福島第一原発のニュースが減りつつあり、順調に撤去作業が進行しているのかと思えば、またしても、ポンプ4台の誤作動で、汚染水200トン強が建屋地下に逆流したと言う。
福島原発のニュースが減っているように思っているが、タンクの水漏れで汚染水の移動を慌ててする、などと言った記事が月に数回は発生している。
考えてみれば福島原発の汚染水は、筆者の住む周辺の土木工事で噴き出す地下水の処理とは訳が違うのだ。
東京新聞の共同通信配信記事では、「東電によると、移送中の汚染水には放射性セシウムが1リットル当たり3700万ベクレル含まれていた」と、その濃度の強烈な数字が表記されていたが、読売新聞の東電の会見記事からは、放射線濃度はものの見事に消されている。(下の添付記事参照)
読売新聞の読者は、この汚染水の危険性など、さして感じないであろう。
おそらくこの汚染水は、作業員が直接触ることなど出来ず、汚染水のたまった部屋には近寄る事も出来ず、この周辺の作業環境の危険性は想像に難くない。
聞くところによれば、放射線被爆許容量をオーバーする現場熟練作業員が増えつつあり、素人に近い作業員と交代せざるを得ず、今回のような単純な作業ミスが発生する要因と言われている。
現場を熟知した作業員が、被曝線量オーバーで、交替せざるを得ないと言う厳しい現実を抱えているのが、まさに放射能被害が発生した場合の、非常に厄介な現場の現実だ。
そのうち、この危険な作業現場で働ける人たちが大幅に減り、作業指示をする人たちもいなくなり、それこそ安倍首相がオリンピック誘致の際に、大見えをきった、アンダーコントロール状態の大ウソを、世界に公表しなければならなくなる。
ひとたび事故を起こした原発の危険性を、知ってか知らずか、国内原発の再稼働や海外に原発を売り込もうとする政府のエネルギー政策に、私たちはもっとNOを突きつけなばならない。
(東京新聞電子版 共同通信提供より貼り付け)
汚染水203トン建屋地下に流入 ポンプ誤作動「外部漏えいない」
2014年4月14日 12時06分
東京電力は14日、福島第1原発の汚染水処理で、使う予定のないポンプ4台が動き、移送先ではない「焼却工作建屋」と呼ばれる建屋の地下に高濃度汚染水約203トンが流入したと発表した。
この建屋の地下は外部とつながっておらず、周辺の地下水の放射性物質濃度に変化がないことから、東電は建屋外への汚染水漏えいはないとみている。ポンプが動いた原因を調べている。
東電によると、移送中の汚染水には放射性セシウムが1リットル当たり3700万ベクレル含まれていた。
10日ごろから、本来の移送先である建屋の水位が下がるなど一部の建屋の水位が不自然な変化をしたため調査を実施した。
(読売新聞電子版より貼り付け)
汚染水200トン、別の建屋へ…ポンプ誤作動
2014年04月14日 11時24分
東京電力は14日、福島第一原子力発電所1~4号機の高濃度汚染水を処理する三つの建屋で、ポンプ計4台が誤って作動し、汚染水約200トンが本来の移送先ではない場所に流入したと発表した。
4台のポンプは設置場所でスイッチを操作するため、東電はなぜ誤作動が起きたのか調べている。建屋外への漏出はないという。
東電によると、同原発1~4号機の地下にたまった汚染水は、4号機南側にある「プロセス主建屋」と呼ばれる建物などにいったん貯留して浄化装置に流している。放射性物質のセシウムを含む高濃度汚染水で、東電は10日、水位調節のため、隣接する別の建屋からプロセス主建屋へ汚染水を移送した。ところが、移送後もプロセス主建屋の水位が減り続けたため、原因を調べたところ、汚染水が逆流したり、本来の移送先ではない「焼却工作建屋」の地下に流れ込んだりしていたことが13日に分かった。
(貼り付け終わり)
福島原発のニュースが減っているように思っているが、タンクの水漏れで汚染水の移動を慌ててする、などと言った記事が月に数回は発生している。
考えてみれば福島原発の汚染水は、筆者の住む周辺の土木工事で噴き出す地下水の処理とは訳が違うのだ。
東京新聞の共同通信配信記事では、「東電によると、移送中の汚染水には放射性セシウムが1リットル当たり3700万ベクレル含まれていた」と、その濃度の強烈な数字が表記されていたが、読売新聞の東電の会見記事からは、放射線濃度はものの見事に消されている。(下の添付記事参照)
読売新聞の読者は、この汚染水の危険性など、さして感じないであろう。
おそらくこの汚染水は、作業員が直接触ることなど出来ず、汚染水のたまった部屋には近寄る事も出来ず、この周辺の作業環境の危険性は想像に難くない。
聞くところによれば、放射線被爆許容量をオーバーする現場熟練作業員が増えつつあり、素人に近い作業員と交代せざるを得ず、今回のような単純な作業ミスが発生する要因と言われている。
現場を熟知した作業員が、被曝線量オーバーで、交替せざるを得ないと言う厳しい現実を抱えているのが、まさに放射能被害が発生した場合の、非常に厄介な現場の現実だ。
そのうち、この危険な作業現場で働ける人たちが大幅に減り、作業指示をする人たちもいなくなり、それこそ安倍首相がオリンピック誘致の際に、大見えをきった、アンダーコントロール状態の大ウソを、世界に公表しなければならなくなる。
ひとたび事故を起こした原発の危険性を、知ってか知らずか、国内原発の再稼働や海外に原発を売り込もうとする政府のエネルギー政策に、私たちはもっとNOを突きつけなばならない。
(東京新聞電子版 共同通信提供より貼り付け)
汚染水203トン建屋地下に流入 ポンプ誤作動「外部漏えいない」
2014年4月14日 12時06分
東京電力は14日、福島第1原発の汚染水処理で、使う予定のないポンプ4台が動き、移送先ではない「焼却工作建屋」と呼ばれる建屋の地下に高濃度汚染水約203トンが流入したと発表した。
この建屋の地下は外部とつながっておらず、周辺の地下水の放射性物質濃度に変化がないことから、東電は建屋外への汚染水漏えいはないとみている。ポンプが動いた原因を調べている。
東電によると、移送中の汚染水には放射性セシウムが1リットル当たり3700万ベクレル含まれていた。
10日ごろから、本来の移送先である建屋の水位が下がるなど一部の建屋の水位が不自然な変化をしたため調査を実施した。
(読売新聞電子版より貼り付け)
汚染水200トン、別の建屋へ…ポンプ誤作動
2014年04月14日 11時24分
東京電力は14日、福島第一原子力発電所1~4号機の高濃度汚染水を処理する三つの建屋で、ポンプ計4台が誤って作動し、汚染水約200トンが本来の移送先ではない場所に流入したと発表した。
4台のポンプは設置場所でスイッチを操作するため、東電はなぜ誤作動が起きたのか調べている。建屋外への漏出はないという。
東電によると、同原発1~4号機の地下にたまった汚染水は、4号機南側にある「プロセス主建屋」と呼ばれる建物などにいったん貯留して浄化装置に流している。放射性物質のセシウムを含む高濃度汚染水で、東電は10日、水位調節のため、隣接する別の建屋からプロセス主建屋へ汚染水を移送した。ところが、移送後もプロセス主建屋の水位が減り続けたため、原因を調べたところ、汚染水が逆流したり、本来の移送先ではない「焼却工作建屋」の地下に流れ込んだりしていたことが13日に分かった。
(貼り付け終わり)