僕の前世はたぶんオランダ人。

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中央分水嶺トレイル後半(霧ヶ峰)

2021年08月12日 | ぶらぶらする
本日の行程は
三峰山1888mビバークポイントから
和田峠1531mを経て霧ヶ峰1925m
のどこかにビバークポイントをみつけるまで
の中央分水嶺中域トレイル6時間30分。
6時テントを撤収して
誰も歩いていない
分水嶺トレイルの後半スタート!
今日は崩れるらしいからなぁ。
とにかく水の補給を第一に考えねば。
和田峠に向けて
緩い尾根道を下る。
途中シカを発見!
ピイッと鳴いて
獣臭を残して姿を消した。
7時半中山道へ到着。
ひろーい棒道。
歴史はここを通ったのだなぁ。
細い藪道を抜けると
待ちに待った和田峠茶屋1531m。
外に自動販売機もあったが
無理を言って開けてもらい
水を分けて頂く。
ありがとうございます!
付近の湧き水「黒曜の水」。
日中の持ち運びは保証できないとのこと。
煮沸して頂くことにしよう。
8時和田峠スタート。
八島湿原に向けて上る。
なだらかな登りが続く。
だーれともすれ違わない・・・。
電波塔のある小さなピークをいくつも超えて
徐々に高度を上げてゆく。
昨日の朝出発した
美ヶ原の電波塔ははるか向こう・・・。
10時鷲ヶ峰1798m到着。
八島湿原からハイキングの老夫婦に
いろんな話を伺う。
若いころは相当鳴らした登山家のようす。
うらやましい・・・。
霧ヶ峰へいくなら湿原の横を通るよりも
遠回りして湿原を見下ろす
山彦尾根ルートがおすすめとのこと。
先輩のおっしゃることだ。
早速そうさせてもらおう。
11時
鹿よけの金網を抜ければ
そこは八島湿原。
鷲ヶ峰を振り返る。
地図上で行程をみると
上り1時間、下り40分。
そこそこ高低差あったのね。
湿原に入ると
さっそく蝶がお出迎え。
いいところだなぁ。
花もお出迎え。
いいところだなぁ。
湿原の木道を時計回りに歩く。
いいところだなあ!
湿原ってあまりきたことないけど
いいところだなぁ!
11時半。鎌ケ池。
奇麗なんだけど
いろいろ入り込んで
写真撮りづらい・・・。
山彦尾根への分岐トイレ。
めっちゃきれい!
トイレがだけど。
すごくいいトイレだ。
八島湿原北門の金網を抜けて
山彦尾根、ゼブラ山を目指す。
とりあえずひざ丈のクマザサを抜けてゆく。
だらだらとした緩やかな登り。
湿原を眼下に
目線に蓼科と霧ヶ峰とを眺め
蝶々深山の尾根と並行して歩くと
あっというまに12時半ゼブラ山1776m。
老夫婦のいうとおり確かにいい道だ!
進むほどに霧ヶ峰が近づく。
天候が崩れる前にテントはりたいなー。
13時山彦谷北の耳1829m。
おおー。
双耳峰か!
霧ヶ峰山頂のドームまであとちょっと!
北の耳があれば南の耳がある。
13時15分。
南の耳1838m到着。
風が強い。
左手にはリフトが見えてきた。
なるほど。
冬はスキー場なのね。
トボトボと高原を行く。
この辺りもまだまだ中央分水嶺トレイル。
霧ヶ峰もいよいよ近い。
ここまでくると完全にとらえた感がある。
14時車山乗越。
西に向かうと蝶々深山へ向かう
なだらかなピーク。
小雨がぱらついてきた。
人影もまばら。
ここから先は車山まで車道をタラタラ上るのみ。

とはいえこのタラタラが一番きつかったりもする。
なんだろう
この棒は???
整備された道ほどきつい!
石段をあえぎながら上ること20分。
雨の中
15時リフト車山山頂駅1910mへ到着。
緊急避難所!
これはいいものを見つけた。
リフトの係員さんに
ビバークを申し出ると快くOKを頂けた!
ありがとう車山!
広々としてるし

ストーブもある!
トイレだって超キレイ!

幕営からすると
降ってわいたような三ツ星ホテル!
火力は屋外でと言われたので
玄関先でね。
それでも完全に★3つだ!
快適な緊急避難生活から一夜。
翌朝の車山は完全に雨・・・。

天気にもギリギリ助けられたトレイルだった。
後輩くんの車で拾ってもらいトレイル終了。
下山は無謀にも都内で深大寺そばを手繰ることに。
さっきまで長野にいたのに
なぜ都内に戻ってまで蕎麦・・・。
ご当地のおぼっちゃまおすすめの
大師茶屋。
とろろ蕎麦を頂く。
疲れた体に
スルスルっと喉を通るとろろ。
うまし!