草花探訪

季節の草花苗づくり

師走の風物詩その1

2018年12月12日 | 花の写真

12月早々までの記録的な暖冬から一気に冬将軍がやってきた感じです。

早朝ウオーキングで出会う人の服装や交わす挨拶ではく息の白さからも、もうすっかり真冬

が感じられます。朝くらい5時過ぎに家を出るのには随分気合が必要です。といっても

一日おきの事ですが。

 

秋が深まる頃からは近所に住む中3の孫も最近はすっかり姿を見せ無くなりました。

受験勉強で塾通いに追われているようです。

我が子(孫の親)が受験生であった40数年前の頃、私たち老夫婦は受験生の親である

と同時に中学校の教師でした。

その頃は今と違って中学卒業後すぐに社会に出る生徒がクラス平均数名おりました。

社会は労働者不足でしたから中卒生徒を”金の卵”ともてはやす風潮がありましたが、

経済的な理由で進学を断念する生徒の中には心落ち着かず、すさんで問題行動を起

こす生徒もあったりして、指導に苦慮した時代でもありました。

孫の進学の話はどうしてもよそ事のようになってしまい、ついつい教職であったその頃

の苦労話や思い出話に弾む私たちです。

 

さて、今週も師走の風物詩を求め、カメラをぶら下げて校区の神社仏閣に足を運んだ

報告に移ります。

まずは北野天満宮の中門に飾られる「干支の扁額」です。

縦3m横5メートルの大きさ、毎年三輪画伯が奉納されています。掲げられたのは

6日、これをくぐると師走が来たと思います。

 

もう一つは千本釈迦堂の「大根炊き」です。

上京区の千本釈迦堂(大報恩寺)で今年も釈迦が悟りを開いた「成道会」に合わせて

7.8日の二日間大根炊きが行われました。

この大根炊きのいわれは「鎌倉時代の僧侶慈禅が大根に梵字を書き”魔除け”として

参拝者にふるまったことに起源をもつとされています。

両日とも門の外まで人が並び大変なにぎわいでした。

一椀(大根4切・おあげ2枚)で1000円、お持ち帰り用としてタッパー(150円)、

求める参拝者であふれていました。(私もその一人)

大根を食べると「中風除け」になる、「病気を避ける」ことができると言われています。

私はそれをまるごと信じているというほどの熱心な信者ではありません。

でも、女房と昼食時に味わいながら「今年も大過なく過ごせたのはこの大根のおかげ

かも」と会話できることに小さな喜びを感じたことも確かです。

今回もTVのクルーが何組も来ていて撮影していました。夕方、関西のどのチャンネル

も放映していました。

私のような素人カメラマンも多くきていて、湯気が上がった大なべ(直径1m)から

お椀によそう所を写そうとごった返していました。

私は場内整理など係の人の多くは顔見知りと言うこともあって、今回は湯気が立つ

大なべから小椀に取り入れるところを撮影するために近づくのは遠慮しました。

 

最後に北野天満宮のモミジの風景を。(先週は永観堂の、先々週は大覚寺、その前は

源光庵のモミジを紹介)、肝心のおひざ元の天満宮のモミジの紹介を忘れていました)

     

今秋はあったかたおかげで色づきもゆっくり進み楽しむ期間が長いでした。

お土居・紙屋川沿いのモミジの有料公開は1週間延長され12月6日まで。


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