55年前の今日のことを忘れていない。大学4回生でした。大学の友と「アンポーハンタイ」
と声いっぱい叫びながら集会に参加していたことを。
1960年の日米安全保障条約改定を阻止しようと、デモは労組・学生一体となって全国
津々浦々に広がり、その熱気が結集して国会周辺を人で埋め尽くす一大デモで騒然と
なっていました。
あれから55年が経過した今、今朝の新聞の見出し「安保法案 与党きょう単独採決」の
活字を複雑な気持ちで読んでいる私は80歳手前の老人、でも、決して無関心でいるの
でも、あるいは強行しようとする今の政府を支持するものでないことだけは言っておきたい。
さて、七夕の日の京都の最高気温は24、3度でしたが、その翌日からの猛暑日あるいは
それに近い高温には辟易しています。と言って梅雨が明けたのではないのです。
そこで、梅雨明け間近を知らせる風物詩をいくつか探してみました。
まずは「立葵」です。別名「梅雨葵」とも言います。梅雨入りのころに咲き始めます。
下の写真は6月中旬、植物園で写したものです。
上の写真は7月11日にうつしたもの、2~3個蕾を残すだけで、これより下は
枯れた状態でした。
次に梅雨明け間近、夏本番を知らせる風物詩は「蝉」です。今年の初鳴きを聞いたのが
7月5日、それから一週間ほどしか経過していないのに、早朝ウオーキング途中、5時半
過ぎに立大構内の木立の中から「シャンシャン」とクマゼミの大合唱が始まります。
早朝からのクマゼミの大合唱、時には耳障りに思うこともありますが、子供の頃
神社の木立の中を長い虫取り網を持って蝉取りに興じたこと、体が大きく透明で
きれいな羽根を持つクマゼミをとらえて喜んだことを懐かしく思い出しています。
最後に今週の花、「向日葵」(ヒマワリ)です。
夏の始まりを知らせる花の代表格です。ヒマワリの名は花が太陽を追って回る
ということに由来しますが、実際は生育が盛んな若い時期だけで、花が咲いて
からは動かないのです。
アメリカ原産の大型の一年草。インカでは太陽神の象徴とみなされていること、
ヨーロッパではゴッホのひまわりで有名なようにいろんな画家が描いていること
、種子は食用にしたり絞ってヒマワリ油として活用していることなど話題も豊富。
植物園にはいろいろな種類のヒマワリが栽培されていますが、噴水のすぐ近くの
背丈約3メートルの「ロシア向日葵」(上の写真)を始めほとんどが実をつけて頭
を下げています。
向日葵の花を写真に撮るのは本当に難しいです。イメージとしては青空を背景に
太陽に向かって咲く姿をと思うのですが、描いたような構図の花には出会えません。
ほかの花の写真と同じように背景色を工夫して写してみようと試みるのですが。