僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

ミレニアム1(スティーグ・ラーソン)

2018年10月13日 | よむ

2011年のベストセラーを

いまさらながら手に取ってみる。

3部作を書き上げた後

売れ行きを見る前に

作者は他界していたのね。

ダメ記者くんには共感できるが

天才ハッカーはちょっと無双すぎてきつい。

もちろんおもしろいのだけど。

フランスのベストセラー「その女アレックス」

のときも思ったのだけれど

日本のミステリーが事件そのものに焦点を当てるのに対し

外国のミステリーは事件を1つのイベントとしてとらえ

事件前後に主眼をおいて

その影響・変化を描いているところが興味深い。

しかし読んでいて

日本とスウェーデンには共通点も多いことを知ったのが一番の収穫!

どっちも王国だったり

精密機械に強かったり

小国発→世界へ!

が多かったり!

ボルボ、エリクソン、H&M、イケア!

フーディニ、ホグロフス、ピークパフォーマンス!

最近人気のキツネ印のリュック!

ムーミン!

はフィンランドか・・・。

しかし本1冊で遠い北欧に

ここまで親近感がわくとは・・・。

時間をおいて

続編にも挑戦してみよう。