ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

マフラーから「バホンッ」と火を噴いて・・・・・・!

2009-11-07 06:59:23 | Weblog


割りと暖かな穏やかな朝だ。
「ルゥ」とお散歩に出たけど、この一週間で木々の葉はすっかり
全部落ちて、森や林は景色が一変していた。
そんな透け透けの枝や幹越しに、月が西の空にぼんやり見えた。

歩みを進める内に、東の丘陵の線上にまるで夕日?のような
大きな「朝日」が赤々と登り始めた。
しばし「ルゥ」も・・・引き綱を持つ人間も・・・・
呆然と立ち尽くした。「おひさま・・あさひ・・・たいよう・・・」と
「ルゥ」に教えた。

道はそのまま、深い沢に下ってゆくので、夕日のような朝日は
一度、丘陵の縁から姿を消した。振り返ってみると,西の森が赤く焼けていた。
唐松は、まだ、赤茶色の葉を残している、
唐松がすっかり葉を落とせば,「根雪」になると教えられた。

農家の軒先には大根がぶら下がっている。
林の一番高い木のてっぺんに、鳶だか鷲だか姿形の良い鳥が
とまっている。山々には先日降った雪が残り、羊蹄山は傘雲がすっぽり
覆い被さっていた。

詩情ゆたかな晩秋の朝の景色だけど、
空気の匂いまでもが穏やかな?
そんな朝になった。

昨日は,発表会で参加する曲をプログラムの1番から,繰り返し
おさらいした。主に伴奏が多い、ソロを演奏するのは19番目とか・・・。
それでも10曲以上ステージに上がる。

ブルトーザーは、始め難色?を示したが、エアー抜きをしてセルモータを
回したら、マフラーから「バホンッ」と火を噴いてエンジンが始動した
一瞬、もう終わりか・・・とビビったけど、無事に動き始めた。
エンジンオイル/不凍液/クラッチオイル/作動油/キャタピラの弛み
とかを点検して、バケツがお日様の方に向く位置まで回転した。
座席のシートが朽ち果てて、座るポジションが随分下がってしまう。
屋根のブルーシートが先日の台風でめくれている。
チェックをしてエンジンを止めた。

「エンジンオイルと不凍液さえ,絶やさなければ・・・」と教えられた
通り、20年以上前に,既に結構な中古で購入した,鉄の塊は、未だに
動き続ける。そう、この国で結構使い古した「らんくる」や「さふぁり」と
いった車が,彼の国ではバリバリ仕事をしているのだから・・・・・。
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