通学路に子供たちの歓声が戻ってきました。
年中休日の私(82歳の老人)には「十日間の超大型連休」も平日並みのできごと
ですが、登校する子たちのはしゃいだ甲高い声を聞くとなぜか心が高ぶります。
さて、平々凡々のGWでしたが特記することをあえて探せば、母の祥月命日
(5月6日)に兄妹が集まって簡素な法事を営み母を偲んだことです。
私の母は戦中戦後の物資のない、日々の食べ物にすら事欠く時代に、私達7人
兄妹を育ててきました。
その苦労は筆舌しがたく、どん底の貧しい生活苦をなめてきました。
母は一番末の妹が高校を卒業したとき、ちょうど生活苦から解放されてほっと
一息つけるようになった時、胃がんで他界しました。享年67歳でした。
本人もまだまだ若く、私の子(母には孫)の守をしながら、自分の趣味を楽し
もうと思っていた矢先のできごとでした。
33回忌の法要も一昨年に済ませていますが、それとは関係なく毎年母の命日
には兄妹集まりささやかな法事を行っている私達です。
仏前には必ず神戸亀井堂の「瓦せんべい」と「ヨモギ餅」をお供えることに
しています。
母親は神戸の裕福な家庭育ちでしたので私たちによく神戸の話をしていました。
亀井堂の瓦せんべい、高砂屋のきんつば、モロゾフのケーキ等々懐かしがって
いました。
だから法事の粗供養には「瓦せんべい」を欠かさないことにしています。
ヨモギ餅は母の自慢の手作りのおやつでした。
世間では母の日は5月第2日曜日ですが、私達に5月の連休が母の日なのです。
さて、今回のブログの後半は今週出会った季節の花、アヤメとカキツバタです。
「いずれがあやめかかきつばた」という言葉があるように区別がむつかしい花。
写真の上がアヤメ、下がカキツバタです。
花の形も色合いもよく似ていますが、よく見ると花びらの基のところがアヤメは
「網目状」の模様があり、カキツバタは「白」の目方があります。それが区別の
目印です。
鑑賞できる場所としては、アヤメは私の家の近くからでは「竜安寺」の池のほとり。
池のほとり、水中に根付いて咲いているように見えますが「排水の良い
陸上の乾燥地」を好みます。
ついでですが竜安寺は今、青もみじが見頃です。おすすめです。(500円必要)
竜安寺の手前、きぬかけの小路とその手前の立命館大構内や衣笠山も緑いっぱい。
次は「カキツバタ」、上賀茂の「太田神社」のカキツバタがこれから見頃です。
ここは5月中旬~下旬が見頃です。300円必要です。
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