ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

藤山上空で消息を絶ったまま・・・・・・・・!!!

2009-11-20 07:38:37 | Weblog




貪よりとした朝、気温は氷点下5℃くらい、
昨夜も雪は降った。

夜中に「ルゥ」が騒ぐので、何かと時計を見たら4:00時だった。
そうかそうかと厨房のストーヴを付けて、も一度、時計を見たら
1:20分くらいだった。キツネに摘まれたような気分で、布団を被った。

5:00時には「おしっこ・おしっこ」が始まるので、コートを着て暗闇に
お付き合いする。その後、いつも「ルゥ」は全開状態で、早く厨房に行こう!!”
と催促する。腹が減っているのだ!!・・・・・・・いつでも・・だけど。

朝食が終れば、人がまだ食べているのに、こんどは「お散歩・お散歩」が
始まる。何度も「ちょっと待って!!」を繰り返して、白銀の世界に
飛び出す。

今日は、曇り空だったけど、穏やかだなと感じた、
でも、高い木の先っちょを見ると、ゆ~~ら・ユ~~ラと大きく揺れている。
上空は風が速いのだ。

「飛ぶもの」が好きな私は、以前子どももそっちのけで、模型の飛行機に
凝った時期があった。前のグランドは持て来いの滑空場で、あの機種、
この機種と、電池式モータのラジコン飛行機を、唐松の木にひっかけたり
白樺の木にひっかけたりしていた。

夕方、風は落ちる、日が沈むまでの時間帯に、大空目がけて、離陸させる。
グランドレベルでは、風は殆ど無風、ところが上空30mも上がると、非常に
強い風が吹いていた。機首を風に立てても、電池式モーターでは、馬力が
足りずに同じ場所に留まっているのがやっとだった、
それを、3000坪のグランドに下ろすテクニックに燃えた。

けど・・・・。

ある夕べ、件の双発機が上空、豆粒くらいまで一人で上昇してしまった。
慌てた・・・・・。
凄い風が吹いている、もう、そうなると、機首がどっち向いているのやらも
下からでは、判断出来ない、どんどん風に流されて、視界から消えた・・・。
ジムニーに飛び乗って、森の遥か上空を飛び去って行く双発機を追っかけた、
でも、ダメだった。双発機はその夕べ、藤山上空で消息を絶ったまま、
二度と発見されなかった。

今でも、その辺りの森を歩く時は、木の枝に引っかかっていないか・・・と
探している、もう10年くらい前の話だけど、それ以来、模型飛行機は手に
していない・・・・、大振りのラジコンだけが手元に残った。

そう、上空の風は、予想以上に強いことを、学んだ。

今日は、札幌で2~3件用をたしてから、出張帰りの妻を千歳にお迎えに行く、
家には、煮込み上がった土鍋一杯の「おでん」が待ち受けている。
天気予報は,雪、気温もそれほど上がらない・・・・。
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