僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

一峯(藤沢)

2022年08月21日 | 麺をいただく

特・醤油そばを頂く。

ほほお。
これはまた、
上品な温麺を頂いているかのような...。
真っ黒なあっさり薄味スープは
ギリギリ魚だしを感じられるように
塩梅が調整されている。

チャーシューは
鳥チャーシュー、牛バラ、豚チャーシューと3種あっておもしろい。
おすすめの平打は珍しくも極細。
ほぼ満点に近いが
好みの違いをしいてあげるとすれば
煮卵の味が薄く
ほぼゆで卵なことくらいか。
穂先めんまを用いる等
具材もかなりこだわったもの。
優しい味わいと
ご夫婦できりもりする家庭的な雰囲気にひかれて
ファミリー客が多い。
これは良店。

キングス(南林間)

2022年08月20日 | ハンバーグをいただく

米沢手ごねハンバーグを頂く。

ゆるーくこねられたハンバーグで
味付けはかなりプレーン。
肉質が細かく
店内のワイルドな雰囲気から期待される
豪快な肉質を期待してしまうと
やや肩透かし。

繊細な味わいで
塩胡椒を強くかけてしまうと
肉の味が負けてしまうので要注意。
卓上には豊富な調味料がズラリ。

ここまでの品揃えは見たことがない。
お好きなソースであなた色に染めて下さい
かもしれんけど
何某かの主張がほしかったな。
スープ・ライスおかわり自由で
+300円でガーリックへの変更可。

草枕(新宿三丁目)

2022年08月19日 | カレーをいただく

ナストマトチキンカレーを頂く。
途中で
うわ!
すげえ!
詰んだ!
とおもうような行列に出会うが
ご安心召されい。

こちらは金色不如帰さんのもの。
スパイスと膨大なおろし玉ねぎだけでできた
ものすごくシンプルなカレー。

おおお
ニューデリーに降り立ったあの日と同じ香りがする!
ご飯は日本式で
大地の何某という品種。
あえて日本式ももってくるとはなかなか狙っとるのお。

肩肘張らずに
あえてフッと外したようなところに
ご主人のユーモアを感じることができる。
トマトを口の奥の方で潰すと
とんでもなく暑いトマト汁が喉を直撃し
悶絶するはめになるので注意!
帰りがけにラッシー無料券を頂ける。

支那そばはしご(八丁堀)

2022年08月18日 | 麺をいただく
だんだんめん+無料ライスを頂く。
日本橋界隈でありながら
この辺りの営業時間のセオリーをガン無視して
深夜もやっている稀有な存在。
相変わらずカップ麺のような
深みのないスープに淡白な細麺で
まったくもってタイのトムヤムクンカップ麺を彷彿とさせる。
ところがそれだけで終わらないのが
こちらのだんだんめんで
辛さ=旨さといえる不思議なスープ。
ネット民を見ると
辛さの調整・トッピングのマシ・パイコーがスタンダードなど
それぞれの味を作り上げており
ラーメン二郎のもつ文化に通ずるものがあるが
個々がこっそりと楽しむあたり
二郎文化よりも好感が持てる。
もはやデフォルトで頂くのがちょと恥ずかしい。

かがみの孤城(辻村深月)

2022年08月16日 | よむ
中2の娘の読書感想文を
今年は俺推薦としてみた。
作者・タイトル・扉絵
全てが中2向きかなと思ったんだもの。
案の定というか
主人公も女子中学生だったりして
ジャケ買い文庫にしては大当たり。
辻村深月は凍りのクジラで
印象がすこぶる悪く
のび太の月面探査を書いたとはいえ
途中で寝てしまうくらい退屈だったし
とにかくあまり印象がよくない。
内容的にはいくつもの仕掛けで読者をミスリードさせ
どんでん返しで楽しませる
直木賞作家に相応しいもので
児童小説としても秀逸。
予想のつく仕掛けで
読者をニヤニヤさせるものもあれば
あっと驚く展開のものもある。
1カ月ごとに章が分かれているところも
順序だてて読むのに使いやすく
結果、
規則正しく夏休みを過ごす
予定作りにも使えて
いくつもの意味で
夏の1冊に相応しかった。