結婚生活に踏み切れないような雇用不安が蔓延していることを、政治家や財界はどのように受け止めているのだろうか?
正規社員でないことは、賃金の差、ボーナスや諸手当の差も問題だが、何と言っても雇用が保証されないことが決定的な違いだ。 もちろん社会保険などの適用もままならない現実だ。
雇われるものと雇う側で立場の差が大きすぎる。
たとえば派遣社員で見れば、はじめから雇用の不安定は仕方ないと容認する雰囲気 . . . 本文を読む
努力した人としなかった人、成果を出した人と出さなかった人に差ができるのは当然だし、それはおおむね社会に受け入れられている。
年功序列はもはや前時代的な制度になって、仕事のできる人が上司になって、年長者が使われる立場になるのが不思議でなくなった。
ひるがえって最近の格差問題を見ると、給料が上がった下がったとか地位がどうなったとかいうレベルのことではない。
社会のさまざまな分野で二極化が取り上げられ . . . 本文を読む
旧日本道路公団の工事で談合した企業に対して、違約金を支払うよう求めていたが、「官が主導した談合であり請求は不当」 であると大手4社が支払いを拒否しているということだ。
確かに、一番責任のある役所の責任はどうなっているのかという疑問は、民の処罰では解決しない。官側の人間は傷を負わないで、いつもうやむやに終わる。
さてこの結末がどうなるか注目したい。 これを機に官側の責任を洗い出すことになってほしいも . . . 本文を読む