そうで品のあるご主人の顔が浮かんできました。そして広い南廊下の縁側から蠟梅を満足そうに観るご主人の姿です。~ 臘梅のかをりやひとの家につかれ (橋本多佳子)~

 今日の夕食は、


 ◆和風白菜ロール煮 ◆鰆の南蛮漬け ◆昆布の当座煮 ◆ゴボウともやしの胡麻酢和え ◆ご飯
   ~お出しで使った昆布で佃煮を作りました ~


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