僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

東山めぐり

2022年06月11日 | ぶらぶらする
まずは鹿苑寺金閣。
そのわかりやすさはなんといっても洛中一であり
小学生の人気ナンバーワンであるが
大人になるとみんな離れて行ってしまうという
ある意味ウサギはかわいいだけ。
に匹敵するルッキズムの申し子のようなお寺。
初めて来たのは小学4年生、
次に来たのは6年生。
続きましては龍安寺。
石庭の模型によると
15の石があるそうだが
絶対に14しか見えないことで有名。
大学生の時に来て以来だ。
吾、唯足るを知る。
つくばいもあの頃のままだなぁ。
最後に清水寺。
まあなんと言うか
京の原宿といった賑わいだな。
ここから見てください!
の狙い通りの設計が素晴らしい。
音羽の滝は
コロナのおかげで
随分と飲みにくくなり
行列の長さも長くなった。
ただ滝に指を浸して
自然乾燥させる願掛けってのが
昔あったと思うのだけれど
全く目にしなかったな。
時の移ろいとともに変わったということか。
それよりも嬉しかったのがこちら。
阿弖流為とモレの碑。
まさか京都で陸奥の英雄の影を見ることになるとは。
空いた時間でお隣の高台寺へ。
こちらは地味ながらいろいろとゆかりも多く
まずは
ねねが亡夫秀吉を弔うために家康の許可を得て建立し
庭はご存じ小堀遠州の作、
へうげものにも登場する茶室
傘亭・時雨亭が現存し
なんといっても御陵衛士の二つ名「高台寺党」
で知られるように
伊東甲子太郎や藤堂平助が最後の半年を過ごしたのが
高台寺月真院。
京都はどこを歩いても歴史が詰まっていて
飽きることがありませんなぁ。